auひかりを検討していても、毎月の支払額や工事費、オプション代まで含めるといくらになるのか分かりにくいところがあります。

auひかりの月額料金は、戸建て(ずっとギガ得プラン)ならネットのみで1年目5,610円から始まり、3年目以降は5,390円まで下がります。

スマホセット割や工事費の割引を満額受けるためにauひかり電話(月770円)を付けた場合は、1年目が月6,380円、3年目以降が月6,160円です。

マンションは建物に入っている設備と契約数によって料金が決まり、代表的なタイプV(16契約以上)ならネットのみで月額4,180円(電話込みは4,950円)から利用できます。

実際の負担額は申込窓口のキャッシュバックや月額割引によっても大きく変わるため、初期費用や3年間の実質総額まで順番に見ていきましょう。

auひかりの月額料金の中身と請求先

auひかりの月額料金は、光回線の利用料、プロバイダ料、宅内機器(ONU・ホームゲートウェイ)のレンタル料を1つにまとめた金額です。

フレッツ光のように回線事業者とプロバイダへ別々に支払う手間はなく、毎月の請求は契約したプロバイダから1本にまとまって届きます。

ただし、ホームゲートウェイに内蔵されているWi-Fi(無線LAN)機能は別料金(月660円、スマホ割適用時は月330円)です。

市販のWi-Fiルーターを自分で用意してホームゲートウェイにつなぐなら、内蔵Wi-Fiのオプション料金はかかりません。

この記事で紹介する基本の月額料金は、au公式のプロバイダ(au one net)で口座振替またはクレジットカード払いにし、月110円の割引が適用された金額です。

プロバイダにGMOとくとくBBを選んだ場合は、初期費用や毎月の月額料金をGMOとくとくBBへ支払う仕組みで、auスマホなどの利用料と合算するKDDIまとめて請求も選択可能です。

戸建て(ホーム)の月額料金は契約期間と電話の有無で変わる

戸建て向けの「auひかり ホーム1ギガ」には、契約期間が異なる3つの料金プランが用意されています。

戸建てでは工事費の割引をすべて受けるためにも、スマホのセット割を組むためにもauひかり電話(月770円)の加入が必要になるため、ネットのみの金額と電話を付けた実際の支払額をあわせて確認しておきましょう。

プラン

ネット
のみ

ネット
+電話

ずっとギガ得
1年目

5,610円

6,380円

ずっとギガ得
2年目

5,500円

6,270円

ずっとギガ得
3年目〜

5,390円

6,160円

ギガ得
(2年)

5,720円

6,490円

標準
(期間なし)

6,930円

7,700円

auひかり ホーム1ギガの月額料金(au公式・au one netの場合)

もっとも月額が安いのは3年契約の「ずっとギガ得プラン」で、1年目の5,610円から毎年110円ずつ下がり、3年目以降は5,390円です。

契約期間のない標準プラン(月6,930円)と比べると1年目から月1,320円の差があり、3年間(36か月)使い続けると合計で51,480円もの差がつきます。

かんた
でも3年契約って、途中で引っ越したりやめたりしたら高くつくんじゃないの?
こうめ
途中で解約したときの契約解除料は4,730円なんだにゃ。標準プランとは月額に月1,320円の差があるから、長く使うならずっとギガ得プランのほうが安く済むんだ。

ずっとギガ得プランは3年ごとの更新となり、契約満了月とその翌月・翌々月の3か月間(更新期間)に解約すれば契約解除料はかかりません。

注意したいのは工事費の分割回数で、ずっとギガ得プランは35回払い、2年契約のギガ得プランは23回払いに分かれています。

仕事の都合などで2年ちょうどで引っ越す予定が決まっているなら、解約時に残る工事費の分割分がなくなるギガ得プランを選ぶのも1つの方法です。

マンションの月額料金は建物のタイプと契約数で決まる

マンションの料金は、建物に導入されている配線設備と、建物が対応している契約数(16契約以上か8契約以上か)によって決まります。

入居者が自分で好きなタイプを選ぶことはできず、建物ごとに決まったタイプで契約する仕組みです。

タイプ

ネット
のみ

ネット
+電話

タイプV
16契約〜

4,180円

4,950円

タイプV
8契約〜

4,510円

5,280円

タイプG
16契約〜

4,180円

4,950円

タイプG
8契約〜

4,510円

5,280円

タイプE
16契約〜

3,740円

4,510円

タイプE
8契約〜

4,070円

4,840円

タイプF

4,290円

5,060円

マンション
ギガ

4,455円

5,225円

マンション
ミニギガ

5,500円

6,270円

auひかり マンションの月額料金(2年契約のお得プランA・お得プラン、au one netの場合)

