eo光を申し込むとき、1ギガ・5ギガ・10ギガのどれを選ぶべきか、10ギガが必要か1ギガで十分かは迷いやすいところです。

コース選びの決め手になるのは、高速通信に対応したパソコンを有線でつなぐかと、何年くらい使うかの2点に絞られます。

スマホのWi-Fi接続や動画視聴が中心で4年以上使うなら1ギガ、大容量の通信をする人や2〜4年ほどで見直す可能性があるなら10ギガが向いています。

5ギガは何年使っても支払いの合計が1ギガを下回らないため、2.5Gbpsや5Gbps対応のパソコンを有線でつなぐ場合を除くと、選ぶ場面はあまりありません。

かんた
1ギガ・5ギガ・10ギガって3つ並んでいると、つい真ん中の5ギガがいちばん無難そうに見えるんだけど、違うの?
こうめ
3つあると真ん中を選びたくなるけど、料金で比べると1ギガか10ギガのどちらかが安くなるんだにゃ。まずは3つのコースで何が違うのか見ていこう。

eo光の1ギガ・5ギガ・10ギガの違いは最大速度と月額料金

3つのコースはいずれも戸建て・メゾン向けのeo光ネットで、主な違いは上り下りの最大通信速度と月額料金、貸し出される機器の3つです。

3コースの最大速度と基本月額(即割あり・ネットのみ)
  • 1ギガコース:上り下り最大概ね1Gbps/基本月額5,500円
  • 5ギガコース:上り下り最大概ね5Gbps/基本月額5,960円
  • 10ギガコース:上り下り最大概ね10Gbps/基本月額6,530円

新規申し込み時はどのコースにも月額割引があり、なかでも10ギガコースは「eoの10ギガつづく割」と「eoの10ギガはじめ割」の2種類から割引方法を選べます。

標準工事費(29,700円・平日工事は分割同額割引で実質無料)や契約事務手数料3,300円、月額105円の無線ルーター機能(同時申し込みで12か月無料)は、どのコースを選んでも同額です。

もう1つの違いは自宅に設置する機器で、5ギガや10ギガを申し込むと、回線終端装置とルーターが1台にまとまったWi-Fi 6E対応のeoホームゲートウェイが届きます。

一方で1ギガを申し込んだ場合は、このeoホームゲートウェイが届かないことがあります。

なお、最大通信速度は技術規格上の上限値(ベストエフォート)であり、実際の速さは自宅のパソコンやLANケーブル、ルーターの性能しだいです。

速さと用途の違い|1ギガで足りる人と5ギガ・10ギガが活きる人

どのコースが合っているかは、自宅でどんな機器をつないで何をするかで変わります。

コースごとの速度差をいちばん実感しやすいのは、大容量のゲームソフトや高画質な動画ファイルをダウンロードするときです。

  • 1ギガ(最大1Gbps):100GBのダウンロードに約13分20秒
  • 5ギガ(最大5Gbps):100GBのダウンロードに約2分40秒
  • 10ギガ(最大10Gbps):100GBのダウンロードに約1分20秒

規格上の最大速度がそのまま出た場合の計算では、洗濯物をひと通り干し終えるくらい待つか、靴ひもを結んで飲み物を用意する間に終わるかほどの時間差になります。

ただし実際の通信では自宅の機器や回線の混雑状況によって速度が落ちるため、普段の使い方でここまで大きな差が出るとは限らないのが実情です。

とくにスマホやタブレット、ノートパソコンをWi-Fiでつなぎ、動画視聴やSNS、Webサイトの閲覧を中心に使うなら、1ギガコースで速度不足を感じる場面はほとんどありません。

通信速度の測定サイト「みんなのネット回線速度(みんそく)」に投稿された直近3か月のeo光の測定結果では、Wi-Fi接続の平均下り速度は564.58Mbps(3,637件)で、有線接続の平均1,596.95Mbps(2,369件)の3分の1ほどにとどまる結果でした。

全コースや異なる端末をまとめた平均値ではあるものの、Wi-Fi通信では電波環境やスマホ側の性能が上限になりやすいため、回線だけを10ギガにしても体感速度は大きく変わりません。

