So-net光が気になっていても、S・M・Lのどれを選べばいいのかや、夜に遅くならないかが分からないと、申し込みには進みにくいものです。
S・M・Lは、最大速度ではなく混み合う時間帯に使える帯域の広さで選ぶプランで、開通した翌月からは手数料なしで変更できます。
実際の通信速度や、キャッシュバックを差し引いた2年間の実質支払額まで見ておけば、自宅に合う光回線かどうかを申し込む前に無理なく判断できるのではないでしょうか?
So-net光はどんな光回線?縛りなしでS・M・Lと10ギガから選べる
So-net光は、ソニーネットワークコミュニケーションズがNTT東日本・西日本のフレッツ光回線を使って提供している光コラボです。
1ギガのS・M・Lは日本全国で申し込めますが、最大10Gbpsの10ギガは提供エリア内の市区町村で、かつ建物の設備が対応している場合に選べます。
かんた
こうめ- 回線:NTT東日本・西日本のフレッツ光
- プラン:1ギガのS・M・L、10ギガ
- 契約期間:縛りなし、解約金なし
- 接続方式:v6プラス(利用料なし)
- スマホのセット割:au・UQ mobile(光電話が必要)
契約期間の縛りや解約金はないものの、新しく回線を引く場合、作業員が来る工事の費用は23回の分割払いで、払い終わる前に解約すると残りを一括で請求されます。
退会と回線廃止の詳しいルールや解約時の注意点は、So-net光の解約方法と費用の解説にまとめています。
S・M・Lの違いと選び方|夜にどれだけ使うかで決める
1ギガのS・M・Lで違うのは、通信が混み合う時間帯に使える帯域の広さです。
建物の設備で決まる最大速度はどのプランも同じで、Lにしたからといって上限の速度が上がるわけではありません。
Sは日中の利用が中心の人向けに料金を抑えたプランで、専用の帯域を使う設計です。
ふだんは問題なく使えるものの、ネットが混雑する時間帯はMやLより速度が低下する可能性があります。
Mは日中も夜も使う人向けの標準帯域、Lは夜も広い帯域を使える設計で、月額基本料金はSからMで1,495円、MからLで1,100円上がります。
- S:日中に使うことが多く、夜は動画を少し見る程度の人
- M:家族で使う人や、夜も動画やテレワークでよく使う人
- L:夜に大きなファイルのやりとりやオンラインゲームをする人
- 10ギガ:提供エリアに住んでいて、1Gbpsを超える速さを使いたい人
10ギガを使える住所と建物ならキャッシュバックも多く受け取れるため、S・M・Lより先に10ギガも有力な候補です。

10ギガの通信速度や、自宅のルーター・パソコンに必要な性能はSo-net光10ギガの速度とエリア・ルーターの解説で紹介しています。
S・M・Lは使い始めた翌月から変えられる
S・M・Lの間のプラン変更はマイページかSo-net会員アプリで手続きでき、工事は不要で、変更手数料もかかりません。
SからMやLへ上げる変更は最短で申し込みの翌日、MからSのように下げる変更は翌月1日からの適用です。
回線が開通した月のうちは変更できず、プランを上げる変更は月に最大2回までという決まりです。
かんた
こうめプランを変更した月からは変更後の月額基本料金が適用され、工事費の分割払いやキャッシュバックの受け取り条件はそのまま引き継がれます。
帯域の違いや料金の差をもっと細かく比べたい人は、So-net光のS・M・Lの違いと選び方も参考にしてください。
So-net光の速度と評判|1ギガは夜に速さが落ちる
利用者が測定結果を投稿する「みんなのネット回線速度」の直近3か月集計では、1ギガ(S・M・L)の平均下りは296〜443Mbpsです。
73サービス中の順位は54〜70位で、1ギガプランは光回線の中では遅いほうに入ります。
プラン | 平均下り | 夜の平均下り |
|---|---|---|
S | 443Mbps | 246Mbps |
M | 296Mbps | 154Mbps |
L | 371Mbps | 285Mbps |
10ギガ | 1,575Mbps | 1,657Mbps |
出典:みんなのネット回線速度(S・M・L・10ギガ)直近3か月の投稿の平均。夜は20時台〜22時台
昼間はすぐ乗れる駅のエレベーターも、帰宅が重なる時間になると待ち時間が伸びるものです。
ネット回線も同じで、家で動画やゲームを楽しむ人が増える20時〜22時台は通信が混み合い、1ギガは朝や昼の340〜490Mbps前後から夜は平均154〜285Mbpsまで下がります。
一方で、10ギガは73サービス中5位の速さで、夜でも平均1,657Mbpsと高い速度を保っています。
写真や動画の投稿に関わる平均上り速度は1ギガで253〜374Mbps、10ギガで1,339Mbpsです。
応答の速さを示す平均Ping値も1ギガ・10ギガともに16〜18ms前後に収まっており、通常のオンラインゲームやビデオ会議なら遅延が気になりにくい水準です。
