So-net光のS・M・Lというプラン名だけを見ると、通信速度そのものが3段階に分かれているように感じるかもしれません。
S・M・Lは最大通信速度が違うのではなく、回線が混み合う時間帯に使える通り道(帯域)の広さが異なります。
大まかな目安として、Sは日中の利用が中心の人、Mは昼も夜も使う人、Lは夜間に大きなデータをやりとりする人向けです。
どれにするか迷ったら標準の帯域を使うMが基準になりますが、開通した翌月からは手数料なしでプランを切り替えられます。
So-net光のS・M・Lの月額料金と初期費用
プラン | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
S | 4,500円 | 3,400円 |
M | 5,995円 | 4,895円 |
L | 7,095円 | 5,995円 |
So-net 光 S・M・Lの月額基本料金
戸建て・マンションのどちらも、SとMの差額は月1,495円、MとLの差額は月1,100円(SとLの差額は月2,595円)です。
月額料金のほか、申し込むときに事務手数料6,050円がかかります。
新しく光回線を引く(新設)場合の工事費は、作業員が訪問する派遣工事なら39,600円(初回3,300円、2回目以降1,650円の23回分割払い)、作業員が訪問しない無派遣工事なら3,300円(一括払い)です。
どちらの工事になるかは建物の設備状況などで決まり、フレッツ光からの転用や他社光コラボからの事業者変更でいまの回線をそのまま使うなら、工事費はかかりません。
Wi-Fiルーターは市販の対応機種を自分で用意しても構いませんが、So-netからレンタルする場合は月660円(配送料1,100円、回線と同時に申し込めば開通月と1〜5か月目の最大6か月無料)で利用できます。
また、S・M・L(1ギガ)とは別に「So-net 光 10ギガ」もあり、月額基本料金は戸建て・マンションともに6,380円です。
初期費用やルーター代まで含めた支払総額は、料金の解説記事で詳しく計算しています。
S・M・Lの違いは混雑する時間帯の帯域|最大速度は同じ
S・M・LはどれもNTT東日本・西日本の「フレッツ 光ネクスト」を使うサービスで、自宅まで引き込む光回線そのものは同じです。
3つのプランで異なるのは、So-net側で用意しているネットワークの帯域(データの通り道)の広さになります。
- S:本サービス専用に設計した帯域。混雑する時間帯はMやLと比べて速度が低下する可能性があるものの、通常時は快適に使える
- M:標準の帯域。時間帯を問わず常時快適に使え、標準的なインターネットの使い方に合う
- L:本サービス専用の広い帯域。常時高速な帯域を使える
かんた
こうめ日中など回線が空いている時間帯であれば、Sでも快適に通信できます。
差が出やすいのは、夕食後にソファでくつろぎながら動画を見たりゲームをしたりする人が増える夜など、ネット全体が混み合う時間帯です。
なお、技術規格上の最大通信速度(最大1Gbps)はプランによって変わるわけではなく、建物の回線の種類(品目)によって最大200Mbpsや100Mbpsになる場合もあります。
どのプランも「v6プラス」という接続方式に標準対応しており、利用料は無料で、回線が開通すれば特別な手続きなしで使える仕組みです。
v6プラスに対応したルーターまたはホームゲートウェイが必要となり、従来のPPPoE接続は使えません。
フレッツ光や他社光コラボから乗り換える場合、変更元の事業者のIPoE接続サービス(v6プラスなど)が解約されていないとSo-netのv6プラスが使えないため、乗り換え元の廃止手続きを忘れずに済ませておきましょう。
S・M・Lの選び方|使う時間帯と用途で決める
S:日中の利用が中心で、毎月の料金を抑えたい人
Sは3つの中で最も安く、戸建てで月4,500円、マンションなら月3,400円です。
昼間の在宅ワークや調べものが中心で、夜はテレビを見たり早めに布団へ入ったりしてネットをあまり使わない家庭なら、Sの安さをそのまま活かせます。
