これから住む部屋や今の自宅でSo-net光が使えるのか、特にマンションでどれくらいの通信速度が出るのかは、申し込む前に確かめておきたいポイントです。
So-net光の1ギガ(S・M・L)はNTT東日本・西日本のフレッツ光回線を使っており、提供エリアは日本全国です。
ただし、実際の住所で開通できるかや、マンションで最大何Mbpsになるかは、建物に入っている設備によって決まります。
So-netの公式サイトには1ギガ専用のエリア検索ページがありませんが、NTT東日本・西日本の提供エリア検索を使えば、申し込む前に住所や建物ごとに調べられます。
So-net光1ギガの提供エリアは全国|10ギガとの違いと事前調査の仕組み
So-net光の1ギガプラン(So-net 光 S・M・L)は、日本全国(47都道府県)で使える光コラボレーションサービスです。
NTT東日本・西日本のフレッツ 光ネクストの回線を利用しているため、フレッツ光が届いている地域であれば申し込みの対象になります。
かんた
こうめ一方で、実際に利用できるかどうかは申し込み手続きの中で確認する仕組みとなっており、提供地域の中であっても、事前の調査結果や設備状況によっては提供できないことがあります。
なお、現在フレッツ光を使っている人は「転用」、ドコモ光やソフトバンク光など他社の光コラボを使っている人は「事業者変更」で、今の回線設備をそのまま引き継いでSo-net光へ乗り換えられます。
引越しや回線タイプの変更を伴わない転用・事業者変更なら、改めてエリア検索をする必要はなく、契約中の事業者で承諾番号を取得して申し込む流れです。
新しく光回線を引く場合(新設)や引越し先で申し込む場合は、自宅がNTT東日本とNTT西日本のどちらの管轄に入るかを把握しておきましょう。
- 東日本エリア:北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、栃木、群馬、茨城、千葉、埼玉、東京、神奈川、山梨、新潟、長野
- 西日本エリア:富山、石川、福井、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
静岡県は基本的に西日本エリアですが、県内の一部地域は東日本エリアに含まれます。
1ギガ(S・M・L)と10ギガは提供エリアが別
So-net光で選べるもうひとつのプランが、最大10GbpsのSo-net 光 10ギガです。
10ギガプランはNTT東日本・西日本のフレッツ 光クロスの回線を使うため、全国に広がる1ギガと比べて提供エリアが一部地域に限られます。
そのため、同じ住所でも1ギガは使えるのに10ギガだけ対象外ということがあります。
項目 | 1ギガ | 10ギガ |
|---|---|---|
NTT | フレッツ | フレッツ |
エリア | 日本全国 | 全国の |
東日本 | 光アクセス | 光アクセス |
西日本 | ご利用可能 | ご利用可能 |
10ギガプランを検討している場合は、NTTの提供エリア検索で10ギガ品目の表示が出るかどうかもあわせて確認しておきましょう。
申し込む前にNTTの提供エリア検索で調べる手順
So-netの申込ページには、1ギガ向けに住所だけを入力して事前に利用可否を判定できる専用ページがありません。
申し込む前に自宅や引っ越し先の状況を調べたいなら、NTT東日本・西日本が用意している提供エリア検索を使います。
- 住んでいる地域のNTTの検索を開く
東日本エリアならNTT東日本の「光アクセスサービス 提供エリア検索」、西日本エリアならNTT西日本の「提供エリア検索」を開きましょう。
西日本の検索ページでは最初に留意事項が表示されるので、内容を確認してから「同意して提供エリアを検索」へ進みます。
- 郵便番号と番地を入れる
郵便番号を入力して町丁目を選び、番地や号を入力または一覧から選択してください。
マンションやアパートなどの建物名・部屋番号は、この段階では入れず、次の画面で指定します。
- 住居タイプや建物を選ぶ
東日本の検索では「戸建て(3戸以下の建物)」か「集合住宅(4戸以上の建物)」を選び、集合住宅なら候補から該当する建物と部屋番号などを指定します。
西日本の検索では、候補一覧からマンション・建物名と部屋番号などを選んで検索結果を表示させましょう。
東日本の検索で「ご指定の住所は光アクセスサービスの提供エリアです」、西日本の検索で「ご利用可能」と出れば、その住所でNTTの光回線を使ったサービスを提供できる目安です。
