10ギガにすれば本当に今より速くなるのか、申し込む前に実際の数字や必要な機器を知っておきたいところです。
So-net光10ギガの利用者が投稿した実測では、下りの平均は約1.6Gbps(1,575Mbps)で、1ギガプラン(S・M・L)の約3.5〜5倍の速さが出ています。
ただ、使える地域や建物の設備が限られるうえ、10ギガに対応したルーターやパソコン側の準備も欠かせません。
なお、この記事で案内する「So-net光10ギガ」はNTT東日本・西日本の回線(フレッツ 光クロス)を使うサービスで、So-netがプロバイダとして提供する「auひかり」の10ギガとは別の回線です。
So-net光10ギガの実測速度は下り平均約1.6Gbps
利用者が通信速度を投稿する「みんなのネット回線速度(みんそく)」における、直近3か月の平均値は次のとおりです。
接続方法 | 下り平均 | 上り平均 |
|---|---|---|
全体 | 1,575 | 1,339 |
有線 | 2,315 | 2,100 |
Wi-Fi | 922 | 740 |
So-net光10ギガの実測(みんそく・2026年10月21日時点の直近3か月の投稿、小数点以下四捨五入。全体と接続別は別の集計)
回線が混みやすい夜(20〜22時台)でも下り平均は1,657Mbpsと落ち込まず、応答の速さを示す平均Pingは約16msです。
同じ集計での1ギガプランは、下り平均がSで443Mbps、Mで296Mbps、Lで371Mbpsにとどまります。
かんた
こうめ有線(2,315Mbps)とWi-Fi(922Mbps)で2倍以上の差が開いているのは、Wi-Fiの速度がルーターだけでなく、スマホやパソコン側のWi-Fi規格(Wi-Fi 7やWi-Fi 6など)にも左右されるためです。
公式の案内でも、端末1台の技術規格上の最大速度は有線で概ね10Gbpsですが、無線(Wi-Fi)では概ね2.4〜4.8Gbpsとされています。
それでもWi-Fiで平均900Mbps前後は出ているため、家族が同じ時間に高画質な動画を見たり大きなファイルを落としたりしても、余裕が残りやすい速さです。
みんそくの数字は利用者の投稿を集計したもので、つないでいる機器や建物の環境によって結果は変わります。
公式の「最大10Gbps」も技術規格上の最大値であり、自宅で同じ速さが出る保証ではない点も知っておきましょう。
自宅で使えるか|提供エリアの調べ方とマンション・賃貸の注意点
So-net光10ギガは、NTT東日本・西日本の10ギガ回線(フレッツ 光クロス)を使うため、1ギガのプランより使える地域が限られます。
So-net光10ギガの公式ページで都道府県を選ぶと、提供中の市区町村を確認できます。
自分の市区町村が入っていたら、同じページからNTT東日本・西日本のエリア検索(外部サイト)へ進み、番地や建物名まで入れて調べてみましょう。
申し込める住所なら、NTT東日本では「光アクセス(10G品目)の提供エリアです」、NTT西日本では「光アクセスサービス(10G)」と表示されます。
エリアを確かめ終えたら、So-netのページへ戻って申し込む流れです。
かんた
こうめマンションやアパートで10ギガを使えるのは光配線方式の建物で、使えるかどうかは建物の設備しだいです。
提供エリア内の住所であっても、NTTや建物の設備状況によって開通まで待つことになったり、申し込み後の調査で使えないと分かったりする場合があります。
賃貸住宅やマンションで新しく光回線を部屋へ引き込むときは、工事の前に大家さんや管理会社の承諾が必要です。
また、マンションの共用スペース(MDF室など)に鍵がかかっている建物では、工事当日に作業員が入れるよう、あらかじめ管理会社や家主へ工事日を伝えて開錠の手配をお願いしておきましょう。
自宅が10ギガの提供エリア外だった場合は、全国の広い地域で使える1ギガのS・M・Lが候補になります。
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必要なルーターと10ギガ対応パソコンの見分け方
So-net光10ギガは「v6プラス」という方式でインターネットにつながり、従来のPPPoE接続は使えません。
v6プラスの利用料は無料で、回線が開通すれば別で申し込まなくても使える状態になります。
組み合わせるルーターは、次の3つをすべて満たす機種が必要です。
- v6プラスに対応している
- IPv6の設定方式がDHCPv6-PDに対応している