かんた
こうめ夜に大容量のゲーム更新や大きなファイルのダウンロードをよく行うなら、提供エリア内では10ギガ、エリア外ならLが候補になります。
利用者の口コミや良い点・悪い点をまとめた評価は、So-net光の評判とメリット・デメリットをご覧ください。
v6プラスが無料で、開通すればそのまま使える
So-net光の接続方式はIPoE方式の「v6プラス」で、利用料はかからず、回線が開通すれば申し込みなしでそのまま適用されます。
その代わり従来のPPPoE接続は選べず、固定IPのサービスや、特定のポートを使うサービスは使えないことがあります。
また、他社の光コラボなどから乗り換える場合は、変更元のIPoE接続サービスが廃止されるまでSo-netのv6プラスに切りかわらないため、乗り換え元の廃止手続きも忘れずに済ませておきましょう。
最大速度は建物の設備で決まり、マンションは最大100Mbpsのこともある
S・M・Lは1ギガ系のプランですが、実際の最大速度は建物に入っているNTTの回線タイプによって100Mbps・200Mbps・1Gbpsのどれかに分かれます。
とくにマンションでは、共用部から各部屋までの配線方式が建物の設備で決まっており、電話線を使うVDSL方式やLANケーブルで配線している建物は最大100Mbpsが上限です。
「So-net光が遅い」という評判の中には、プランの差ではなく建物の配線方式が最大100Mbpsになっているケースも含まれるため、申し込む前に設備を確認しておくと安心です。
So-net光の料金|月額と初期費用・ルーター・セット割
月額基本料金は戸建てかマンションかとプランで決まり、10ギガだけは住まいによる金額の差がありません。
プラン | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
S | 4,500円 | 3,400円 |
M | 5,995円 | 4,895円 |
L | 7,095円 | 5,995円 |
10ギガ | 6,380円 | 6,380円 |
So-net光の月額基本料金
戸建てなら10ギガはMより月385円高いだけで、Lよりは月715円安くなります。
開通月の日割り計算や支払い方法の詳しいルールは、So-net光の料金と実質月額の解説で確認できます。
初期費用は事務手数料と、新しく引くなら工事費
申し込むと契約区分にかかわらず事務手数料6,050円がかかり、新しく回線を引く「新設」では回線工事費も必要です。
作業員が訪問する標準的な派遣工事は39,600円で、初回3,300円・2回目以降1,650円×22回の23回分割払いです。
作業員が来ない無派遣工事なら3,300円の一括払いですが、派遣か無派遣かは建物の設備状況と申し込み内容で決まり、自分では選べません。
土日祝日に派遣工事をする場合は3,300円が加算され、17時〜翌8時30分の夜間・深夜帯に工事をする場合は実費の追加費用がかかります。
フレッツ光や他社の光コラボから1ギガのまま乗り換える場合は、今の回線をそのまま使うため工事費は不要です。
ルーターは自分で用意しても借りてもいい
So-net光を使うにはv6プラスに対応したルーターが必要で、手持ちの市販ルーターが対応していればそのまま使えます。
So-netから借りる場合は、1ギガ用の「So-net Wi-Fi ルーター」が月660円、10ギガ用の「Wi-Fi7対応10ギガルーター」が月880円で、どちらも発送時の配送料は1,100円です。
光回線と同時に申し込めば、1ギガ用は利用開始月を含めて最大6か月、10ギガ用のWi-Fi 7ルーターは最大10か月レンタル代が無料です。
なお、10ギガにはNTTの光クロス対応ルーターを月550円で借りる「10ギガ対応無線LANルーター(利用開始月無料)」もありますが、自前のルーターや月880円のWi-Fi 7機を使うなら申し込む必要はありません。
無料期間が終わった後の料金や解約時の返却ルールは、So-net光のルーターレンタルの解説をご覧ください。
auやUQ mobileのスマホはセット割で安くなる
S・M・Lだけでなく10ギガでも、So-net 光 電話をあわせて契約すると、auスマートバリューやUQ mobileの自宅セット割で毎月のスマホ代が割り引かれます。
So-net 光 電話は、月550円の基本プランと、6つの付加機能(単品合計月1,870円分)および月528円分の国内無料通話がついた月1,650円のセットプランの2種類です。
スマホのセット割を組むための条件を満たすだけなら、月550円の基本プランで十分です。
auスマートバリューでは、対象の料金プランに入っているスマホ1台あたり月1,100円(U18バリュープランは月550円)が割り引かれ、家族の分も含めて最大10回線まで登録できます。
UQ mobileの自宅セット割も、au回線とあわせて最大10回線までが対象です。