代表的なタイプVやタイプG(G契約)は、16契約以上の建物ならネットのみで月4,180円(電話込み4,950円)、8契約以上の建物なら月4,510円(電話込み5,280円)です。

イーサネット配線を使うタイプEは少し安く、16契約以上で月3,740円、8契約以上で月4,070円となっています。

かんた
自分で選べるなら、いちばん安いタイプEを頼みたいな。
こうめ
タイプEになるかどうかは、建物の配線で決まっているんだ。まずは住んでいる建物がどのタイプなのかを調べてみよう。

マンションのプランには、2年契約(自動更新)の「お得プランA(タイプGはお得プラン)」と、契約期間のない「標準プラン」があります。

タイプVやタイプEなどはどちらのプランでも月額料金は同じですが、お得プランA(au one netの場合)には水回りや鍵のトラブルに駆けつける「おうちトラブルサポート(通常月440円)」が無料で付いています。

一方、タイプG(G契約)で契約期間なしの標準プランを選ぶと、ネットのみで月5,390円(16契約以上)または月5,720円(8契約以上)と月1,210円高くなるため、2年契約のお得プランを選ぶのが基本です。

また、GMOとくとくBBの料金表ではタイプVやタイプGを「基本料金3,740円(8契約以上は4,070円)+モデムレンタル料440円」と分けて記載していますが、毎月の合計額はau公式と同じ4,180円(8契約以上は4,510円)になります。

お住まいの建物がどのタイプに対応しているかはKDDIの提供エリア検索で調べることができ、各タイプの通信速度や設備の違いはauひかりマンションのタイプGとタイプVの違いを解説した記事で詳しく紹介しています。

電話とWi-Fiを付けると月額はいくら増える?

ネットの基本料金に上乗せされる主なオプションは、固定電話の「auひかり電話」と、宅内機器で無線LANを使う「Wi-Fiパック」の2つです。

auひかり電話は月770円(1契約目)、ホームゲートウェイ内蔵のWi-Fiパックは月660円かかります。

かんた
あれ、Wi-Fiって部屋の空気みたいに最初からタダで飛んでいるものじゃないの?
こうめ
街のフリーWi-Fiとは違って、家に置くホームゲートウェイから電波を飛ばす機能は有料のオプションなんだ。自分で市販のWi-Fiルーターを買ってきてつなぐなら、そのオプションは付けなくても大丈夫だよ。

固定電話を普段使わない人でも、auやUQ mobileの対象プランのスマホを使っているならauひかり電話(月770円)を付けたほうが通信費全体は安くなります。

auスマホの「auスマートバリュー」や、UQ mobileの「自宅セット割 インターネットコース」は、auひかりのネットと電話をセットで契約していることが適用条件になっているためです(GMOとくとくBBのauひかりも両セット割の対象です)。

セット割を組むと、auやUQ mobileの対象プランでスマホ代が1回線あたり毎月最大1,100円割引(家族を含めて最大10回線まで)になります。

毎月最大1,100円が割り引かれるのはスマホ側の利用料金であり、auひかりの基本料金から差し引かれるわけではありません。

ただし、auひかり側の特典としてセット割の適用中はWi-Fiパック(通常月660円)が月330円割引され、半額の月330円で利用できます。

スマホ1台だけでも月1,100円割引の対象プランなら電話代の月770円を上回るため、対象プランや手続きの詳細はauひかりとUQモバイルの自宅セット割を解説した記事もあわせて確認してみてください。

初期費用は新規登録料4,950円と工事費

auひかりを新しく申し込むときは、初回の新規登録料4,950円と、それとは別に工事費がかかります。

工事費は戸建てが48,950円(ずっとギガ得は35回払い、ギガ得・標準は23回払い)、マンションが33,000円(23回払い)で、新規登録料の4,950円はこの工事費には含まれず初回の一括払いです。

工事費は毎月の分割払いに応じて割引が入る仕組みですが、申込窓口や電話の有無によって自己負担額が変わる点に注意が必要です。

窓口・プラン別の工事費割引と自己負担額
  • au公式(au one net)・戸建て(ネット+電話):ネット分(初回644円+628円×34回)と電話分(770円×35回)を合わせて最大48,950円が割り引かれ、工事費の自己負担はなし
  • au公式(au one net)・戸建て(ネットのみ):電話分の割引(月770円)が付かずネット分の21,996円割引にとどまり、差額の26,954円(約27,000円)が自己負担
  • GMOとくとくBB・戸建て(ずっとギガ得・ネット+電話):3〜35回目に月1,398円(ネット628円+電話770円)、最大46,138円が割り引かれ、1・2回目の計2,812円が自己負担
  • マンション(お得プランA・お得プラン):au公式(au one net)はネットのみでも33,000円全額が割り引かれて自己負担なし、GMOとくとくBBは3〜23回目が割り引かれ、1・2回目の計2,877円が自己負担

