10ギガや5ギガにしたのに、実際に測ってみると1Gbps前後しか出ないと、回線と家の中の機器のどちらに原因があるのか迷ってしまいます。
eo光の速度は、利用者の測定結果を集めた平均で見ても遅いとは言えません。
10ギガや5ギガの速さが出ないときは、パソコンやゲーム機までの経路に1Gbpsまでの機器や差し口がないかを先に確認してみてください。
マンションでお使いの場合は、建物の配線方式で速度の上限が決まっていることもあります。
eo光の速度は遅い?利用者の実測とコースの最大速度
みんなのネット回線速度(みんそく)は、利用者の測定結果を集めたサイトです。
2026年10月21日時点におけるeo光の直近3か月(投稿6,077件)の平均下りは989.33Mbps、平均上りは903.51Mbpsとなっています。
1ギガと10ギガ、戸建てとマンションの投稿が混ざった平均なので、どの環境でもこの速さが出る保証ではありません。
利用者が増える夜(20〜22時台)の平均下りは1,037.2Mbpsで、朝(5〜8時台)の1,034.42Mbpsとほぼ同じ水準です。
夜になると大きく遅くなるような傾向は、この集計からは見えてきません。
むしろ差が大きく開いているのは、機器のつなぎ方です。
直近3か月の有線接続(2,369件)の平均下りが1,596.95Mbpsなのに対し、Wi-Fi(3,637件)は564.58Mbpsと有線の半分以下にとどまっています。
Wi-Fiで測って遅いと感じたら、まず有線で測り直してみると、原因が回線か家の中か見当がつきます。
有線なら速いのにWi-Fiだけ遅い場合に疑いたいのは、スマートフォンやパソコンが対応するWi-Fi規格や、古い無線LAN子機、ルーターの置き場所です。
eo光ネット(ホームタイプ・メゾンタイプ)の契約コースごとの最大速度は次のとおりです。
- 10ギガコース:上り・下り最大概ね10Gbps
- 5ギガコース:上り・下り最大概ね5Gbps
- 1ギガコース:上り・下り最大概ね1Gbps
どれも技術規格上の最大値(ベストエフォート)であり、一定の速度が出る保証はありません。
10ギガや5ギガの速さを活かすには、パソコンやLANケーブル、ルーターなど家の中の機器も対応している必要があります。
いま1ギガや100Mコースを使っていて速さに物足りなさを感じているなら、上位の5ギガ・10ギガコースへ変更するのも一つの方法です。
ただし、上位コースへ変更する際は、利用環境によって回線終端装置やレンタルルーターの交換、または交換工事が必要になる場合があります。
1ギガから5ギガ・10ギガへの変更を考えているなら、料金と用途を比べた記事も参考になります。
eo光の10ギガが1Gbps前後で止まる原因と対策
パソコンまでの経路に1か所でも1Gbpsまでの機器や差し口があると、速度はそこで1Gbpsまでになります。

見直したいポイントは、次の5つです。
ホームゲートウェイのLAN1〜3に挿している
背面に4つあるLANの差し口のうち、10ギガ・5ギガの速さで通信できるのはLAN4(10G)だけです。
- LAN4(10G):100Mbps・1Gbps・2.5Gbps・5Gbps・10Gbpsに対応
- LAN1〜3:10Mbps・100Mbps・1Gbpsまでに対応
パソコンや市販ルーターのケーブルがLAN1〜3に挿さっていると、それだけで最大1Gbpsが上限になります。
4つ並んだ差し口のうち3つが1Gbpsまでなので、見ずに挿すと高確率でハズレを引いてしまいます。
差し口の並びは機種によって異なる場合があるため、位置ではなく「LAN4」や「10G」の印字を見て挿し直してください。
パソコンやゲーム機のLAN端子が10GBASE-Tに対応していない
有線でつないでいるなら、パソコンやゲーム機側にあるLAN端子の規格も関わってきます。
1000BASE-Tの端子は最大1Gbpsなので、回線が10ギガでも端末には1Gbpsを超えて届きません。
10ギガ・5ギガを有線で使うなら、10GBASE-Tに対応したパソコンやLAN機器が必要です。
家庭用ゲーム機やテレビなども、本体のLAN端子が1Gbpsまでの規格であれば、10ギガ回線につないでも1Gbpsが上限になります。
