「10ギガ」と聞くと速そうですが、毎月の料金が上がるなら本当に必要なのか迷うところです。
auひかりは、動画の視聴やWeb会議、オンラインゲームが中心なら標準の1ギガで十分に足ります。
東京・神奈川・埼玉・千葉の一部の戸建てなら、5ギガは最初の3年間、1ギガと同じ月額で使えるため、料金はそのままで回線の余裕を広げられます。
10ギガが活きるのは、大容量のゲームを頻繁にダウンロードし、パソコンやLANケーブルも10ギガ対応でそろえられる家庭です。
かんた
こうめauひかり1ギガ・5ギガ・10ギガはどっち?使い方と住所で決まる
3つのコースの違いは、最大通信速度と月額料金、そして申し込める地域です。
- 1ギガ:動画・Web会議・ゲームが中心なら十分。まず基準にするコース
- 5ギガ:対象エリアの戸建て向け。割引により3年目まで1ギガと同じ月額
- 10ギガ:大容量のダウンロードが多く、10ギガ用の機器をそろえられる人向け。割引後も月858円高い
迷ったら1ギガを基準にし、住所が5ギガ・10ギガの対象なら上位コースを検討するという順番で考えると選びやすくなります。
1ギガは全国の幅広い地域で申し込める標準コースです。動画の視聴やWeb会議に必要な速度は1Gbpsよりずっと小さいため、普段使いで上限に届く場面は多くありません。
5ギガは、ずっとギガ得プランで高速サービスの割引を受けると、3年目まで1ギガと同じ月額で使えます。
家族が同じ時間帯にそれぞれ動画を見たりダウンロードしたりしても余裕が残るため、対象エリアの戸建てなら3年間の負担を増やさずに選べるコースです。
一方で10ギガは、割引後も1ギガ・5ギガより月858円高くなります。100GB級のゲームを何本も入れ替える、大きな動画ファイルを頻繁に受け取るといった使い道がはっきりしている人向けのコースです。
5ギガと10ギガで迷ったときの決め方
対象エリアの戸建てで5ギガと10ギガのどちらにするか迷ったら、今あるパソコンの性能と、3年間の料金差を比べると決めやすくなります。
5ギガと10ギガは、どちらもWi-Fi 7に対応した同じホームゲートウェイ(BL4000HM)を使います。1Gbpsを超える速さをパソコン1台で引き出すなら、どちらのコースでも10GBASE-T対応のLANポートとカテゴリ6A以上のLANケーブルの組み合わせがauの推奨です。
まだパソコンやケーブルが1Gbps対応のままなら、まずは3年間1ギガと同額で使える5ギガから始めると無駄がありません。
一度5ギガを導入しておけば、あとから10ギガへ変更するときにホームゲートウェイの交換は不要で、申し込みから最大24時間後には切り替わります。
反対に、最初から10ギガ対応のパソコンがそろっていて大容量ダウンロードの待ち時間を少しでも縮めたい人や、10ギガ限定の特典加算を活かしたい人は、最初から10ギガを選ぶと満足しやすくなります。
月額料金の比較|5ギガは3年間1ギガと同額、10ギガは月858円高い
auひかりホームの月額は、1ギガの基本料金に5ギガ・10ギガの「高速サービス利用料」を足した金額です。
1ギガのずっとギガ得プラン(3年契約)は、ネットのみで1年目5,610円、2年目5,500円、3年目以降5,390円となり、そこへ5ギガなら月550円、10ギガなら月1,408円が加わります。
この高速サービス利用料から、ずっとギガ得プランなら最初の3年間(36か月間)、毎月550円が割り引かれます。
割引の名称はau one netだと「超高速スタートプログラム」で、GMOとくとくBBでも同じく月550円が割り引かれる仕組みです。
期間 | 5ギガ | 10ギガ |
|---|---|---|
3年目まで | 同額 | 月858円 |
3年間の | 同額 | 30,888円 |
4年目〜 | 同額 | 月858円 |
4年目〜 | 月 | 月 |
1ギガより高くなる金額(ずっとギガ得プラン)