戸建てでauひかり電話を付けない(または途中で外す)と、au公式でもGMOとくとくBBでも工事費割引のうち電話分(月770円)が受けられなくなります。

また、戸建ての工事を土日祝日に行う場合は、別途3,300円が必要です。

工事費の割引は毎月の分割払いに合わせて少しずつ入るため、分割払いが終わる前(戸建てずっとギガ得なら35回、マンションなら23回)に解約すると、残りの工事費が一括で請求されます。

詳しい工事内容についてはau公式の「工事内容」ページでも案内されており、窓口ごとの割引や工事の流れはauひかりの工事費をまとめた記事で解説しています。

3年間の実質費用は申込窓口で大きく変わる

旅行の予算を宿泊代だけで決めず、交通費や現地の割引まで足して考えるように、光回線も毎月の料金に初期費用や特典を加えた総額で比べると、実際の負担が見えてきます。

月額料金と初期費用は同じでも、申込窓口の特典の違いによって3年間の実質費用に大きな差が出ます。

まずは戸建てのずっとギガ得プラン(1ギガ・ネット+電話)を3年間(36か月)使った場合で、au公式(au one net)とGMOとくとくBBの支払総額を比べてみましょう。

項目

au公式

GMO

月額料金
(3年分)

198,000円

181,170円

電話
(3年分)

27,720円

27,720円

新規登録料

4,950円

4,950円

工事費の
自己負担

なし

2,812円

特典還元

−15,000円

−82,000円

3年間の
実質総額

215,670円

134,652円

月あたり

約5,991円

約3,740円

戸建て(ずっとギガ得・1ギガ・ネット+電話)の3年間の実質費用(GMOはGMOとくとくBB)

au公式は「auひかり超得 au PAY残高還元」として最大15,000円分(月1,250円×12か月)がチャージされ、3年間の実質総額は215,670円(月あたり約5,991円)です。

一方、GMOとくとくBBは開通月を含む3か月間の月額基本料金(計16,830円)が無料になり、ネット+電話で82,000円のキャッシュバックが受け取れるため、3年間の実質総額は134,652円(月あたり約3,740円)とau公式より81,018円安くなります。

マンション(タイプV・16契約以上・お得プランA・ネットのみ)で同じように3年間(36か月)の実質費用を計算すると、au公式は143,430円(月あたり約3,984円)、GMOとくとくBBは75,087円(月あたり約2,086円)です。

マンションの試算では、au公式はau PAY残高還元12,000円(月1,000円×12か月)を反映し、GMOとくとくBBは基本料金3,740円のみ3か月無料(モデムレンタル料の月440円は無料期間中も対象外で発生)、工事費は1・2回目の2,877円が自己負担、キャッシュバック72,000円という前提で計算しています。

なお、これらの試算にはWi-Fiパックの料金、ユニバーサルサービス料などの少額費用、スマホ側のセット割、他社からの乗り換え還元は含めていません。

また、実際の毎月の請求額は時期によって次のように変化します。

時期ごとの支払額の変化(GMOとくとくBB・戸建てずっとギガ得・ネット+電話)
  • 開通1〜3か月目:月額基本料金は無料で、払うのは電話代の月770円、新規登録料4,950円、2・3か月目の工事費分割分(計2,812円)
  • 4〜12か月目:月6,380円(ネット5,610円+電話770円。工事費の分割分は同じ額の割引で相殺)
  • 13〜24か月目:月6,270円(ネット5,500円+電話770円)
  • 25か月目以降:月6,160円(ネット5,390円+電話770円)
かんた
キャッシュバックって、申し込んだらすぐ受け取れるわけではないの?
こうめ
開通してからしばらく経ったあとに案内メールが届いて、自分で口座を登録する仕組みなんだ。受け取り時期や手続きの流れもあわせて確認しておこう。

GMOとくとくBBのキャッシュバックは、開通月から数えて11か月目と23か月目の2回に分けて案内メールが届き、半額ずつ受け取る仕組みです。

案内メールが送信された翌月末までに振込口座を登録しないとキャッシュバックを受け取れなくなるため、詳しい手順や注意点はauひかりのキャッシュバックの受け取り方をまとめた記事で確認しておきましょう。

スマートフォンのカレンダーやリマインダーに11か月目と23か月目の予定を入れておけば、手続きのタイミングを逃さずに済みます。

受け取りの手順さえ押さえておけば、3年間の実質負担はGMOとくとくBBのほうが大きく抑えられます。

5ギガ・10ギガにすると月額はいくら上がる?