- 10ギガに対応している(回線側のWANポートが10Gbps)
WANポートが1Gbpsのルーターだと、回線が10ギガでも1Gbpsで頭打ちになります。
ルーターはSo-netからレンタルしても、上記の仕様を満たす市販品を自分で用意しても構いません(So-netでの買い取り販売はありません)。
レンタルルーター2種類の違い|月880円のWi-Fi 7機と月550円機
So-netで借りられる10ギガ用のルーターは、月880円の「Wi-Fi7対応10ギガルーター」と、月550円の「10ギガ対応無線LANルーター」の2種類です。
項目 | Wi-Fi7 | 無線LAN機 |
|---|---|---|
月額料金 | 880円 | 550円 |
無料期間 | 開始月 | 利用開始月 |
機器 | NEC製 | NTTの |
So-net光10ギガでレンタルできる2機種の違い(Wi-Fi7対応機の10か月無料は回線との同時申込時)
月880円の「Wi-Fi7対応10ギガルーター」はNECのAterm 7200D8BEで、配送料1,100円が別にかかります(届く機種が変わる場合もあります)。
このWi-Fi 7ルーターは、当サイトが案内している申込窓口で回線と同時に申し込むと、利用開始月とその後9か月(最大10か月)の月額が無料になります(後から単体で申し込む場合は利用開始月を含む2か月無料です)。
一方、月550円の「10ギガ対応無線LANルーター」は、NTTが用意する光クロス対応のルーターをSo-net経由で借りるサービスで、利用開始月の月額は無料です。
「So-net 光 電話」を使う人で、Wi-Fiは自分で用意したルーターや月880円のWi-Fi 7機に任せるなら、このサービスを申し込む必要はなく、無線LAN機能を止めた同じ機種が光電話用のルーターとしてNTTから届きます。
機器を増やさずNTTのルーター1台で光電話もWi-Fiもまとめたい人は月550円の「10ギガ対応無線LANルーター」、光電話を使わずレンタルの無料特典を活かしたい人は月880円の「Wi-Fi7対応10ギガルーター」を選ぶと無理がありません。
なお、フレッツ 光クロスでNTTの光クロス対応ルーターを使っていて、転用・事業者変更でSo-netに移る場合は、そのルーターも一緒に引き継がれます。
レンタルのWi-Fi 7ルーターは有線LANが最大2.5Gbps
かんた
こうめ月880円のWi-Fi 7ルーター(Aterm 7200D8BE)は、回線側のWANポートこそ10Gbpsですが、有線のLANポートはLAN1が最大2.5Gbps、LAN2〜4は最大1Gbpsです。

有線のパソコンは、いちばん速いLAN1ポートにつなぐ形です。
パソコン1台で2.5Gbpsを超える有線の速さを狙うなら、LAN側にも10Gbpsのポートを備えた市販のルーターを選びましょう。
スマホやタブレットをWi-Fiでつなぐのが中心なら、有線LANポートの上限を気にする必要はありません。
10ギガ対応パソコンの見分け方とLANケーブルの選び方
どれだけ広い高速道路を家の前まで引いても、玄関へ入る道が細ければ車は1台ずつしか通れません。
同じように、パソコンの有線LANポートが1Gbpsまでだと、回線やルーターが10ギガ対応でも有線は1Gbpsで頭打ちです。
自分のパソコンが何ギガまで対応しているかは、メーカーの仕様表(スペック表)にある「有線LAN」や「ネットワーク(Ethernet)」の欄で確かめられます。
- 10GBASE-T:最大10Gbps(10ギガ対応)
- 2.5GBASE-T:最大2.5Gbps(レンタルWi-Fi 7機のLAN1を活かせる)
- 1000BASE-T:最大1Gbps(一般的なパソコンに多い規格)
市販のパソコンは「1000BASE-T」までの機種が多く、薄型ノートパソコンではLANポート自体が付いていないこともあります。
そうしたパソコンでも本体を買い替える必要はなく、USB(Type-Cなど)やThunderboltの差し込み口につなぐ「2.5GBASE-T」や「10GBASE-T」対応のLANアダプターを足せば上限を引き上げられます。
また、機器同士をつなぐLANケーブルは、10Gbpsに対応した「CAT6A(カテゴリ6A)」以上を選んでください。
So-net光10ギガの料金と工事費|月6,380円で契約期間の縛りなし
月額基本料金は、戸建てもマンションも共通で6,380円です。