10ギガの月額料金は、ネットのみで1年目6,468円、2年目6,358円、3年目6,248円です。1ギガと比べた3年間(36か月)の上乗せ額は、858円×36か月で合計30,888円になります。
4年目(37か月目)以降も月550円の割引が続くのは、auスマートバリューが適用されている場合です(GMOとくとくBBの案内基準。適用には月770円のauひかり電話への加入が必要です)。
auスマートバリューを使っていれば、4年目以降も5ギガは1ギガと同額が続き、10ギガは月858円(1年あたり10,296円、5年間の差額合計は51,480円)の上乗せで使い続けられます。
一方、auスマートバリューを使わない家庭では4年目から550円割引が終了し、1ギガより5ギガは月550円(年6,600円)、10ギガは月1,408円(年16,896円)高くなります。
auスマートバリューを使わずに5年間(60か月)使った場合の1ギガとの差額は、5ギガが合計13,200円、10ギガが合計64,680円です。
なお、ずっとギガ得プランは3年単位の自動更新で、3年契約満了月の当月・翌月・翌々月以外に解約やプラン変更をすると契約解除料4,730円がかかります。
かんた
こうめプロバイダがau one netなら、au one net限定の「10ギガスタート割引」により月858円が最大12か月割り引かれ、最初の1年間は10ギガも1ギガと同じ月額になります(2〜3年目の差額合計は20,592円)。
一方、GMOとくとくBBから申し込む場合は10ギガスタート割引はありませんが、キャッシュバックが1ギガ・5ギガより20,000円多くなります(電話・指定オプションなしの場合、1ギガ・5ギガは72,000円、10ギガは92,000円)。
10ギガの3年間の上乗せ額は30,888円なので、GMOとくとくBBで20,000円の上乗せ分を受け取れば、3年間の実質的な差額は10,888円まで縮まります。
GMOとくとくBBのキャッシュバックは、開通月から11か月目と23か月目に基本メールアドレスへ届く案内メールから、送信翌月末までに口座を登録すると返信の翌月末営業日に半額ずつ振り込まれます。
10ギガの必要性は?速度の差が出るのは大容量のダウンロード
最大速度の差がはっきり表れるのは、ゲーム本体や大型アップデートのように、数十GB〜100GB規模のデータをまとめてダウンロードするときです。
次の表は、各コースの最大速度がそのまま出たと仮定した計算上の最短時間です。
コース | 50GBの場合 | 100GBの場合 |
|---|---|---|
1ギガ | 6分40秒 | 13分20秒 |
5ギガ | 1分20秒 | 2分40秒 |
10ギガ | 40秒 | 1分20秒 |
最大速度が出た場合のダウンロード時間(計算上の最短)
auひかりはベストエフォート型サービスであり、記載の速度は技術規格上の最大値です。実際は配信元のサーバーや自宅の機器性能でも上限が決まるため、表の時間どおりには終わりません(普段の速度の傾向や遅いときの原因はauひかりの速度と対処法で解説しています)。
それでも、1ギガで十数分待つダウンロードが数分で済む差は、大型タイトルを頻繁に入れ替える人や大容量の動画素材をやり取りする人ほど実感しやすくなります。
かんた
こうめ5ギガ・10ギガが向かない人(1ギガで十分なケース)
反対に、次のような使い方なら1ギガで十分であり、料金を上乗せしてまで10ギガにする必要はありません。
- Wi-Fiでつなぐスマホやタブレットが中心の人:高画質の動画視聴やSNS、Web会議に必要な速度は数十Mbps程度のため、1ギガでも余裕があります
- 一人暮らしで同時に使う端末が少ない人:何人も同じ時間に大容量データを落とす環境でなければ、1ギガで混雑する場面はほとんどありません
- 最大1Gbpsまでのゲーム機やテレビしか有線でつながない人:家庭用ゲーム機やテレビのLANポートは1Gbps以下が主流で、回線を速くしても端末側の上限で止まります