割引を受けるにはauショップやUQスポットなどでセット割の申し込みが別に必要ですが、家族のスマホ割引額が電話代の月550円を上回るなら、固定電話を使わない家でも付けたほうが通信費全体を抑えられます。
So-net光のキャンペーン|新設ならキャッシュバック80,000円〜100,000円
So-netの特設ページから新規入会すると、1ギガはS・M・Lのどれを選んでも同じ額のキャッシュバックを受け取れます。
プラン | 新設 | 乗り換え |
|---|---|---|
S・M・L | 80,000円 | 40,000円 |
10ギガ | 100,000円 | 50,000円 |
特設ページのキャッシュバック(乗り換えは転用・事業者変更。戸建て・マンション共通)
受け取りは2回に分かれ、開通から12か月後と24か月後の、それぞれ15日から45日間にマイページかSo-net会員アプリで受取口座を指定します。
新設の1ギガなら1回目が20,000円・2回目が60,000円、新設の10ギガなら1回目が30,000円・2回目が70,000円で、金額が大きい2回目は開通から2年後です。
かんた
こうめ- 申し込みから6か月後の月末までに、開通と支払い方法の登録が済んでいない
- 受け取る前に解約した、またはSo-netを退会・コース変更した
- 受け取る月に支払い方法を登録していない
- 45日間の受け取り期間に口座を指定しなかった
特設ページでは新設工事費の割引はないため、新設では工事費39,600円を分割で払いながら、2年かけてキャッシュバックを受け取る形になります。
一方、フレッツ光や他社光コラボの1ギガからSo-net光10ギガへ乗り換えるときの品目変更工事費(派遣39,600円または14,300円、無派遣3,300円)は特典で無料です。
また、NTT西日本エリアに限り、土日祝日に派遣工事をするときの追加工事費3,300円も無料になります。
開通までのつなぎに使えるモバイルWi-Fiレンタルも1台まで最大1か月(30泊31日)無料になりますが、マイページなどから自分で申し込みが必要で、月5GBなどの容量制限があるほか、受け取り時の手数料550円と返却時の宅配送料517円は別にかかります。
さらに、「安心サポート(月550円)」や「S-SAFE(月550円)」などの対象オプションを回線と同時に申し込むと最大6か月無料になりますが、キャッシュバックの受け取りにオプション加入は不要です。
無料期間が終わると通常の月額料金へ移行するため、本当に使うオプションだけを選んで申し込めば問題ありません。
各特典の詳しい適用条件や受け取りの手順は、So-net光のキャンペーンとキャッシュバックの解説で確認できます。
キャッシュバックを差し引いた2年間の支払い
新しく回線を引いて2年間(24か月)使った場合の実質支払額を、月額基本料金24か月分に事務手数料6,050円と派遣工事費39,600円を足し、特設ページのキャッシュバックを引いて計算しました。
プラン | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
S | 73,650円 | 47,250円 |
M | 109,530円 | 83,130円 |
L | 135,930円 | 109,530円 |
10ギガ | 98,770円 | 98,770円 |
新設で2年使った場合の実質支払額(開通月の日割り分とルーター代・オプション代は含めない)
24か月で割った月あたりの負担で見ると、Mの戸建てで約4,564円、マンションで約3,464円、Sなら戸建てで約3,069円、マンションで約1,969円です。
さらに戸建てでは、10ギガのキャッシュバックが100,000円と多いぶん、2年間の実質支払額はMの戸建てより10,760円安くなります。
ただし10ギガには対応ルーターが必要で、月880円のWi-Fi 7対応ルーターを借りる場合は、配送料1,100円と10か月の無料期間が終わった後のレンタル代(月880円)が加わる点もあわせて比べておくと安心です。
申し込む前に調べたいこと|エリア・申込区分・工事
住所で使えるかはNTTの提供エリア検索で分かる
1ギガのS・M・Lは日本全国が提供エリアで、自分の住所で使えるかは申し込みの手続きの中で確認できます。
So-netには1ギガ専用の事前エリア検索がないため、申し込む前に建物の設備や回線タイプ(最大100Mbps・200Mbps・1Gbpsのどれか)を調べたいときは、NTT東日本・西日本の提供エリア検索を使います。
10ギガは提供している市区町村が限られており、提供エリア内の市区町村でも建物の設備状況によっては使えないことがあるため、申し込む前に特設ページからNTT東西の検索へ進んで住所を調べておきましょう。
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今使っている回線で申込区分が決まる
