So-net光を申し込むとき、ルーターをレンタルするか手持ちの機器を使うかは、無料期間やその後の支払総額が分からないと決めにくいものです。
回線工事で設置されるNTTのONU(回線終端装置)単体にはWi-Fiを飛ばす機能がないため、自宅でスマートフォンやパソコンを無線でつなぐにはWi-Fiルーターが必要です。
ルーターのレンタルが無料になるのは、回線と同時に申し込んだ最初の数か月だけで、その後は毎月のレンタル料金がかかります。
1ギガなら「v6プラス」に対応した手持ちのルーターをそのまま使え、10ギガでもv6プラスと10Gbps回線・DHCPv6-PDに対応した市販ルーターがあれば新しく借りる必要はありません。
ルーターレンタルが無料なのは1ギガで6か月、10ギガなら10か月
So-net光で借りられるWi-Fiルーターは1ギガ用と10ギガ用で機種が分かれており、どちらも回線と同時に申し込んだときだけ長めの無料期間が付く仕組みです。
ルーター | 月額料金 | 無料期間 |
|---|---|---|
1ギガ用 | 660円 | 6か月 |
10ギガ用 Wi-Fi 7 | 880円 | 10か月 |
So-net光で借りるルーターの月額と、回線と同時に申し込んだときの無料期間
無料期間はルーターを受け取った月から数え、期間が終わると個別の連絡はなく通常の月額料金へ切り替わります。
また、1ギガ用・10ギガ用ともに配送料1,100円が別途かかり、機器を受け取った月の翌月に請求される仕組みです。
回線が開通したあとにルーターだけを申し込むこともできますが、無料期間は利用開始月とその翌月の2か月間だけです。
あとから単体で申し込んで2か月無料を受けるには支払い方法の登録が必要(コンビニ払いは対象外)で、10ギガ用の2か月無料特典は1回限りの適用となります。
借りるかどうか迷っているなら、回線の申し込みと一緒に手続きしておくほうが無料期間を長く使えるためお得です。
1〜3年借りたときの総額|1ギガは26か月目から返却不要
無料期間が終わったあともレンタルを続けると、何年でいくらの出費になるのでしょうか?
回線と同時に申し込んで借り続けた場合の支払総額を、1年・2年・3年でまとめました。
利用期間 | 1ギガ用 | 10ギガ用 |
|---|---|---|
1年 | 5,060円 | 2,860円 |
2年 | 12,980円 | 13,420円 |
3年 | 20,900円 | 23,980円 |
回線と同時申込で借り続けた場合の支払総額(配送料1,100円を含む。10ギガ用はWi-Fi 7ルーター)
1年ほどなら数千円の負担で済みますが、2年で約13,000円、3年使い続けると20,000円以上の支払いになります。
新しく市販のルーターを買うか迷っている場合は、購入したい機種の本体価格とこの総額を比べてみてください。
1ギガ用の機種と性能・26か月目以降の扱い
1ギガ用の「So-net Wi-Fi ルーター」で提供される機器はバッファローの「WSR-1500AX2L」で、別の機種が届く場合もあります。
WSR-1500AX2LはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応しており、無線は5GHz帯が最大1201Mbps・2.4GHz帯が最大300Mbps、有線ポートは最大1Gbpsの仕様です。
回線と同時に借りた場合は7か月目から月660円の支払いが始まり、26か月目以降は解約時の返却が不要になります。
利用期間 | 月額 | 解約時の返却 |
|---|---|---|
1〜6か月目 | 無料 | 必要 |
7〜25か月目 | 660円 | 必要 |
26か月目以降 | 660円 | 不要 |
1ギガ用ルーターを回線と同時に借りた場合
かんた
こうめ使い始めた月を1か月目として数えるため、25か月目のうちに解約するとまだ返却の対象です。
26か月目に入ってからレンタルだけを解約すれば、ルーターを返却せず、未返却の違約金もかからずに月660円の支払いを止められます。
途中で自前のルーターに替えることもできる
ルーターのレンタルだけを途中で解約しても、So-net光の回線契約はそのまま継続します。
最初は無料期間を使ってレンタルで始め、途中で市販のルーターを購入してレンタルだけを解約する使い方も可能です。