LAN端子の規格は、各メーカーのホームページや取扱説明書の仕様欄で調べられます。
パソコンが対応していなければ、使えるLANアダプターをメーカーに問い合わせてみるのが確実です。
市販ルーターやハブを間にはさんでいる
間に市販ルーターやスイッチングハブを置いているなら、経路上の機器の対応速度が上限になります。
1G対応なら1Gbps、2.5G対応なら2.5Gbps、5G対応なら5Gbpsまでしか出ません。
5ギガの契約であっても、eoが推奨しているのは10ギガの規格に対応したルーターです。
ホームゲートウェイのLAN4(10G)にはルーターのWANポートをつなぎ、パソコンとつなぐ側のLANポートも10G対応か確認してください。
市販ルーターを併用するときは、アクセスポイントモードに切り替えて使うのが基本です。
切り替え方はルーターの機種ごとに違うため、手元の取扱説明書に沿って設定してください。
LANケーブルがCAT6Aになっていない
eoは、10ギガ・5ギガの有線接続にCAT6A(カテゴリー6A)のLANケーブルを推奨しています。
CAT5やCAT5e、CAT6のケーブルでは、速度が1000Mbps(1Gbps)や100Mbps以下に制限されることがあります。
かんた
こうめケーブルの側面には「CAT.6A」や「Category 6A」などと印字されています。
機器の間をつないでいるケーブルを、1本ずつ手に取って探してみてください。
フラットなケーブルや極細ケーブルで特に長いものはノイズの影響を受けやすいことがあるので、古いものを使い回しているなら新しいCAT6Aケーブルへの交換がおすすめです。
Wi-Fiでつないで測っている
Wi-Fiの速さは対応する規格や距離、壁や家電の電波で変わるので、10ギガの最大速度がWi-Fiでそのまま出るわけではありません。
eo-GW100(N)・(S)は2.4GHz・5GHz・6GHzに対応していますが、6GHzはスマートフォンやパソコンの側も対応していないと使えません。
古いパソコンやスマートフォン、以前の無線LAN子機を使っていると、端末側の対応する無線規格が速度の上限になります。
お届け時は、端末に適した帯域へつなぐ「バンドステアリング」が有効になっており、2.4GHzのネットワーク名(SSID)が表示されない設定です。
周波数帯によっても特徴が異なり、5GHz帯は通信が速く家電の電波干渉を受けにくい一方、壁などの障害物に弱い性質があります。
2.4GHz帯は障害物に強く遠くまで届きやすいものの、電子レンジなどの影響を受けやすくなります。
ルーターを高めの見通しがよい場所へ移し、離れた部屋で電波が届きにくいときは中継機やメッシュWi-Fiの活用も検討してみてください。
ホームゲートウェイのランプで10Gの接続を確かめる
LAN4に挿し直したら、つないだ機器とどの速さで接続しているかが背面のランプで分かります。
かんた
こうめ確認するランプは次の2つです。
- リンクランプ:緑の点灯はつながっている、緑の点滅は通信中、消灯はつながっていない
- 速度ランプ:つながっているときの接続速度
リンクランプが緑に点灯か点滅しているときの、速度ランプの見方は次のとおりです。
ランプ | LAN1〜3 | LAN4(10G) |
|---|---|---|
消灯 | 10Mbps | 2.5Gbps以上 |
緑点灯 | 1Gbps | 1Gbps |
橙点灯 | 100Mbps | 100Mbps |
eo-GW100(N)・(S)の速度ランプ
リンクランプが緑なら、LAN4の速度ランプの消灯は2.5Gbps以上でつながっているしるしです。
LAN4なのに速度ランプが緑や橙なら1Gbps以下での接続なので、ケーブルやパソコン、ルーターを見直してください。
ランプが示すのは機器どうしの接続速度で、インターネットの実測とは別のものです。
ランプの位置は、eo-GW100(N)のランプ説明とeo-GW100(S)のランプ説明の図で確認できます。
マンションは建物の配線方式で速度の上限が決まる
マンションで独自回線のeo光を使っているなら、建物内の配線方式で選べるコースと最大速度が決まります。