かんた
10ギガって1ギガの10倍なら、動画の再生ボタンを押す前に続きが始まってたりしない?
こうめ
未来までは先回りできないよ。普段の動画再生なら1ギガでも十分スムーズだから、速さの違いが出るのはもっと大きなデータを一気に動かすときだね。

家庭用ゲーム機やテレビなどを有線でつなぐ場合も、機器本体のLAN端子が最大1Gbpsまでの仕様であれば、5ギガや10ギガを契約しても通信速度の上限は1Gbpsのままで1ギガコースと変わりません。

また、5ギガや10ギガは一度に運べるデータ量の上限を増やすコースであり、最大速度が上がっても通信の応答の速さ(ラグの少なさ)まで良くなるとは言い切れません。

5ギガや10ギガの速さを活かせるのは、高速通信に対応したパソコンを有線でつないで大容量データを頻繁に送受信する人や、家族で同時に通信量の多い使い方をする家庭です。

そのうち5ギガコースを選ぶ理由は料金ではなく機器側にあり、手持ちのパソコンやLANアダプター、ルーターが2.5Gbpsや5Gbps対応で10Gbpsまでは使わない場合の選択肢です。

使い方で見るコースの向き・不向き
  • 1ギガが向いている人:スマホやパソコンのWi-Fi利用、動画視聴、Web閲覧が中心の人/LAN端子が1Gbpsまでの機器を使う人
  • 5ギガが向いている人:2.5Gbps・5Gbps対応のLAN端子を持つパソコンを有線でつなぎ、1Gbpsを超える速度を活かしたい人
  • 10ギガが向いている人:10Gbps対応のパソコンを有線でつなぎ、大容量の動画やゲームデータをよく送受信する人/家族で同時に大容量通信を行う家庭

5ギガ・10ギガに必要な機器と配線|有線はLAN4につなぐ

5ギガや10ギガの速さを有線接続で引き出すには、eoホームゲートウェイからパソコンまでの機器とケーブルをすべて高速規格に対応したものでそろえる必要があります。

eoホームゲートウェイのLAN4(10G)からCAT6Aのケーブルで、10G対応のルーター・ハブと10GBASE-T対応のパソコンへつなぐ経路の図

eoホームゲートウェイ(eo-GW100)の差し口のうち、2.5Gbps・5Gbps・10Gbpsに対応しているのは「LAN4(10G)」の1口だけで、LAN1〜3の上限は最大1Gbpsです。

5ギガ・10ギガを有線でつなぐときの確認事項
  • 差し口:eoホームゲートウェイの「LAN4(10G)」につなぐ(100Mbps/1Gbps/2.5Gbps/5Gbps/10Gbps対応)
  • LANケーブル:eoが推奨するCAT6A(カテゴリー6A)を使う
  • パソコン:10ギガなら10GBASE-T、5ギガなら2.5Gbps・5Gbps以上に対応したLAN端子があるかメーカーの仕様を確認する
  • ルーター・ハブ:あいだに別の機器を挟むなら10ギガ・5ギガ対応の機種を選ぶ

途中に最大1Gbpsまでの機器や差し口が1つでも入ると、その区間で通信速度が最大1Gbpsに抑えられてしまいます。

Wi-Fiで使う場合も、eoホームゲートウェイが備えるWi-Fi 6Eの6GHz帯で通信するには、スマホやパソコン側もWi-Fi 6Eへの対応が必須です。

差し口ごとの対応速度は、eo公式サイトの「eoホームゲートウェイハードウェア仕様」のページにも載っています。

利用中に速度が出ないときの原因の絞り込みや対処法は、eo光の速度を解説した記事も参考にしてください。

月額料金と総額の比較|4年までなら10ギガ、それ以上なら1ギガが安い

新規で申し込むと1年目から月額割引を受けられるため、どのコースも基本月額より安い料金で始められます。

10ギガコースは申し込み時に「eoの10ギガつづく割」と「eoの10ギガはじめ割」のどちらか一方を選択する方式で、申し込み後の割引変更はできない仕組みです。

コース

割引中の月額

基本月額

10ギガ
つづく割

1〜30か月目
3,980円

6,530円

10ギガ
はじめ割

1〜6か月目
無料
7〜12か月目
3,280円

6,530円

1ギガ

1〜12か月目
3,280円

5,500円

5ギガ

1〜12か月目
3,280円

5,960円

新規で申し込んだときの月額料金(ホーム・メゾン、即割あり・ネットのみ)