ただし、解約した月のレンタル料金は日割りにならず1か月分かかるほか、1ギガ用の25か月目以前や10ギガ用のWi-Fi 7ルーターを解約したときは機器の返却が必要です。
ルーター代を含めた毎月の支払いや初期費用の全体像は、料金の記事で確認できます。
自前のルーターを使うなら「v6プラス対応」が必須
So-net光は1ギガ・10ギガともに「v6プラス」という通信方式でインターネットに接続するため、従来のPPPoE接続は利用できません。
手持ちのルーターや市販品を使うなら、v6プラスに対応した機種が必須です。
前の回線でPPPoEの設定をして使っていたルーターも、v6プラスに対応していなければインターネットにつながりません。
v6プラス自体の初期費用や月額料金は無料で、回線が開通すれば個別の申し込みなしで適用されます。
「IPv6対応」と「v6プラス対応」は、薄口しょうゆと濃口しょうゆのように名前が似ていても中身が違います。
自前ルーターのつなぎ方とv6プラスの確認方法
かんた
こうめ自前のルーターを設置するときは、NTTのONUにあるLANポートと、ルーター背面のWANポート(INTERNETポート)をLANケーブルでつなぎます。
電源を入れたら、スマートフォンやパソコンのWi-Fi設定画面で、ルーター本体に書かれたSSIDとパスワードを入力します。
詳しい配線や設定の手順は、使うルーターの取扱説明書で確認してください。
ルーターを替えたあとにv6プラスでつながっているかは、So-netが案内している次の3つの方法で確かめられます。
- So-net トップページで確認:画面右上のアイコンに「IPv6」と表示されているかを見る
- So-net マイページで確認:ログイン後の「オプションサービス・コンテンツサービスのご利用状況」にv6プラスの表示があるかを見る
- 速度測定サイトで確認:接続状況を表示し、IPv6接続情報が「Not supported」になっていないかを見る
10ギガのルーター|借りられる2種類と自前で選ぶ基準
10ギガプランでは1ギガ用のルーターは使えず、10ギガ専用の機種をレンタルするか自前で用意する形です。
So-net光 10ギガで借りられるルーターには、月880円の「Wi-Fi7対応10ギガルーター」と、月550円の「10ギガ対応無線LANルーター」の2種類があります。
月880円「Wi-Fi7対応10ギガルーター」
回線と同時に申し込んで10か月無料になるのは、月880円のWi-Fi 7対応ルーター(NECの「Aterm 7200D8BE」、別機種が届く場合あり)です。
最新のWi-Fi 7に対応している一方、回線側のWANポートが10Gbpsでも、パソコンを有線でつなぐLANポートは一番速いLAN1で最大2.5Gbps、残りの3つは最大1Gbpsまでとなります。
パソコンを有線でつないで10Gbps近い通信速度を狙いたいなら、LANポートも10Gbpsに対応した市販ルーターを自前で用意しましょう。
月550円「10ギガ対応無線LANルーター」
もう1つの「10ギガ対応無線LANルーター(月550円)」は、NTTが提供する光クロス対応レンタルルーターをSo-net経由で借りるサービスで、利用開始月の月額料金は無料です。
公式の案内ページでは、初期費用として基本工事費(交換機器等工事のみは2,200円、訪問して機器工事等を行う場合は8,250円で、So-net光 10ギガとの同時工事なら減額)が定められています。
また、So-net 光 電話と同時申込で派遣工事になる場合は設置工事費1,650円がかかり、設定工事費1,100円が別途発生する場合もあります。
なお、So-net 光 電話を利用し、Wi-Fiは自前のルーターや月880円のWi-Fi 7ルーターに任せる場合は、この月550円のサービスを申し込む必要はありません(無線LAN機能が無効になった同じ機種が、ひかり電話対応ルーターとしてNTTから届きます)。
10ギガで自前のルーターを選ぶときの基準
10ギガプランで市販のルーターを用意する場合は、次の3つをすべて満たす機種を選んでください。
- v6プラスに対応している
- IPv6アドレスの設定方式がDHCPv6-PDに対応している
- 回線側のWANポートが10Gbpsに対応している(有線でも高速通信したい場合はLANポートも10Gbps対応)
10ギガプランの料金や提供エリア、工事内容の全体像は、So-net光 10ギガの解説記事にまとめています。
結局、レンタルと自前のどちらを選ぶ?
