auひかりをやめようと思っても、どこへ連絡すればいいのか、解約金や撤去費用がいくらかかるのかが分からないと、なかなか手続きに踏み出せないものです。
auひかりの解約は、KDDIではなく契約しているプロバイダの窓口へ申し込みます。
解約するときに確認しておきたい費用は、契約解除料、払い終わっていない工事費、戸建ての撤去工事費の3つです。
固定電話番号の引き継ぎや次の回線の準備を先に済ませ、損をしないタイミングで解約を申し込めば、余計な出費やネットが使えない期間を防げます。
auひかりの解約窓口は契約しているプロバイダ
auひかりは光回線とプロバイダをセットで契約する仕組みのため、解約は契約中のプロバイダ窓口で手続きします。
かんた
こうめ自分がどのプロバイダと契約しているか分からないときは、My auの「契約内容確認・変更」画面や、毎月の請求書を見てみましょう。
My auにauひかりの請求金額が表示されていればKDDIからの請求で、表示されていなければ提携プロバイダから請求されている可能性があります。
au one netはWebか電話で解約
プロバイダがau one netなら、au IDでログインして「auひかり(au one net)解約申込受付フォーム」から解約手続きの電話予約を申し込みます。
フォームの受付時間は18時〜翌9時で、指定した希望日時にKDDIから電話がかかってきて解約の手続きを行う仕組みです。
予約した時間の電話に出られないと解約手続きが完了しないため、確実に通話できる時間帯を選んでください。
最初から電話で解約したい場合や、au IDでログインできない場合は、9時以降にKDDIお客さまセンター(0077-7068、通話料無料)へかけます。
0077-7068が使えない場合は、0120-22-0077(通話料無料)にかけます。
ほかのプロバイダは各社の窓口へ
au one net以外のプロバイダはそれぞれの窓口で解約を受け付けており、連絡先はau公式サイトの「提携プロバイダの連絡先一覧」で探せます。
ASAHIネット、DTI、So-net、GMOとくとくBB、@T COM(アットティーコム)の5社は、各社の会員ページ(Web)からも解約手続きが可能です。
GMOとくとくBBは毎月20日締め
プロバイダがGMOとくとくBBの場合は、会員サイトの「BBnavi」から解約を申し込みます。
解約手続きが完了した日が20日までなら当月末、21日以降なら翌月末の解約という扱いです。
料金の未払いがあると、支払ってから2〜3営業日は解約手続きができません。20日の直前は避け、月の前半に手続きを済ませておくと翌月分の料金を余計に払わずに済みます。
電話やオプションだけをやめるときの窓口
ネット回線は残して、固定電話やオプションサービスだけを解約したいときは、申し込む窓口に気をつけてください。
- auひかり電話のみ解約:プロバイダではなくKDDIお客さまセンターへ連絡します(@T COMを契約している場合は@T COMへ連絡)。
- プロバイダ独自のオプション解約:セキュリティやサポートなど各プロバイダが提供するオプションは、契約プロバイダのマイページや窓口で解約します。
auひかりの解約でかかる費用
auひかりを解約するときに関わる費用は、解約月の月額料金、契約解除料、工事費の分割残債、戸建ての撤去工事費です。
解約月の月額料金はプロバイダで扱いが違う
解約する月の基本料金が日割りになるか、1か月分満額かかるかは、契約しているプロバイダによって扱いが異なります。
たとえばGMOとくとくBBでは解約月の料金は日割りにならず、1か月分の月額料金が請求されます。
ほかのプロバイダを利用している場合は、解約月の請求方法を契約プロバイダの解約案内や重要事項説明で確認しておきましょう。
au one netの「初期費用相当額割引」は、割引期間中に解約するとそこで終わり、解約月の割引額も日割りされません。
ホーム5ギガ・10ギガの高速サービス利用料(月550円・1,408円)については、月途中の解約なら日割り計算となります。
契約解除料はプランと申込時期で決まる
2年または3年の契約期間があるプランを更新期間以外に解約すると、契約解除料がかかります。
金額は2022年7月1日以降に申し込んだ契約と、2022年6月30日以前に申し込んだ契約で分かれています。
プラン | 2022年 | 2022年 |
|---|---|---|
ずっとギガ得 | 4,730円 | 16,500円 |
ギガ得 | 4,460円 | 10,450円 |