申し込みの手続きは今使っている回線によって「新設」「転用」「事業者変更」「光回線再利用」の4つに分かれ、自分で選ぶものではありません。
- 新設:光回線がない人や、今の回線が光回線再利用に対応していない人
- 転用:NTTのフレッツ光を使っている人(NTTから転用承諾番号を取得)
- 事業者変更:ドコモ光など他社の光コラボを使っている人(今の会社から事業者変更承諾番号を取得)
- 光回線再利用:auひかりホーム(S)などの対象回線から、同じ住所でSo-netの対象戸建て回線へ移る人(申し込む前に提供エリアと再利用の可否を確認)
今の回線からどの申し込み手続きや工事に進むかは、次の図のとおりです。

転用と事業者変更で1ギガのまま移る場合は、今の回線をそのまま使うため原則として工事も立ち会いもありません。
転用承諾番号と事業者変更承諾番号は発行日から15日間が有効期限で、So-net光へ申し込む場合の締め切りは有効期限の4日前までです。
乗り換えの手順や特典の違いはSo-net光への乗り換えキャンペーンと手順の解説にまとめています。
新設は工事の立ち会いと開通までの日数を考えておく
新設は申し込むときに工事予定日を予約でき、申し込みから開通までは約2週間〜1か月が目安です。
引っ越しシーズンなどの混み合う時期は、工事が1か月以上先になることもあります。
作業員が来る派遣工事は立ち会いが必要で、賃貸住宅なら建物へ回線を引き込む前に管理会社や大家さんの承諾をもらっておきます。
回線工事日の前日と当日はキャンセルできないため、立ち会える日を選んでから予約しましょう。
無派遣工事の当日の流れや賃貸での許可のもらい方は、So-net光の工事費と開通までの期間の解説で紹介しています。
So-net光が向いている人・向いていない人
So-net光は、契約期間の縛りや解約金を気にせず使えて、新設ならキャッシュバックが工事費を大きく上回る光回線です。
- 新しく光回線を引いて、2年以上使うつもりの人
- 日中の利用が中心で、Sを選んで毎月の料金を抑えたい人
- 10ギガの提供エリアにある戸建てやマンションに住んでいる人
- auやUQ mobileのスマホを使っていて、セット割を組める人
反対に、2年たたないうちに引っ越しや解約をしそうな人は、工事費の残りを一括で払ううえに、金額の大きい2回目のキャッシュバック(24か月後)も受け取れません。
また、10ギガの提供エリア外で夜も速さを重視する人や、マンションの設備がVDSL・LAN配線方式(最大100Mbps)になっている建物、PPPoE接続・固定IPが必要な用途にも合いません。
So-net光に関するよくある質問
- 10ギガにしたあと、S・M・Lへ戻せますか?
戻せますが、利用中の10ギガはいったん解約となり、新しくS・M・Lを契約する扱いになります。回線タイプが変わるため品目変更の回線工事が必要になり、別途工事費もかかります。また、10ギガで適用されていたキャッシュバックなどの特典は終了し、工事費を分割で払っている途中なら残りも一括で請求されます(10ギガ用のレンタルルーターも返却が必要です)。
- 引っ越し先でもSo-net光を続けられますか?
移転の手続きをすれば続けられます。同じNTT東日本エリア内または西日本エリア内の引っ越しでも移転の工事費がかかり、10ギガの派遣工事なら11,000円です(NTT東西エリアをまたぐ引っ越しは新設と同じ工事費になります)。ただし、引っ越し元の工事費を分割で払っている途中なら、残りの工事費が一括請求されます。10ギガを使っていて引っ越し先が提供エリア外の場合は、引っ越しと同時にいったんMへ変更して続けることになり、SやLにしたい場合は引っ越し後にプラン変更を行います。
- 途中でプランを変えるとキャッシュバックはどうなりますか?
S・M・Lの間でプランを変えた場合は、最初に申し込んだプランのキャッシュバック金額と受け取り条件がそのまま引き継がれます。一方、1ギガ(S・M・L)から10ギガへ変えたり、10ギガから1ギガへ変えたりすると、キャッシュバックの特典はそこで終了します。
まとめ|夜の使い方で選んで、住所と建物を先に調べる
- S・M・Lは夜にどれだけ使うかで選び、上げる変更なら開通翌月以降に最短翌日で切りかわる
- 新設は工事費39,600円(23回払い)がかかり、キャッシュバックは開通12か月後と24か月後に分けて受け取る
- 10ギガの提供エリア内なら、2年間の実質支払額はMの戸建てより10,760円安い
- 最大速度は建物の設備で決まるため、NTTの提供エリア検索で先に調べる
住所と建物を調べて使えることが分かったら、So-netの特設ページで今の回線とプランを選んで申し込みに進んでください。
申し込んだあとは支払い方法の登録を早めに済ませておくと、キャッシュバックの受け取り条件を満たしやすくなります。