- 光配線方式:100M・1ギガ・5ギガ・10ギガコースから選択(物件によって選べるコースは異なる)
- イーサネット方式:上り・下り最大概ね100Mbps(一部の物件では100Mと1ギガから選択可)
- VDSL方式:上り・下り最大概ね100Mbps(建物のVDSLモデムにより速度は異なる)
VDSLや最大100Mbpsのイーサネットの建物では、部屋の機器を10ギガ対応に替えても10ギガの速さにはなりません。
イーサネット方式で1ギガコースを選べる物件では、部屋に置くスイッチングハブも1Gbps対応の機器が必要です。
かんた
こうめより速いコースに変えたいなら、eoや管理会社・オーナーに光配線の導入や設備更新の予定を聞いてみてください。
お住まいのマンションにeo光が入っているかや配線方式を調べる方法は、マンションの記事を参考にしてみてください。
あわせて読みたい
eo光が遅いと感じたときに試す順番
どこが原因か見当がつかないときは、測り比べるところから始めると、次に何をすればいいかが絞れます。
かんた
こうめ- 公式の速度測定で有線とWi-Fiを測る
eo公式のスピードテストサイトはeo光ネットの回線からだけ使えるもので、mineoの回線からは使えません。
100Mコース向け・1ギガコース向け・10ギガ/5ギガコース向けに分かれているため、10ギガ・5ギガの契約なら専用の入口から測ります。
同じ端末と測定先で、有線とWi-Fi、時間帯を変えて結果を控えておくと、サポートへ相談するときの材料になります。
- 接続機器の電源を入れ直す
機器のどれかが一時的に不安定になっているだけなら、再起動で直ることがあります。
eo公式の再起動の手順は次のとおりです。
- パソコンをメーカー推奨の手順でシャットダウンする
- 市販ルーターやハブなどの電源プラグを抜く
- 壁側の機器の電源プラグを抜き、30秒ほど待つ
- 壁側から末端側の順に電源を入れ、5分ほど待ってからつながるか確認する
電源を抜いたタイミングで、電源プラグや光ケーブル、LANケーブルに抜けや緩みがないかも確かめておきましょう。
eo光電話を使っているなら、通話できるかも確認しておきます。
背面の初期化ボタンは設定がお届け時の状態に戻るので、速度を直す目的では押さないでください。
コースを5ギガ・10ギガへ変えた直後なら、必要な機器交換や工事が済んでいるかも確認してください。
- 障害情報と回線テストを見る
家の中を見直しても変わらなければ、eoの障害情報ページでお住まいの地域の障害やメンテナンスを調べます。
同じページの「回線テスト」では、一覧に載らない利用場所の小規模な障害も調べられます。
回線テストには、eoIDとパスワードが必要です。
- サポートに相談する
それでも遅いままなら、eoサポートダイヤルなどの窓口へ相談してください。
機器の型番、契約コース、有線かWi-Fiか、測った日時と結果を控えておくと話が早く進みます。
eo光の速度についてよくある質問
- 1ギガコースでもLAN4につなげば速くなりますか?
1ギガコースでもLAN4は使えますが、契約の最大速度は1Gbpsのままです。
LAN4に挿し直しても、5ギガや10ギガの速さにはなりません。
- eo光ネット(type N)でもLAN4やランプの見方は同じですか?
type NはNTTの回線を使うサービスで、機器もNTTのレンタル機器を使います。
この記事のeo-GW100(N)・(S)の説明は当てはまらないので、手元の機器の型番から説明書を探してください。
eo光の速度が出ないときに見直すこと
eo光の回線そのものは利用者の平均で見ても遅くないので、速さが出ないときはLAN4、CAT6Aのケーブル、10G対応のパソコンやルーターを順に見直してください。
Wi-Fiだけ遅いなら、スマートフォンやパソコンの対応規格とルーターの置き場所にも原因がないか見てみてください。
有線の配線を見直したら、背面のランプで2.5Gbps以上でつながっているかを確かめます。
マンションなら、機器を買い替える前に、建物で選べるコースを知っておくのが先です。