v6プラスに対応したルーターがすでに家にあるなら、新しくレンタルする理由はほとんどありません。
かんた
こうめ家電量販店の棚にずらりと並んだ黒い箱から対応機種を探すのが億劫なら、最初から動作が確認されているレンタルを選ぶほうが気楽です。
回線と同時に申し込めば最初の6か月(10ギガのWi-Fi 7ルーターは10か月)は無料で使え、1ギガ用なら26か月目以降にレンタルをやめても機器を返さずに済みます。
一方で、届く機種は自分では選べません。
1ギガ用は故障時の修理・交換で6,820円の有償交換手数料を負担する場合がありますが、10ギガ用のWi-Fi 7ルーターは自然故障なら無償交換となり、故意や過失による故障と判断された場合に14,740円の有償交換手数料がかかります。
自前で買うほうが向いているのは、家の広さやつなぐ台数に合わせて機種を選びたい人や、10ギガ回線で有線の通信速度を引き出したい人です。
最初に本体の購入代金と対応機種の確認は必要になるものの、毎月のレンタル料がかからないため、2年・3年と長く使うほど費用を抑えられます。
解約するときのルーター返却|1ギガと10ギガで期限・返送先が違う
So-netを退会したり対象外のコースへ変更したりすると、借りているルーターのレンタルもあわせて解約になります。
回線は残してルーターだけを解約した場合も含め、借りていた機器によって返却の期限や送り先が異なります。
1ギガ用ルーター
利用開始月を含む25か月が過ぎる前に解約した場合は、利用終了日から1か月以内の返却が必要です。
届いたときの外箱もレンタル品に含まれるため、本体や付属品をその箱に入れ、送料を自己負担する元払いで返送します。
一定期間を過ぎても返却が確認できないと、機器未返却違約金として6,200円が請求されます。
10ギガ用Wi-Fi 7ルーター
月880円の10ギガ用Wi-Fi 7ルーターは、使った期間に関係なく返却が必要です。
解約した月の翌月末までに、本体とスタンド、ACアダプタを段ボールなどに入れ、NECプラットフォームズ株式会社へ元払いで返送します。
返却が確認できない場合の機器未返却違約金は、1ギガ用より高い15,000円です。
月550円の10ギガ対応無線LANルーター・ONUなどNTTの機器
月550円の「10ギガ対応無線LANルーター」や、回線工事で設置されたONUなどNTTのロゴが入った機器は、So-netのルーターとは返し方も返送先も別になります。
月550円のルーターは、利用が終わったらNTTから郵送される回収キットを使って外箱を含む付属品と一緒にNTTへ返す決まりで、返さないままだと機器未返却違約金がかかります。
ただし、So-net光 10ギガとSo-net 光 電話を続けて使う場合は、このルーターを返す必要はありません。
NTTの機器を自分で処分したり、1ギガ用やWi-Fi 7のルーターと同じ箱に入れて送ったりしないよう注意しましょう。
退会の手順や、NTTの機器を返す流れは解約の記事にまとめています。
So-net光のルーターでよくある質問
- 無料の期間中にレンタルをやめれば、費用はかかりませんか?
回線と同時に申し込んだ無料期間中に解約すればルーターの月額料金はかかりませんが、配送料1,100円は請求されます。機器を返却するときの送料も自己負担(元払い)となります。
- ONUも自分で用意する必要がありますか?
いいえ、ONU(回線終端装置)は開通にあわせてNTTの機器が用意されるため、自分で買う必要はありません。自分で用意するか借りるかを選ぶのは、ONUにつなぐWi-Fiルーターだけです。
- 借りているルーターを途中で買い取ることはできますか?
So-netではルーターの販売や買い取りは行っていません。ただし、1ギガ用ルーターは利用開始月を含む25か月が経過したあと(26か月目以降)に解約すれば返却が不要です。10ギガ用のWi-Fi 7ルーターは利用期間にかかわらず解約時に返却が必要になります。
まとめ|無料の期間が終わったあとまで考えて選ぼう
So-net光のルーターレンタルが無料になるのは、回線と同時に申し込んだ最初の6か月(10ギガのWi-Fi 7ルーターは10か月)だけです。
v6プラス対応のルーター(10ギガは10Gbps・DHCPv6-PD対応機種)が自宅にあるなら自前で十分、手元になくて機種選びや設定の手間を減らしたいなら同時申込のレンタルが手軽です。
1ギガ用を借りた場合は、26か月目に入ってからレンタルだけを解約すれば、ルーターを返さずに月660円の支払いを止められます。