お得プランA | 2,290円 | 7,700円 |
お得プラン | 2,730円 | 10,450円 |
標準プラン | かからない | かからない |
ずっとギガ得・ギガ得は戸建て(ホーム)、お得プランA・お得プランはマンション向けの自動更新プランです(マンションの標準プランは一部プロバイダで6か月の最低利用期間があります)。
契約満了月の当月・翌月・翌々月の3か月間(更新期間)に解約すれば、契約解除料はかかりません。
自分の更新期間は、毎月の請求書やMy auで確認できます。
また、2022年6月以前に申し込んだ契約でも、2022年7月以降に一度もプラン変更をしていなければ、2025年7月以降に更新月を迎えた契約から順次、改定後の新しい解除料(4,730円など)へ引き下げられています。
au one net以外のプロバイダでは一部条件が異なるため、現在の解除料はMy auや契約中のプロバイダで確認してください。
払い終わっていない工事費はまとめて請求
開通時の初期費用(工事費:ホーム48,950円、マンション33,000円)を分割で払っている途中に解約すると、毎月の割引は解約で止まり、残りの工事費が一括で請求されます。
分割払いの回数は、ホームのずっとギガ得プランが35回、ホームのギガ得・標準プランとマンションが23回です。
2018年3月〜2022年6月にauひかり ホームを申し込み、2022年7月以降にプラン変更をしていない契約は、2025年7月1日から、途中解約で請求される工事費の残りに契約期間に応じた上限が設けられました。
au one net以外のプロバイダでは、この扱いも一部条件が異なります。
工事費の割引や分割払いの仕組みは、auひかりの工事費をまとめた記事で詳しく解説しています。
戸建ての撤去工事費は希望するときだけかかる
戸建て(auひかり ホーム)を解約する場合、電柱から宅内へ引き込んだ光ファイバーケーブルや光コンセントの撤去は、現在希望する場合のみ行う仕組み(任意)です。
撤去を希望しなければ、家に引き込み設備が残るだけで撤去工事費はかかりません。
- 2018年3月1日以降の申込(プラン変更・高速サービスを含む):設備は残り、撤去を希望すると31,680円
- 2018年2月28日以前の申込:設備は残り、撤去を希望すると11,000円
2018年3月〜2022年6月に申し込んだホーム契約も、KDDIの改定で2025年7月1日から、希望したときだけ有料(31,680円)で撤去する扱いになりました。
au one net以外のプロバイダは一部条件が異なるため、契約中のプロバイダで確認してください。
賃貸住宅で退去時に原状回復として設備の撤去を求められている場合は、管理会社や大家さんへ撤去が必要かを先に確認しておきましょう。
撤去工事を頼む場合は工事当日の立ち会いが必要です。GMOとくとくBBでは、撤去を希望した人にだけ、解約月の翌月上旬にKDDIから電話かSMSで日程の連絡が来ます。
解約する前にやっておくこと
電話番号を残すなら先に移す
auひかり電話の番号を次の電話サービスでも引き続き使いたいなら、auひかりを解約する前に、移行先の事業者で番号の引き継ぎ(番号ポータビリティ)を申し込みます。
先にauひかりを解約してしまうと電話番号が廃止され、引き継げなくなるため順番に気をつけてください。
同じ市外局番の地域内であれば番号を移せますが、NTT加入電話へ移せるのは、もともとNTT加入電話で発番された電話番号だけです。
引っ越しを伴う場合も番号を引き継げないことがあるため、移行先へ確認してから解約日を決めてください。
次の回線が使えるようになってから解約する
引っ越しでも、新しい部屋の鍵を受け取る前に今の部屋を引き払ってしまったら、荷物を抱えて外で待つことになってしまいます。
ほかの光回線へ乗り換えるときも同じで、まず次の回線の開通工事日を決めてから、それに合わせてauひかりの解約日を申し込みます。
かんた
こうめ新しい回線の工事日が決まってから解約を申し込めば、自宅でインターネットが使えない空白期間を作らずに切り替えられます。
スマホ割の終了やメールアドレス・特典への影響を知っておく
auスマートバリューやUQ mobileの自宅セット割は、auひかりのネットと電話をセットで契約していることが適用条件です。
auひかりを解約すると割引が外れ、スマホ1台あたり毎月最大1,100円、料金が上がります(auまとめトークの無料通話やKDDIまとめて請求も終了します)。
かんた