割引が終わったあとの基本月額は10ギガがいちばん高くなりますが、新規割引の額が大きいため、2年間の支払総額では10ギガのほうが1ギガや5ギガより安く済みます。

コース

2年間の合計

つづく割
との差

10ギガ
つづく割

95,520円

いちばん安い

10ギガ
はじめ割

98,040円

2,520円高い

1ギガ

105,360円

9,840円高い

5ギガ

110,880円

15,360円高い

24か月間に支払う月額の合計(即割あり・ネットのみ)

なお、この合計額にはどのコースでも同額の工事費・事務手数料や、月額105円の無線ルーター機能(申し込みと同時なら12か月無料)は含めていません。

10ギガの2つの割引を比べると、1〜23か月目までは最初の6か月間が無料の「はじめ割」のほうが累計額は安く、24か月目からは30か月目まで割引が続く「つづく割」のほうが割安です。

1ギガと比べた場合、「つづく割」は1〜17か月目までは1ギガより累計額が高いものの、18か月目から逆転して1ギガより安くなり、31か月目以降に基本月額の差(月1,030円)が積み重なって再び1ギガのほうが安くなるのは49か月目(4年1か月目)からとなります。

「はじめ割」を選んだ場合は13か月目から基本月額の6,530円になるため、払った合計で1ギガのほうが安くなるのは32か月目(2年8か月目)からです。

一方、5ギガは1年目の月額が1ギガと同じ3,280円で、2年目以降は1ギガより月460円高いため、累計額で1ギガより安くなる時期はありません。

3年目からは別途申し込む3年単位の継続契約「長割」で月額料金を下げることもでき、3〜5年目の月額は1ギガが5,329円、5ギガが5,762円、10ギガが6,303円です。

割引の内訳や初期費用、解約時の費用を詳しく確認したい場合は、eo光の料金を解説した記事も役立ちます。

ここまでの料金は、2年間の利用が前提となる即割を付けた場合です。

2年以内に解約した場合は、1ギガ5,000円・5ギガ5,520円・10ギガ6,090円の解約精算金が発生し、長割の更新期間以外に解約したときも所定の解約精算金がかかります。

また、標準工事費(29,700円)の24回分割払いが残っている間に解約するときは、残りの工事費の一括払いも必要です。

あとからのコース変更は手数料がかかる|1ギガから上げると8,800円

まずは1ギガで始めて足りなければ後から速度を上げる、という選び方もできますが、契約途中のコース変更には費用がかかります。

  • 1ギガ → 5ギガ・10ギガ:8,800円(コース変更料金)
  • 5ギガ → 10ギガ:3,300円(変更事務手数料)
  • 5ギガ・10ギガ → 1ギガ:3,300円(変更事務手数料)

1ギガから5ギガや10ギガへ引き上げるときのコース変更料金は8,800円で、自宅の利用環境によっては回線終端装置やルーターなどをeoホームゲートウェイへ交換する必要もあります。

機器の交換方法は、工事担当者が自宅を訪問して設置する工事か、郵送で届いたeoホームゲートウェイを自分でつなぎ替えるかのどちらかです。

また、10ギガの「つづく割」や「はじめ割」は新規申し込みを対象とした特典のため、1ギガで開通したあとに10ギガへコース変更しても、10ギガ向けの新規割引は対象外です。

いずれ10ギガを使いたくなりそうなら、最初から10ギガで申し込めば8,800円の変更料金がかからず、10ギガの新規割引も受けられます。

電話・テレビを使わないならeo光シンプルプランの10ギガも候補

戸建てでネット回線だけを使うなら、10ギガ専用の「eo光シンプルプラン」を選ぶと、通常のeo光ネット10ギガコースより安く抑えられます。

かんた
シンプルプランって名前だと、通信の速さまで控えめに削られてたりするの?
こうめ
回線の速さは最大10Gbpsのままだよ。シンプルになっているのは、固定電話やテレビのセット、窓口のサポート体制なんだ。