一方で、夜間に高画質な動画を続けて見る人や、夜にビデオ会議をする人、家族が同じ時間帯にそれぞれのスマホやパソコンをつなぐ家庭にはSは向きません。
「普段は昼しか使わないけれど、たまに夜も速い回線を使いたい日がある」という場合は、Webから申し込めるS専用のオプション「さくさくスイッチ(ワンデー)」(初期費用無料・1日220円)が便利です。
かんた
こうめ高速帯域の専用ネットワークへ切り替わるのは翌日の朝8時までで、翌々日の朝8時以降に元へ戻るまで約24時間使え、利用が終われば手続きなしで解約されます。
申し込んだ当日にすぐ切り替えることはできないため、「今夜これから速くしたい」という場面には間に合わない点に注意してください。
また、SとMの月額差は1,495円なので、1日220円のさくさくスイッチを月に6回(1,320円)まで使うならSのほうが安く済みますが、月に7回(1,540円)以上使うなら最初からMにしたほうが安上がりです。
M:夜も動画やゲームを楽しむ人や、家族で使う人
Mは標準の帯域が割り当てられており、時間帯を問わず常時快適に使えるプランです。
夜に動画配信サービスを見る、オンラインゲームで遊ぶ、家族がリビングや自室で同時にWi-Fiをつなぐといった一般的な使い方ならMが合います。
Sとどちらにするか迷う場合や、毎週末のように夜もネットを使う人も、毎回オプションを申し込む手間のないMを基準に選ぶのがおすすめです。
L:夜間に大きなデータを頻繁にやりとりする人
Lは専用の広い帯域を使うプランで、回線が混み合う夜間でも高速な帯域を利用できます。
イベント会場の優先入場口のように混雑時でも広い通り道が用意されており、夜にゲームの大型アップデートをダウンロードする、仕事で大きな動画ファイルを送るといった使い方が多い人に向いたプランです。
ただし、Lであっても通信速度が保証されるわけではなく、月額料金はMより1,100円高くなります。
普段の動画視聴やWeb閲覧が中心ならMで十分なため、まずはM(またはS)で始めて、夜の速さに物足りなさを感じたときにLへ上げる選び方が現実的です。
10ギガ:1Gbpsより速い回線を使いたい人
かんた
こうめ「So-net 光 10ギガ」は最大通信速度10Gbpsのサービスで、1ギガのS・M・Lとは対応エリアや必要なルーター、開通工事が異なります。
戸建て・マンションともに月額6,380円で、戸建てなら1ギガのL(7,095円)より月715円安く使えるのが特徴です。
戸建てでLを検討するほど速度を重視するなら、自宅がSo-net 光 10ギガの提供エリアに入っているかを先に確かめておくと比較しやすくなります。
キャッシュバックはS・M・Lのどれでも同じ金額
So-net光のキャンペーンページから新しく入会すると、S・M・Lのどれを選んでもキャッシュバックは同じ金額です。
新しく光回線を引く新設なら80,000円(1回目20,000円・2回目60,000円)、フレッツ光からの転用や他社光コラボからの事業者変更なら40,000円(1回目10,000円・2回目30,000円)で、戸建てとマンションの差もありません。
10ギガはさらに多く、新設で100,000円(1回目30,000円・2回目70,000円)、転用・事業者変更で50,000円(1回目20,000円・2回目30,000円)が還元されます。
受け取り時期は開通から12か月後と24か月後の2回で、それぞれ15日から45日間のうちにマイページまたは会員アプリから振込口座を指定する流れです。
契約後にS・M・Lの中でプランを変更しても、キャッシュバックは最初に申し込んだプランの金額のまま受け取れます。
そのため、安いSで始めて、夜の速さが物足りなければMやLに上げるという選び方をしても、キャッシュバックの金額が変わらないため安心です。
ただし、開通後に1ギガ(S・M・L)から10ギガへ変更すると、キャッシュバック特典の適用が終了してしまいます。
10ギガも候補にしているなら、提供エリアを調べたうえで、最初から10ギガで申し込んでおきましょう。
