So-net光の評判を調べると「夜になると遅い」「勧誘の電話がしつこい」といった口コミばかりが目に入ると、申し込んで大丈夫なのか心配になってきます。
実際の測定データを見ると、1ギガのS・M・Lは平均下り310〜447Mbps前後で夜間に速度が落ちやすい一方、10ギガは平均1,580Mbpsです。
どのプランを選ぶかや自宅の設備によって体感が大きく変わるため、口コミを一括りにせずプランごとの特徴で見極めることが大切です。
また、速度や勧誘だけでなく、料金の受け止め方や2回に分かれるキャッシュバックの手続き、解約時の工事費残債も、申し込み前に知っておきたい判断材料になります。
So-net光は本当に遅い?プラン別の実測と口コミの見方
まずは、利用者が実際の通信速度を投稿している「みんなのネット回線速度(みんそく)」の公開データ(2026年10月27日時点・直近3か月平均)を見てみましょう。
プラン | 平均下り | 夜の平均下り |
|---|---|---|
S | 447Mbps | 246Mbps |
M | 310Mbps | 154Mbps |
L | 372Mbps | 285Mbps |
10ギガ | 1,580Mbps | 1,657Mbps |
So-net光の実測(みんそく・2026年10月27日時点の直近3か月平均、小数点以下四捨五入。S〔旧minico〕298件、M 884件、L 234件、10ギガ 2,105件)
1ギガのS・M・Lは、同サイトの光回線速度ランキングでも72サービス中54〜67位(Sが54位、Lが62位、Mが67位)と控えめな順位です。
特に夜間(20〜22時台)は平均154〜285Mbpsまで下がっており、「夜になると遅い」という評判は1ギガの実測データと重なる部分があります。
一方で、10ギガは72サービス中5位に入っており、夜(20〜22時台)も平均1,657Mbpsと、1日全体の平均を上回る結果です。
かんた
こうめネットの実測値は、測定した人の住居タイプやWi-Fi機器、有線か無線かによって大きく変わります。
たまたま高速な環境で測定した人の投稿が多いとSの平均がMやLを上回ることもあるため、平均値の数字だけでプランの優劣は決められません。
口コミを見るときは「auひかり(So-net)」との混同に注意
SNSや口コミサイトで評判を調べるときに気をつけたいのが、回線サービスの取り違えです。
かんた
こうめNTTのフレッツ光回線を使う「So-net光(S・M・L・10ギガ)」と、KDDIの回線でプロバイダにSo-netを選んだ「auひかり」は、使っている回線設備も料金も別のサービスです。
口コミで「ソネット光が速い・遅い」と書かれていても、プロバイダがSo-netのauひかりの話であることがあります。
評判を参考にするときは、S・M・Lや10ギガといった現在のプラン名が書かれているかを確認して読むのが確実です。
「遅い」と言われる理由と、速度が不安なときの対策
1ギガのS・M・Lは使える帯域の設計が違う
1ギガのS・M・Lは、最大通信速度が3段階に分かれているわけではなく、ネットワーク帯域の設計と想定する利用時間帯が異なります。
- So-net 光 S:本サービス専用に設計した帯域で提供(日中の利用が中心の人向け。混雑する時間帯はM・Lより速度が低下する可能性があるが、通常時は快適)
- So-net 光 M:標準帯域で提供(日中も夜も標準的に使う人向け)
- So-net 光 L:本サービス専用の広帯域で提供(夜間にゲームや動画視聴をよく行う人向け)
月額料金の安さだけでSを選び、利用者が集中する夜間に高画質動画や大容量のダウンロードをたくさん使うと、帯域の混雑によって「遅い」と感じる場面が増えやすいプランです。
なお、Lは専用の広帯域を使う設計ですが、特定の速度を保証するものではありません。
Sで夜が遅いと感じたら翌月以降にプラン変更できる
「安いSで始めて、もし夜が遅かったらどうしよう」と迷う場合でも、1ギガのS・M・L間なら開通後にかんたんにプランを切り替えられます。
利用開始の翌月以降であれば、マイページやSo-net会員アプリから工事や変更手数料なしでプラン変更が可能です。
SからM・L、またはMからLへ上げる場合は、最短で申し込みの翌日から新しいプランに切り替わります(アップグレードは月最大2回まで、ダウングレードは申し込み翌月1日から適用)。
また、Sプランには混雑する時間帯も快適に使いたい日だけWebから申し込める「さくさくスイッチ(ワンデー)」(1日220円・申込翌日から約24時間)も選べる仕組みです。
SとMの月額基本料金の差は1,495円なので、月に7日以上ワンデーを使うならMへプラン変更したほうが安く済みます。
建物の配線やWi-Fi・周辺機器が原因で遅くなるケース