こうした家庭では、5ギガや10ギガにしても普段の体感速度は1ギガとほとんど変わりません。
3年間同額だからと5ギガを選ぶ場合でも、auスマートバリューを使わない家庭では4年目から月550円上がる点をおさえておきましょう。
5ギガ・10ギガを申し込めるのは東京・神奈川・埼玉・千葉の一部
5ギガと10ギガは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部地域でしか申し込めません。
1都3県であっても、市区町村や番地によっては1ギガしか選べないケースがあるため注意が必要です。
かんた
こうめ戸建ての1ギガも地域によって提供状況が異なるため、コースを決める前にまず自宅の住所で使えるプランを調べておきましょう。
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また、5ギガ・10ギガは戸建て向けの「auひかり ホーム」専用のコースで、マンション向けのauひかりには用意されていません。
マンションの最大速度は建物に導入されている設備のタイプで決まる仕組みです。最大1Gbpsのタイプから最大664MbpsのタイプG、最大100MbpsのタイプVまで分かれており、設備ごとの違いはauひかりマンションのタイプGとタイプVの比較で確認できます。
家の機器が1Gbps用だと5ギガ・10ギガの速さは出ない
回線を5ギガや10ギガにしても、パソコンまでの間に1Gbps用の機器やケーブルが1つでも入っていると、そのパソコンの通信速度は最大1Gbpsで頭打ちになります。

5ギガ・10ギガを申し込むと、宅内機器としてWi-Fi 7に対応したONU一体型のホームゲートウェイ「BL4000HM」がレンタルされます(auひかり電話を2契約使う場合のみ、10G-ONU1台とBL1000HW2台の組み合わせになります)。
BL4000HMの端子の並びや詳しい仕様は、au公式の「ホームゲートウェイ HGW-BL4000HM」にある取扱説明書を開いて確認できます。
auが推奨している宅内環境は、パソコン側が10GBASE-T対応のLANポート、LANケーブルがカテゴリ6A以上という組み合わせです。
- パソコンのLANポート:1000BASE-Tなら上限は1Gbps。10GBASE-Tに対応しているか
- LANケーブル:10Gbps用に用意するならカテゴリ6A以上を推奨(コード側面の「CAT6A」などの印字で確認)
- 自分で足したルーターやハブ:1Gbps用ならそこで速度が止まるため、10Gbps対応モデルかホームゲートウェイ直結にする
LANケーブルの規格はコードの側面に小さく印字されていますが、普段から気にして見ている人はまずいません。冷蔵庫の奥にある調味料の賞味期限と同じで、いざ確かめようと裏側をのぞき込んで初めて気づくものです。
Wi-Fiでつなぐスマホやノートパソコンは、端末側が対応しているWi-Fi規格によって速度の上限が決まります。
ホームゲートウェイの内蔵Wi-Fiを使うには、Wi-Fiパック(月660円、auスマートバリューまたはUQ mobileの自宅セット割の適用中は月330円)の申し込みが必要です。
かんた
こうめ端末1台あたりの上限が1Gbpsのままでも、家族が同じ時間に複数の端末で動画を見たりダウンロードしたりするときに大元の回線に余裕が残るのは、5ギガ・10ギガならではの強みです。
5ギガなら3年目まで月額も1ギガと同じなので、今すぐ10ギガ対応の機器をそろえる予定がなくても選ぶ価値があります。
初期費用と、1ギガから5ギガ・10ギガへ変える方法
新規で申し込む場合の初期費用は、1ギガ・5ギガ・10ギガのどのコースでも同じです。
工事費を含む初期費用48,950円と、新規登録料4,950円がかかります。初期費用は「ネット+電話」で申し込むと月々の料金から割引を受けられますが、割引の金額や回数はプロバイダによって異なります(au one netは最大48,950円割引、GMOとくとくBBは3〜35回目に計46,138円割引)。