1ギガのMプラン(戸建て5,995円)との差は月385円で、Lプラン(戸建て7,095円)よりは月715円安く済みます。
費用 | 金額 |
|---|---|
月額基本料金 | 6,380円 |
事務手数料 | 6,050円 |
新設工事費 | 39,600円 |
新設工事費 | 3,300円 |
So-net光10ギガの料金と初期費用
作業員が来る派遣工事になるか、来ない無派遣工事になるかは建物の設備などで決まり、自分では選べません。
作業員が来る場合は当日の立ち会いが必要で、土日祝日に工事を行うと割増工事費3,300円が加わります。
ただし、当サイトが案内している申込窓口から申し込むと、NTT西日本エリアでは土日祝日の割増工事費3,300円が無料です(NTT東日本エリアは3,300円かかります)。
契約期間の縛りはなく、いつやめても解約金はかかりません。
ただし、工事費を23回払いで払っている途中に解約や乗り換え、1ギガへのプラン変更をすると、残りを一括で払います。
解約した月の月額料金は日割りにならず、1か月分かかる点も押さえておきましょう。
au・UQ mobileユーザーは光電話の追加でスマホセット割の対象
auやUQ mobileのスマホを使っている場合、「So-net 光 10ギガ」と月額550円の「So-net 光 電話(基本プラン)」をセットで使うと、スマホ側の月額料金が割引になります。
auは「auスマートバリュー」(対象の料金プランに応じて月550円または1,100円割引)、UQ mobileは「自宅セット割(インターネットコース)」が適用でき、家族のスマホも含めて最大10回線まで対象です。
下がるのは光回線ではなくスマホの利用料金で、auならSo-net光を申し込んだあとに、auショップなどで別に申し込みます。
申込窓口の特典|10ギガの新設なら100,000円のキャッシュバック
当サイトが案内している申込窓口からSo-netに新しく入会すると、10ギガは新設で100,000円、転用・事業者変更で50,000円のキャッシュバックを受け取れます。
戸建てもマンションも同じ金額で、新設なら1ギガのS・M・L(80,000円)より20,000円多い額です。
受け取りは開通の12か月後と24か月後の2回で、それぞれその月の15日から45日間のうちに、マイページまたはSo-net会員アプリで口座を指定します。
1回目と2回目の内訳は、新設なら30,000円と70,000円、転用・事業者変更なら20,000円と30,000円で、2回目のほうが多い金額です。
一方、新設の工事費39,600円を差し引く割引はなく、自分で払うことになります。
キャッシュバックをもらうには、申し込みから6か月後の月末までに支払い方法を登録して開通し、受け取るまで使い続ける必要があります。
申し込みから開通・キャッシュバック受け取りまでの流れ
エリア確認から開通、キャッシュバックを受け取るまでの手順は次の5ステップです。
- 提供エリアを確認する
So-net光10ギガのページからNTT東日本・西日本のエリア検索へ進み、自宅の住所で10ギガが使えるか調べます。
フレッツ光や他社光コラボから乗り換える人は、先に今の事業者から「転用承諾番号」または「事業者変更承諾番号」を取得しておきましょう(転用承諾番号は発行日から15日間有効で、有効期限日の4日前までに申し込む必要があります)。
- So-netのページへ戻って申し込む
エリア確認の画面からSo-netの申込ページへ戻り、新設または転用・事業者変更を選んで申し込みます。
レンタルルーターを借りる場合は、回線と同時に申し込みます。
- 工事日を予約して開通工事を行う
申し込み完了画面やSMSで届くURLから、開通工事の予定日を予約してください。
作業員が来る派遣工事では当日の立ち会いが必要で、作業員が来ない無派遣工事では事前に届いた機器を自分で取り付けます。
- ルーターとパソコンをつないで利用開始
工事が終わったら、10ギガ対応ルーターとパソコンやスマホをつなげばインターネットの開始です。
v6プラスは開通後に適用されるため、別で申し込む手続きはいりません。
- 12か月後と24か月後に受取口座を指定する
開通から12か月後と24か月後のそれぞれ15日から45日間のうちに、マイページまたはSo-net会員アプリでキャッシュバックの受取口座を登録します。
キャッシュバックの受け取り期間を過ぎると権利がなくなるため、開通したらスマホのカレンダーなどに12か月後と24か月後の手続き時期を控えておくと安心です。