プランの帯域設計だけでなく、自宅の設備や接続機器が通信の妨げになって速度が出ないケースもあるため、プラン以外の原因も整理しておきましょう。
- 建物の配線方式・回線品目による上限:1ギガプランを契約しても、建物の設備によって最大通信速度は1Gbps・200Mbps・100Mbpsに分かれます。マンションのVDSL方式(最大100Mbps)などは建物の設備で決まるため、自分で配線方式を選ぶことはできません。
- 有線接続とWi-Fiの違い:Wi-Fiはルーターからの距離や壁、家電の電波干渉で速度が落ちやすく、みんそくの10ギガ実測でも有線接続の平均下り2,329Mbpsに対してWi-Fiは910Mbpsと大きな差があります。
- 10ギガ利用時の周辺機器:10ギガ回線を引いても、ルーター、LANケーブル(CAT6A以上など)、パソコンやスマホなどの端末が対応していないと本来の速さは出ません。
10ギガの性能を活かすために必要なルーターの仕様や注意点は、10ギガの解説記事を参考にしてください。
速度以外に評判でよく挙がるメリット・良い点
10ギガは実測でも速く、戸建ては1ギガのLより月額が安い
料金に関する評判では、選ぶプランと住居タイプによって受け止め方が分かれます。
プラン | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
S | 4,500円 | 3,400円 |
M | 5,995円 | 4,895円 |
L | 7,095円 | 5,995円 |
10ギガ | 6,380円 | 6,380円 |
So-net光の通常月額基本料金(工事費分割・レンタル機器・オプション等は別)
日中の利用が中心でSを選べば、戸建て4,500円・マンション3,400円と月々の負担を抑えられます。
一方で、M(戸建て5,995円・マンション4,895円)やL(戸建て7,095円・マンション5,995円)の通常料金は、他社の光コラボと比べて特別安いわけではありません。
ここで注目したいのが、戸建てでは1ギガのL(7,095円)より10ギガ(6,380円)のほうが月額基本料金が月715円安い点です。
かんた
こうめさらに、キャンペーンの特設ページから新規入会すると、新しく光回線を引く(新設)場合は10ギガで100,000円、1ギガはS・M・Lのどれでも80,000円のキャッシュバックを受け取れます。
フレッツ光からの転用や他社光コラボからの事業者変更でも、10ギガで50,000円、1ギガで40,000円が還元されます(申し込みから6か月後の末日までに支払い方法登録と開通を済ませ、受け取りまで継続利用することが適用条件)。
提供エリアは限られますが、自宅が対応していれば10ギガは実測の速さと還元額の両面で有力な選択肢になります。
1ギガ・10ギガともauやUQ mobileのスマホ代が安くなる
S・M・Lだけでなく、10ギガでも月550円の「So-net 光 電話(基本プラン)」に加入すれば、auスマートバリューやUQ mobileの自宅セット割を組めます。
auスマートバリューでは、対象のスマホプランならスマホ1台あたり月1,100円(U18向けプランは月550円)が、家族の分も含めて最大10回線まで割り引かれます。
割り引かれるのはSo-net光の月額料金ではなくスマホ側の利用料金で、auやUQ mobile側での申し込み手続きが別に必要です。
v6プラスが無料で使え、契約期間の縛りと解約金がない
S・M・Lと10ギガの全プランで、接続方式の「v6プラス」が無料で付帯し、回線が開通すると特別な申し込みなしで使えるようになります。
利用にはv6プラスに対応したホームゲートウェイやルーターが必要で、So-netからレンタルする場合は1ギガ用が月660円(回線と同時申込で開始月+1〜5か月目の最大6か月無料)、10ギガのWi-Fi 7対応ルーターが月880円(同時申込で開始月+1〜9か月目の最大10か月無料、いずれも発送時の配送料1,100円が別途必要)です。
また、以前の旧プラン(So-net 光 プラス)とは異なり、現在のS・M・Lと10ギガには契約期間の縛りがなく、いつ解約しても解約金(契約解除料)はかかりません。
引っ越しの時期がまだ決まっていない人や、更新月を気にせず使いたい人にとって選びやすい仕組みです。
申し込み前に知っておきたいデメリット・注意点
キャッシュバックは1年後と2年後の2回手続きが必要
特典に関する口コミで気をつけたいのが、キャッシュバックの受け取り時期と手続き方法です。
特設ページのキャッシュバックは一度に全額振り込まれるわけではなく、開通から12か月後と24か月後の2回に分けて受け取る仕組みになっています(新設10ギガなら30,000円+70,000円、新設1ギガなら20,000円+60,000円)。
1回目・2回目とも、それぞれの月の15日から45日間のうちに、マイページまたはSo-net会員アプリで受取口座を指定する手続きが必要です。