新規申し込みから利用開始までは、1〜2か月ほどが目安です。
また、au公式のプロバイダ一覧では、ホーム1ギガにあるASAHIネットが5ギガ・10ギガの一覧には載っていません(一覧にあるのはau one net、@nifty、@T COM、BIGLOBE、DTI、So-netで、このほかGMOとくとくBBも5ギガ・10ギガに対応しています)。auひかりでプロバイダだけを変えるには原則として解約と新規申し込みが必要なため、将来5ギガ・10ギガへ変える可能性があるなら対応プロバイダで契約しておくのが安心です。
すでに1ギガを利用中の場合でも、自宅が対象エリアで対応プロバイダを使っていれば、あとから5ギガ・10ギガへ速度変更でき、機器交換手数料は無料です。
- 速度の変更を申し込む
au one netを利用中なら、My auまたは電話(KDDIお客さまセンター)で申し込めます。
それ以外のプロバイダを利用している場合は、契約中の各プロバイダが申し込み窓口です。
- 届いた機器をつなぐ
初めて5ギガ・10ギガにする場合は、申し込みからおおむね1週間で新しい宅内機器(BL4000HM)が届きます。
同梱の「接続設定ガイド」を見ながら自分でつなぎ替えれば、電源を入れてから5〜10分ほどで高速サービスへ切り替わる流れです。
- 古い機器を返却する
新しい機器を接続して電源を入れると古い機器は使えなくなるため、案内に従って返却しましょう。
かんた
こうめ宅内に光コンセントが設置されていない場合だけは、KDDIが手配する工事業者が訪問して光コンセントの設置と機器の接続を行います。
なお、過去に1度でも5ギガまたは10ギガを使ったことがある場合は、宅内機器の交換は不要です。5ギガから10ギガへ変更する場合や、一度1ギガへ戻してから再び5ギガ・10ギガを申し込む場合は、申し込みから最大24時間後に切り替わります。
auひかりの1ギガ・5ギガ・10ギガでよくある質問
- マンションでも5ギガや10ギガを契約できますか?
契約できません。5ギガ・10ギガは戸建て向けの「auひかり ホーム」専用のコースです。
マンションで使えるプランは建物に入っている設備で決まるため、住所と建物名から確認します。
- 10ギガにするとオンラインゲームのラグは減りますか?
減るとは限りません。操作の反応速度(Ping値)はゲームサーバーまでの経路や距離、宅内の有線・無線環境に左右され、最大通信速度とは別の要素です。
10ギガにして短縮できるのは、ゲーム本体や大型アップデートのダウンロードにかかる待ち時間です。
- 5ギガや10ギガにすると、古いパソコンやスマホは使えなくなりますか?
そのまま利用可能です。5ギガ・10ギガ用のホームゲートウェイ(BL4000HM)は従来のWi-Fi規格にも対応しており、1Gbpsまでのパソコンも問題なくつながります。
ただし、通信速度はそれぞれの端末が対応している上限までです。
- 5ギガや10ギガから1ギガへ戻せますか?
戻せます。au one netは電話(KDDIお客さまセンター)で、それ以外のプロバイダは契約中のプロバイダ窓口へ申し込みます。
月の途中で変更した場合、高速サービス利用料と割引額は日割り計算です。au one netの「10ギガスタート割引」は10ギガ以外へ変えた時点で終了し、再度10ギガにしても適用されません。
まとめ|住所が対象なら5ギガ、10ギガは使い方と機器で決める
普段の動画視聴やWeb会議、オンラインゲームなら1ギガで十分に足り、対象エリアの戸建てなら5ギガは3年目まで1ギガと同じ月額で選べます。
10ギガは3年目まで月858円(3年間で30,888円)高くなるぶん、大容量のダウンロードが多く、パソコンとLANケーブルを10ギガ対応でそろえられる人に向いたコースです。
4年目以降も月550円の割引が続くかどうかは、auスマートバリュー(要auひかり電話・月770円)の適用有無で決まります。