ただし、服もサイズ表記を見るだけでは分からず、試着して初めてぴったりか確かめられるのと同じで、So-net光が実際に使えるかの最終的な答えは申し込みの手続きの中で出ます。
NTTの検索ページは提供エリアを確認するための画面であり、そこからSo-net光を申し込むことはできません。エリアを確認できたら、So-netのページか電話窓口から申し込みましょう。
なお、新たに回線を引く「新設」で工事が必要な場合、標準的な工事費は派遣工事(屋内配線を新設する場合も既設の配線を利用する場合も同じ)が39,600円(23回分割)、無派遣工事が3,300円(一括)です。詳しい工事内容や費用はSo-net光の工事解説で確認できます。
マンションは建物の配線で最大速度が変わる
同じSo-net光の1ギガでも、マンションでは建物の設備によって最大速度が1Gbps・200Mbps・100Mbpsに分かれます。
建物の共用部から各部屋までをどのケーブルでつないでいるか(配線方式)は建物ごとに決まっており、住んでいる人が自分で選ぶことはできません。

共用部から部屋まで電話線を使うVDSL方式と、LANケーブルを使うLAN配線方式は、どちらも最大100Mbpsです。
部屋まで光ファイバーを通す光配線方式でも、建物に引き込まれているNTT回線の品目によって、上限は1Gbps・200Mbps・100Mbpsのいずれかになります。
これらはすべて技術規格上の最大値であり、実際の通信速度は混み合う時間帯や利用する端末機器によって変動する点に注意してください。
かんた
こうめS・M・Lの3プランで変わるのは、夜など回線が混み合う時間帯に使えるネットワーク帯域の余裕です。建物の設備による最大速度そのものが上がるわけではありません。
マンションの配線を知る方法
東日本エリアなら、NTT東日本の「フレッツ光 提供エリア検索」に出てくる結果表示が、集合住宅の配線方式を知る手がかりです。
郵便番号から建物まで選ぶと利用できるフレッツ光のプラン名が表示され、その名前から建物にどの配線方式の設備があるか見当がつきます。
- フレッツ 光ネクスト マンションタイプ:VDSLまたはLAN配線方式の装置が単独で設置されている建物
- フレッツ 光クロス、またはフレッツ 光ネクスト マンション・ギガラインタイプ:光配線方式の装置が設置されている建物(VDSL・LAN配線方式と併設されている場合を含む)
- ご指定の住所は詳しい状況確認が必要です:どの配線方式の装置も設置されていない建物
NTT東日本もこれを目安として案内しており、提供を確約する表示ではありません。また、同画面からそのまま申し込むとNTT東日本のフレッツ光の契約になるため、確認後はSo-netのページへ戻って手続きしましょう。
西日本エリアで配線方式が分からないときは、物件の管理会社に確認するか、So-netの電話窓口で相談してみてください。
低層アパートは戸建タイプの料金になることがある
低層アパートや小規模な集合住宅では、建物にマンション向けの共用設備が入っていないケースがあり、その場合は戸建タイプとして申し込みます。
たとえばSo-net 光 Mなら、月額はマンションの4,895円から戸建ての5,995円になり、毎月1,100円高くなる計算です(S・Lも戸建てとマンションの差額は月1,100円)。
住んでいる建物がどちらに当てはまるか判断がつかない場合は、申し込む前にSo-netの電話窓口(0120-117-268、9時〜21時)で相談しておきましょう。
エリア内でも使えない理由と、建物名が出ない・速度が足りないときの選択肢
提供エリア内でもSo-net光が使えない理由
エリア検索で提供エリア内と表示されても、申し込み後の確認によって開通できないケースがあります。主な理由は次のとおりです。
- 事前調査やNTTの設備状況による制限:工事前の設備状況調査やNTT側の設備状況により、回線の提供を待つ場合や提供できない場合があります。
- 建物や部屋までケーブルを引き込めない:電話用の配管に空きがなく、エアコンダクトの利用や壁の穴あけなども建物の構造・環境上行えないケースです。
- 管理会社やオーナーの承諾が得られない:建物へ新たに回線を引き込む工事や共用部への設備導入について、管理会社・大家・管理組合の許可が下りない場合は工事を進められません。
- 集合住宅内のVDSL設備などの影響:VDSL方式のマンションでは、建物内の設備状況や他回線との干渉などの影響により利用できない場合があります。