1ギガから10ギガへ変える工事|品目変更の工事費は特典で無料
フレッツ光・他社の光コラボの1ギガや、So-net光のS・M・Lから10ギガへ変えるなら、回線の種類を変える工事(品目変更)が必要です。
工事費は、作業員が来て室内の配線もする場合39,600円、室内の配線がなければ14,300円、作業員が来なければ3,300円かかります。
申し込みから6か月後の月末までに開通すれば、この品目変更の工事費は特典で無料になります。
新しく光回線を引く新設の工事費や、土日祝日の割増工事費などは、この特典の対象外です。
すでに他社で10ギガを使っていて、転用・事業者変更でSo-netに移る場合は、工事はいりません。
- 工事の日は朝5時からネットも光電話も止まり、作業員が来ない場合は機器を交換するまで、来る場合は工事が終わるまで使えない
- 作業員が来ない場合、先に届いた回線終端装置は当日の7時30分より後につなぐ
今の事業者のIPv6(IPoE)接続サービスが残っていると、v6プラスが始められずネットにつながらない期間ができます。
切り替えの日が決まったら、今の事業者に連絡して「IPoE接続サービスだけ」の廃止手続きを済ませてください。光回線そのものは転用・事業者変更で引き継ぐため、解約しません。
10ギガにしても変わらないこと|Pingと使えないサービス
かんた
こうめオンラインゲームの反応に関わるPingは、10ギガの平均が約16msで、1ギガのS・M・Lも16〜18ms台とほぼ同じ水準です。
Pingはゲームのサーバーまでの距離や経路、家のWi-Fiの状態にも左右されるため、10ギガにしただけでラグが大きく減るわけではありません。
もう一つ、v6プラスでは固定IPサービスが使えません。
PPTPやSCTPなど特定の方式を使うVPN、決まったポート番号を使うサービス、IPv4のアドレスを複数の利用者で共有すると動かないサービスも、利用できないことがあります。
在宅勤務でVPNを使う人や、自宅のサーバー・防犯カメラに外からつなぎたい人は、申し込む前に会社や機器のメーカーへ対応状況を確かめておきましょう。
So-net光10ギガが向いている人・1ギガで足りる人
10ギガを選ぶ意味が大きいのは、パソコンを有線でつないで大きなファイルやゲームをよく落とす人や、家族が同じ時間に動画を見たりオンライン会議に参加したりする家庭です。
戸建てなら月額は1ギガのMプランより385円高いだけなので、使える地域で機器をそろえられるなら戸建ては1ギガのMより10ギガを選ぶ価値があります。
一方、マンションではMプラン(4,895円)との差が月1,485円に広がる点も考えておきたいところです。
スマホのWi-Fiで動画やSNSを見るのが中心なら、1ギガのSやMで足りることが多く、毎月の固定費も抑えられます。
10ギガ対応のルーターやLANアダプター、CAT6A以上のケーブルをそろえる予定がない人も、まずは1ギガから始めるほうが堅実です。
So-net光10ギガに関するよくある質問
- S・M・Lから10ギガに変えたら、今の特典はどうなりますか?
So-netのほかの接続サービスやS・M・Lから10ギガへ変更すると、それまでのサービスで受けている割引や特典も、これから受ける予定の特典も終了します。
キャッシュバックの受け取りが残っている場合は、変更する時期に気をつけてください。
- 10ギガから1ギガのS・M・Lに戻せますか?
戻せますが、利用中の10ギガは解約になり、S・M・Lを新しく契約する形になります。
回線の種類が変わるので工事と工事費がかかり、10ギガの工事費を分割払い中なら残りを一括で払うほか、「10ギガ対応無線LANルーター」を借りていればそれも解約になります。
- 引越し先が10ギガの提供エリア外だったら、どうなりますか?
引越し先が未提供エリアの場合、10ギガは続けられません。
引越し先でもSo-netを使う場合は、「So-net 光 M」に変わります。
まとめ|エリアと家の機器を確かめてから申し込もう
So-net光10ギガの実測は下り平均約1.6Gbps(1,575Mbps)で、有線なら2.3Gbpsを超える速さです。
ただし、速さを活かせるかは、住所が提供エリアに入っているかと、ルーター・パソコン・ケーブルが10ギガに対応しているかで決まります。
レンタルのWi-Fi 7ルーターは有線LANが最大2.5Gbpsなので、有線でさらに上の速さを狙う人は市販の10ギガ対応ルーターやLANアダプターも候補に入れてみてください。