東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部エリアでは、戸建て向けに1ギガより高速な「ホーム5ギガ」「ホーム10ギガ」も選べます。

1ギガの月額料金に対する高速サービス利用料の上乗せ額は、5ギガが月550円、10ギガが月1,408円です。

ずっとギガ得プランで申し込むと開通から3年間(36か月間)は月550円が割り引かれるため、3年間は5ギガなら上乗せなし(1ギガと同額)、10ギガなら月858円の上乗せで使えます。

4年目(37か月目)以降は月550円の割引が終了して通常料金に戻るものの、auスマートバリューの適用中であれば4年目以降も月550円の割引が継続します。

対応エリアや機器、速度ごとの具体的な違いについては、auひかりの1ギガ・5ギガ・10ギガの違いを解説した記事を参考にしてください。

解約するときにかかる費用

契約期間のあるプランを更新期間以外に解約すると、プランに応じた契約解除料がかかります。

プラン

契約解除料

ずっとギガ得(ホーム)

4,730円

ギガ得(ホーム)

4,460円

お得プランA(マンション)

2,290円

お得プラン(タイプG)

2,730円

auひかりの主な契約解除料(契約期間なしの標準プランは解除料なし)

どの定期契約プランも、契約満了月の当月・翌月・翌々月の3か月間に解約すれば契約解除料はかかりません。

解約時に契約解除料よりも負担が大きくなりやすいのは、分割払いが残っている工事費の残債と、戸建てで設備撤去を希望した場合の撤去工事費です。

戸建ての光ファイバー引込設備は解約後もそのまま残せますが、撤去を希望する場合は31,680円(2018年2月28日以前の申し込みは11,000円)の撤去工事費がかかります。

プロバイダごとの解約窓口や費用を抑えるタイミングについては、次の記事で詳しくまとめています。

あわせて読みたい
auひかりの解約方法は?違約金・撤去費用と損しないタイミングを解説auひかりをやめようと思っても、どこへ連絡すればいいのか、解約金や撤去費用がいくらかかるのかが分からないと、なかなか手続きに踏み出せないものです。 auひかりの解...

auひかり料金のよくある質問

プロバイダによって月額料金は違いますか?

プロバイダごとに料金の表記やキャンペーン特典が異なる場合があります。

たとえばGMOとくとくBBの戸建て(ずっとギガ得プラン)は、au公式(au one netで口座振替・クレジットカード割引を適用した金額)と同じくネットのみ1年目5,610円から利用でき、マンションのタイプVやタイプGもモデムレンタル料440円を含めた合計額はau公式と同額です。

支払い方法で月額料金や請求先は変わりますか?

au公式のプロバイダ(au one net)では、口座振替またはクレジットカード払いにすると月110円が割り引かれ、本記事で紹介しているau公式の月額料金はその割引後の金額です。

au one netで窓口払い(紙の請求書での支払い)にする場合は、この金額に月473円が別にかかります。

一方、GMOとくとくBBで申し込んだ場合は初期費用や毎月の料金をGMOとくとくBBへ支払う仕組みで、auスマホなどの請求と合算する「KDDIまとめて請求」も選択可能です。

月額料金のほかに毎月かかる費用はありますか?

ネット契約にはブロードバンドユニバーサルサービス料がかかり、auひかり電話を付ける場合は電話ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料、および実際の通話料が別途加算されます。

まとめ|月額は戸建て5,610円から、総額は窓口で決まる

auひかりの月額料金は、戸建てのずっとギガ得プランならネットのみで1年目5,610円(電話込み6,380円)から始まり、3年目以降は5,390円(電話込み6,160円)になります。

マンションは建物の設備と契約数によって決まり、代表的なタイプVやタイプGなら16契約以上で月4,180円(電話込み4,950円)、8契約以上で月4,510円(電話込み5,280円)です。

戸建てで工事費割引を満額受ける場合や、au・UQ mobileのスマホセット割を組む場合はauひかり電話(月770円)もあわせて申し込み、窓口の特典を含めた3年間の実質費用で選ぶと無駄な出費を抑えられます。

まずはKDDIの「auひかり 提供エリアの確認」ページに住所を入れれば、自宅が戸建てタイプかマンションタイプか、マンションならどのタイプに当たるかが分かります。

GMOとくとくBBの特典を使って申し込む場合は、エリアを調べたあとにKDDIのページでそのまま手続きを進めず、GMOとくとくBBの申込ページから申し込むようにしてください。

申し込みの際は、スマホセット割や工事費割引に関わるauひかり電話の有無と、開通11か月目・23か月目のキャッシュバック受取時期をあわせて確認しておくと安心です。