こうめまた、プロバイダを解約するとプロバイダから付与されたメールアドレスも使えなくなります。
各種サービスの連絡先に登録している場合は、解約前に別のアドレスへ変更しておきましょう。
au one netなら、解約せずに月額の安いコースへ変えて、メールアドレスだけを残すこともできます(KDDIお客さまセンターで受付)。
さらに、GMOとくとくBBのキャッシュバック特典(開通月から11か月目・23か月目に案内)を受け取る前に解約すると、残りの回は対象外となり受け取れない点にも注意してください。
引っ越し先でも使うなら解約せずに移転する
引っ越し先でもauひかりを使い続ける場合は、解約ではなく移転(お引っ越し)の手続きをすれば契約解除料はかかりません。
引っ越し先の住所が提供エリアに入っているかは、KDDI公式サイトの「auひかり提供エリア検索」で先に調べておきます。
提供エリア外などで継続できず途中解約になる場合は契約解除料がかかるため、更新期間と引っ越しの時期が近いかも見ておきましょう。
auひかりを解約する手順
事前の確認と乗り換え先の準備が済んだら、次の順番で手続きを進めます。
- 契約と更新期間を見る
My auの「契約内容確認・変更」や毎月の請求書で、契約プロバイダ、料金プラン、更新期間を調べます。
- 次の回線と番号を手配
乗り換え先の開通日を決め、固定電話番号を残すなら移行先で番号引き継ぎを申し込みます。プロバイダメールの登録先変更もあわせて済ませておきましょう。
- プロバイダに申し込む
契約しているプロバイダの窓口で解約を申し込みます。
戸建てで引き込み設備の撤去工事を希望する場合はこのときに伝え、後日KDDIと日程を調整して工事に立ち会ってください。
- 機器を返す
解約の連絡から10日前後でKDDIから着払い伝票が届くので、ONUやホームゲートウェイなどのレンタル機器を送ります。ACアダプタも忘れずに同梱してください。
水筒のフタだけ台所に置き忘れるのと同じで、コンセントに差したままのACアダプタや電源コードは、返却の箱に入れ忘れやすい部品です。
かんた
こうめなお、乗り換え先の光回線で「他社違約金の還元キャンペーン」を利用する場合は、契約解除料や工事費残債が載った請求書(またはWeb請求書)のコピーの提出を求められることがあります。
解約後の請求が確定したら、My auや契約プロバイダの明細画面で請求内容を確認し、保存しておきましょう。
更新期間まで待つか、すぐ解約するか
使わなくなった回線を更新期間まで残すかどうかは、待つ間の月額料金と契約解除料を比べて決めます。
2022年7月以降の契約なら、戸建てのずっとギガ得プラン(3年目以降・月5,390円)の解除料は4,730円、マンションのお得プランA(月4,180円〜)は2,290円、お得プランは2,730円です。
待つ1か月分の月額料金だけで契約解除料を上回るため、更新期間がまだ先なら、使わないまま待つより解除料を払ってすぐ解約したほうが安く済みます。
かんた
こうめ2022年6月以前の契約も、現在の解除料と更新期間まで待つ間の合計料金を比べて決めます。申込日だけで16,500円がかかると判断せず、2025年7月以降の更新で引き下がっていないかを先に確かめてください。
ただし、開通時の工事費の分割払いが残っているうちは、その残りも解約時にまとめて請求されます。
乗り換え先の光回線に前の回線の違約金や工事費残債を還元する特典があるかも、あわせて確かめておくのがおすすめです。
auひかりの解約に関するよくある質問
- プロバイダだけ変えられる?
変えられません。auひかりは回線とプロバイダのセット契約なので、別のプロバイダにしたい場合は今の契約を一度解約して新しく申し込み直す必要があります。
- 着払い伝票が届かないときは?
返却用の着払い伝票は、解約の連絡から10日前後でKDDIから届きます。
それを過ぎても届かない場合や、なくしてしまった場合は、解約を申し込んだプロバイダ窓口かKDDIお客さまセンターに問い合わせてください。
まとめ|窓口と準備の順番を押さえて解約する
auひかりの解約は、契約しているプロバイダの窓口で申し込みます。
電話番号の引き継ぎと次の回線の開通を先に決め、締め日や更新期間に合わせて解約すると、余計な費用と使えない期間を避けられます。
戸建ては引き込み設備の撤去工事を希望するかどうかで費用が大きく変わり、賃貸なら撤去が要るかを管理会社に聞くのが先です。
解約後に届く着払い伝票でレンタル機器をACアダプタごと返却すれば、手続きはすべて完了です。