建物名が候補にないときは電話で相談
NTT東日本の検索で建物名が候補にないときは、「上記に該当する建物がない方はこちら」から進みましょう。
画面に「ご指定の住所は、詳しい状況確認が必要です」と表示され、光コラボの事業者へ問い合わせるよう案内されます(NTT西日本で「該当する建物名がない」を選んだ場合も「ご指定の住所ではサービスプランを特定できませんでした」と表示されます)。
かんた
こうめ集合住宅であっても、建物の設備状況によっては戸建て向けのファミリータイプで提供できる場合があります。その際は、So-net光でも戸建タイプとして申し込みます。
住所と建物名をSo-netの電話窓口(0120-117-268、9時〜21時)に伝えて、どのタイプで申し込めるか聞いてみましょう。
共用設備のない建物に光回線を引くときは、配管の利用や外壁への金具取り付けなどの工事が必要になることがあるため、賃貸物件なら事前に管理会社の許可も取っておきましょう。
VDSL・LAN配線で速さが足りないとき
建物の設備がVDSL方式かLAN配線方式なら、So-net光の1ギガに申し込んでも最大速度の上限は100Mbpsのままです。
NTTの回線を使うほかの光コラボに乗り換えても、建物の配線設備が同じであれば上限は変わりません。
東日本エリアには、VDSL・LAN配線方式の装置が単独で設置されている集合住宅向けに、NTT東日本へ光配線化を要望できる「光配線化のリクエスト受付窓口」があり、光コラボの利用者もWebフォームから登録できます。
フォームに管理会社の情報を入力するとNTT東日本のスタッフから管理会社へ光配線設備(光スプリッタ)の導入を案内してもらえますが、管理会社の了承が前提となるうえ、建物によっては費用や時間がかかったり導入できなかったりします。
なお、すでに光配線方式の設備が入っている建物でさらなる通信速度を求めるなら、提供エリアを確認したうえでSo-net 光 10ギガを検討してみましょう。
So-net光が使えないときの次の手
事前調査や建物設備の理由でSo-net光が提供できない場合、同じNTT東日本・西日本の回線を使うほかの光コラボ(ドコモ光やソフトバンク光など)に申し込んでも、基本的には同じ判定になります。
同じ鍋で作ったカレーはお皿を変えても中身が同じなのと同じで、大もとの回線設備がNTTである限り、契約先の会社を変えても引き込める建物の範囲は変わらないためです。
ただし、NTTの回線が使えないからといって、ほかの光回線まで一律に無理とは限りません。
So-net光が開通できないときは、NTT以外の回線網を使う光回線(auひかり、NURO光、地域の電力会社系光回線など)の提供エリアを、各社の公式サイトで別に確認してみましょう。
So-net光の提供エリアに関するよくある質問
- フレッツ光が使える建物なら、So-net光も使えますか?
So-net 光 S・M・Lはフレッツ 光ネクストの回線を使うため、フレッツ光が届いている建物なら申し込みの対象になります。
実際に開通できるかどうかや最大速度は、申し込みの手続きや事前調査の中で決まります。
- マンションが1Gbpsに対応していなくても申し込めますか?
申し込めます。So-net 光 S・M・Lには最大1Gbpsのほかにも最大200Mbpsや100Mbpsの回線タイプがあり、建物の設備に合わせた品目で開通します。
- 転用や事業者変更でもエリアを調べる必要はありますか?
転用や事業者変更は現在使っているフレッツ光や光コラボの回線設備を引き継ぐ手続きなので、事前に準備が必要なのは「転用承諾番号」または「事業者変更承諾番号」です。
ただし、引越し先で利用する場合や10ギガへ変更する場合は、新しい住所や10ギガの提供エリアを改めて検索しておきましょう。
まとめ|申し込む前に建物の設備まで確かめよう
So-net光の1ギガ(S・M・L)は全国で申し込めますが、実際に開通できるかやマンションでの最大速度(1Gbps・200Mbps・100Mbps)は、住所と建物の設備によって決まります。
NTT東日本・西日本の提供エリア検索で建物まで選んで結果を見ておき、VDSL方式やLAN配線方式なら上限が100Mbpsになることも踏まえて判断しましょう。
低層アパートなどで共用設備がなければ戸建タイプの料金になるため、建物名が出ないときや判断に迷うときは、事前にSo-netの電話窓口(0120-117-268、9時〜21時)へ相談してみてください。