2年目以降の基本月額は5,500円で、通常のeo光ネット1ギガコースと同じ料金で10ギガ回線を使えます。

キャンペーン適用で1〜6か月目は月額の支払いがなく、7〜12か月目も月500円(さらに3,000円の現金還元あり)となるため、2年間の月額合計は69,000円です。

通常のeo光ネット10ギガコースと2年間の月額合計を比べると、「つづく割」(95,520円)より26,520円、「はじめ割」(98,040円)より29,040円安い計算になります。

この月額割引と現金還元を受けるには、利用開始前にeoアプリへログインしてキャンペーン登録を済ませ、開通翌々月以降に届く案内から40日以内に受取手続きを行う必要があります。

シンプルプランで使えないもの
  • eo光電話・eo光テレビ
  • auスマートバリュー・UQ mobileの自宅セット割(mineoのセット割は対象)
  • 3年目から月額が下がる長割
  • メゾン・マンションでの利用(戸建て向け)

申し込み窓口はWeb限定で、困ったときの相談もチャットなどのオンライン対応が中心です。

最低利用期間や解約精算金はなく、解約時に支払うのは工事費の分割払いが終わっていない場合の残債のみとなります。

ただし、auやUQ mobileのスマホを使っている家庭なら、eo光電話を付けた通常プランでスマホ代が1台につき最大1,100円安くなるため、台数によっては通常プランのほうが割安です。

スマホの台数ごとにどちらが安くなるかは、シンプルプランと通常プランを比べた次の記事で詳しく計算しています。

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eo光のコース選びでよくある質問

マンションに住んでいても5ギガや10ギガを選べますか?

メゾンタイプなら、戸建てと同じ1ギガ・5ギガ・10ギガの料金プランが対象です。

独自回線のマンションタイプは、選べるコースも月額料金も建物ごとの設定となります。光配線方式の物件なら100M・1ギガ・5ギガ・10ギガのうち建物が対応しているコースを選べますが、VDSL方式やイーサネット方式は基本的に最大100Mbps(イーサネットの一部物件は1ギガ)です。

また、NTT回線を使う「eo光ネット(type N)」は、ホームタイプが1ギガ・10ギガ、マンションタイプが100M・1ギガ・10ギガの提供で、どちらも5ギガコースはありません。

集合住宅での詳しい選び方は、eo光のマンションタイプを解説した記事や公式サイトの導入済みマンション検索で確認してみてください。

5ギガや10ギガにしても、今のスマホやパソコンはそのまま使えますか?

そのまま使えます。

eoホームゲートウェイはWi-Fi 6Eのほか11axや11ac、11nなど従来の規格にも対応しており、有線ポートのLAN1〜3にも従来の機器をそのまま接続可能です。

ただし通信速度は、つないだスマホやパソコン、LANケーブルが対応している上限までになります。

10ギガの「はじめ割」で1〜6か月目が無料になるとき、ほかの料金もかかりませんか?

支払いが無料になるのはネットの基本月額料金だけで、eo光電話などのオプション料金や契約事務手数料3,300円は別途かかります。

月額105円の無線ルーター機能(Wi-Fi)は、回線の申し込みと同時なら別のキャンペーンで12か月間無料です。

まとめ|eo光のコースは機器の環境と使う年数で選ぶ

eo光の1ギガ・5ギガ・10ギガは、最大速度の数字にとらわれず、有線で速さを活かせる機器があるかと、何年くらい使うかの2つを基準に選んでみてください。

コース・プランごとに向いている人
  • 1ギガ:Wi-Fiでのスマホ利用や動画視聴が中心で、4年以上使うつもりの人
  • 10ギガ(つづく割):10Gbps対応のパソコンを有線でつなぐ人、または2〜4年ほどの利用で総額を安く抑えたい人
  • 10ギガ(はじめ割):10ギガを使いつつ、最初の半年間の月額負担をなくしたい人
  • 5ギガ:2.5Gbps・5Gbps対応のパソコンやルーターを有線でつなぎ、1Gbpsを超える速さを活かしたい人
  • シンプルプラン(10ギガ):戸建てで、電話・テレビやau・UQ mobileのセット割を使わない人