なお、1ギガから10ギガへの変更は10ギガ側のキャッシュバック対象にもならないため、最初のプラン選びで1ギガか10ギガかだけは決めておく必要があります。
契約後にS・M・Lを変更するときのルール
S・M・Lのプラン変更は、開通した翌月からマイページまたは会員アプリで申し込めます。
切り替えに伴う工事や変更手数料は不要で、上位プランへのアップグレードは月に最大2回まで手続き可能です。
S→M・L、M→Lのように上位プランへ上げる場合は、最短で申し込んだ翌日から新しいプランに切り替わります。
L→M・S、M→Sのように下位プランへ下げる場合は、申し込んだ翌月1日からの適用です。
かんた
こうめ月額料金は日割りにならず、プランが切り替わった月から変更後の金額が請求されます。
月末近くにSからMへ上げると、数日しか使わなくてもその月はMの料金になるため、急ぎでなければ月の初めに切り替えるのが得策です。
新設の工事費を分割で支払っている途中でも、S・M・Lの中でのプラン変更なら分割払いはそのまま継続されます。
- 光回線の開通工事前と、開通した当月
- 引っ越し・回線タイプ変更・10ギガへの変更・コース変更・退会の手続き中
- 支払い方法が未登録、または変更等でコンビニ払いになっている
- v6プラスを利用していない
申し込んだプラン変更は、切り替わる前日の23時59分までならマイページで取り消せて、取り消しはその場で反映されます。
なお、旧プランの「So-net 光 プラス」からS・M・Lへ変更する場合は、翌月の切り替えとともに旧プランの特典が終了し、標準装備だったセキュリティ(S-SAFE)も有料へ切り替わる点に注意が必要です。
また、申込日または適用日が「So-net 光 プラス」の契約更新期間(満了月から翌々月)以外だと解約金(契約時期等により戸建て4,580円・マンション3,480円、または20,000円)がかかるため、更新月を確かめてから手続きしましょう。
S・M・Lで共通の契約期間とスマホセット割
S・M・L、10ギガはいずれも契約期間の縛りや解約金はありません。
ただし、新設工事費を分割で支払っている途中で解約や他社への乗り換え、10ギガへのプラン変更をすると、残りの工事費が一括で請求される仕組みです。
auまたはUQ mobileのスマホを使っている人は、月額550円の「So-net 光 電話(基本プラン)」を付けると、スマホ側の月額料金が割引になります。
auの「auスマートバリュー」はS・M・Lと10ギガのどのプランでも対象で、対象のスマホプランなら1台あたり月1,100円割引(U18向けプランは月550円割引)、家族を含めて最大10回線まで適用可能です。
UQ mobileの「自宅セット割」もS・M・Lと光電話の組み合わせで対象となり、最大10回線まで割引を受けられます。
どちらのセット割も、対象のスマホプランへの加入と、au・UQ mobile側での割引申し込みが必要です。
キャッシュバックの受け取り手順や、ルーター無料特典などの詳しい適用条件は次の記事で説明しています。
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So-net光のS・M・Lで迷ったときの考え方
回線が混み合う夜間にどれだけネットを使うかが、S・M・Lを分ける一番のポイントです。
夜も動画やゲームを楽しむ人や家族で使う人はM、日中中心で料金を抑えたい人はSが合います。
Sを選んだ場合でも、たまに夜使う日だけ1日220円の「さくさくスイッチ(ワンデー)」で補えるほか、月に7回以上使うようならMへ上げるほうが安上がりです。
キャッシュバックはS・M・Lのどのプランで始めても同じ金額(新設80,000円・転用や事業者変更40,000円)なので、まずSやMで始めて後から切り替えても受け取れる額は変わりません。
Lは、夜に大きなデータを頻繁にやりとりする人が、戸建てなら月額の安い10ギガ(月6,380円)とも比べたうえで選ぶプランです。