かんた
こうめ45日間の受取期間を過ぎたり、受け取り前に解約・対象外コースへの変更をしたりすると特典は失効してしまいます。
なお、1ギガのS・M・L間でプラン変更をした場合は、最初に申し込んだプランのキャッシュバック金額と受取条件がそのまま引き継がれます(10ギガへ変更した場合は終了)。
詳しい適用条件や受け取り損ねないための手順は、キャッシュバックの解説記事で確認しておきましょう。
解約金はなくても、工事費を払い終える前の解約は残債がかかる
契約期間の縛りや解約金はありませんが、新しく光回線を引く(新設)場合の工事費が無料になるわけではない点には注意が必要です。
特設ページから新設で申し込む場合、標準的な派遣工事費39,600円を23回の分割(初回3,300円、2〜23回目1,650円)で支払います(作業員が訪問しない無派遣工事は3,300円の一括払い)。
23回の分割払いが終わる前に解約や他社への乗り換え(事業者変更・光回線再利用)をすると、未払い分の工事費残債が一括で請求されます。
「解約金がないからいつでも負担なくやめられる」と思って短期間で解約すると、工事費の残り分でまとまった請求が来ます。
このほか、契約時には事務手数料6,050円がかかり、解約する月の月額基本料金は日割りにならず1か月分満額の請求です。
初期費用やルーター代まで含めた実際の支払総額は料金の解説記事で、工事内容や追加費用の注意点は工事の解説記事で詳しく解説しています。
PPPoE接続や固定IPは利用できない
So-net光はv6プラスで接続する仕様のため、従来のPPPoE接続や固定IPサービスは利用できません。
また、利用可能なポート番号が制限されているため、特定のポート開放が必要なオンラインゲームや自宅サーバーの公開、特定のプロトコル(PPTP、SCTP)を使うサービスが利用できないケースもあります。
動画視聴やWeb閲覧、一般的なテレワークで困ることはほとんどありませんが、仕事や趣味で固定IPや特定のポート指定が必須の人は別の回線を選んだほうが安心です。
代理店からの勧誘の電話がしつこいときの対処法
So-net光の評判を調べると、販売代理店などからの電話や訪問営業がしつこいという声も見かけます。
かんた
こうめ断っても勧誘が続く場合は、So-net公式の「セールス行為停止受付フォーム」から停止の手続きが可能です。
氏名・フリガナ・電話番号(必須)を入力すれば電話による勧誘を、郵便番号・都道府県・住所もすべて入力すれば訪問セールスの停止もあわせて申請できます。
停止の手続きが完了するまでに最大で1週間から10日ほどかかる場合がある点には、注意が必要です。
その期間に入れ違いで代理店から連絡が来た場合は、代理店名と発信元の電話番号の2点をSo-netのサポートデスクへ伝えれば、その代理店からの連絡を速やかに停止してもらえます。
また、So-netを名乗る代理店から強引な営業や不審な案内を受けた場合は、公式の「セールス行為報告フォーム」から報告することも可能です。
連絡があった日時や都道府県・市町村名、連絡方法(電話・訪問など)、名乗った代理店名・担当者名(不明や名乗っていない場合も選択可)、発信元の電話番号、案内内容などを送ると、So-netが事実関係を確かめて是正に努めます(So-netから個別の連絡はありません)。
So-net光が向いている人・向いていない人
ここまでの実測データや料金、特典の仕組みを踏まえると、So-net光が向いている人と向いていない人は次のように分かれます。
- 10ギガの提供エリアに住んでいて、通信の速さと高額キャッシュバックを両立したい
- 日中の利用が中心で月々の料金を抑えたい、または使いながら1ギガのプラン(S・M・L)を切り替えたい
- auやUQ mobileのスマホを使っていて、セット割でスマホ代を下げたい
- 契約期間の縛りや更新月を気にせず使いたい
- 10ギガのエリア外で、1ギガ回線でも夜間の実測の速さを最優先したい
- 1年後・2年後のキャッシュバック受取手続きを忘れずにできるか不安がある
- 2年以内に解約する可能性が高く、新設工事費(39,600円)の残債を払いたくない
- PPPoE接続や固定IPを使う必要がある、またはドコモ・ソフトバンクのスマホセット割を組みたい
ドコモやソフトバンクのスマホセット割を重視するならドコモ光やソフトバンク光、10ギガの提供エリア外で夜間の実測速度を優先したいなら独自回線のNURO光やauひかりなどもあわせて検討すると選びやすくなります。
So-net光に申し込むなら、まず自宅が10ギガに対応しているかを調べ、1ギガにする場合は日中の利用が多いならS、夜もよく使うならMから始めて必要に応じてプランを切り替えるのが失敗しにくい選び方です。










