家にWi-Fiルーターがあるなら、BIGLOBE光プラスでもそのルーターを使って、毎月のレンタル代を浮かせたくなるところではないでしょうか?

ところが、BIGLOBE光プラスは専用ルーターのレンタル(月858円)が必須で、自前のルーターに替えることはできません。

かんた
えっ、自分のルーターは使えないの?ほかのサイトで「自前のルーターでも大丈夫」って見かけたんだけどなあ。
こうめ
それは従来の「BIGLOBE光」の話で、BIGLOBE光プラスは専用ルーターを必ず借りて使うサービスなんだにゃ。申し込むときに自分で決めるのは、有料の「Wi-Fiパック」や「メッシュWi-Fi子機」を付けるかどうかだよ。

BIGLOBE光プラスのルーターは自前にできず、レンタルが必須(月858円)

BIGLOBE光プラスを使うには、専用のハイブリッドホームルーター「Aterm HY01」のレンタルが欠かせません。

従来の「BIGLOBE光」はNTT東西の回線を使う光コラボで、ルーターは月550円のレンタルでも自前の市販品でも使えますが、BIGLOBE光プラスは光回線と5G通信を組み合わせた別サービスです。従来のBIGLOBE光で自前ルーターを使うときの注意点は、記事後半のよくある質問にまとめました。

HY01のレンタル料は月858円で、回線の月額基本料金とは別の扱いです。

避けられない月858円を足すと毎月の支払いがいくらになるのか、住まい・速度別の金額をまとめました。

プラン

基本料金

HY01込み

戸建て1ギガ

5,720円

6,578円

集合住宅1ギガ

4,642円

5,500円

10ギガ(共通)

6,380円

7,238円

光回線開通後の月額基本料金と必須ルーター(HY01)込みの月額

初期費用や工事費を含めた詳しい支払額は、BIGLOBE光プラスの料金の解説で住まい別に紹介しています。

公式のよくある質問でも、ルーターのレンタルだけを解約して自分の機器を使うことはできないという回答です。

自前のルーターを使うつもりでHY01を箱にしまっておいても、毎月858円のレンタル料はかかります。

その代わり、HY01は光回線と5G通信の1台2役をこなす機器です。

申し込みから最短4日で届き、電波が届く場所なら到着したその日から5G通信(通信環境によっては4G LTEやWiMAX 2+)でネットを使えます。

冬はこたつ、夏は普通のテーブルとしてそのまま使える机のように、工事の前は5G通信のホームルーター、工事の後は光回線のルーターとして1台が2つの役目をこなす仕組みです。

光回線の開通工事は乗り換え(転用・事業者変更)で最短9日、新規では2か月ほどかかる場合がありますが、工事を待つあいだに5G通信で使い始めれば「ひかり準備割」が適用されます。

5G通信の開通月は無料になり、翌月から光回線が開通する月まで最大3か月間は、5G通信の月額料金(4,642円)だけでなくHY01のレンタル料(月858円)も割り引かれて0円になります。

開通工事が終わったら、ONUなどの回線機器とHY01をケーブルでつないで接続設定をし、光回線での利用(基本料金+月858円)に切り替える流れです。

レンタルするAterm HY01の主な仕様
  • メーカー:NECプラットフォームズ
  • 通信方式:光回線と5G通信(場所や環境によって4G LTEやWiMAX 2+)
  • Wi-Fi規格:Wi-Fi 7対応(端末側も対応が必要)。2.4GHz帯と5GHz帯を利用でき、6GHz帯はWi-Fiパックの申し込みが必要
  • 最大理論速度:Wi-Fiパックなしは最大3.5Gbps、Wi-Fiパックありは最大9.3Gbps(いずれもWi-Fi 7のMLO利用時・実速度の保証なし)
  • 有線LAN:最大10Gbpsのポートと最大1Gbpsのポートが1つずつ(ほかにWAN/LAN兼用の最大10Gbpsポートが1つ)
  • メッシュWi-Fi:親機として使える(メッシュ機能を使うには別レンタルの子機が必要)
かんた
前に使っていたルーターは、もう出番がないの?
こうめ
BIGLOBE光プラスではHY01が最初から主役だから、前のルーターはつながなくて大丈夫だよ。

ルーターをまだ持っていない人や古い機種を使っている人なら、Wi-Fi 7や10ギガ有線に対応した新しいルーターを自分で買わずに使えるのは助かる点です。

一方で、気に入った高性能ルーターをすでに持っている人は、役目の重なる機器に毎月858円を払い続けることになり、ここはBIGLOBE光プラスの弱いところといえます。

Wi-Fiパック(月額770円)は必要?入らなくてもWi-Fiは使える

かんた
「Wi-Fiパック」に入らないと、HY01からWi-Fiの電波が1本も出ないのかと思ってドキッとしたよ。
こうめ
名前を見るとそう思っちゃうよね。このパックは速い6GHz帯や光電話、セキュリティを足したい人向けのオプションなんだ。スマホのセット割を使うかどうかで決めるとわかりやすいよ。

実際には、Wi-Fiパックに入らなくても、HY01の2.4GHz帯と5GHz帯で普段どおりWi-Fiを使えます。

パックは月770円の任意オプションで、HY01のレンタル料(月858円)に上乗せして支払う形です。

入るかどうかで変わる違いを表にまとめました。

Wi-Fiパック

なし

あり

HY01込みの月額
(無料期間の後)

858円

1,628円

使える周波数帯

2.4GHz
5GHz

2.4GHz
5GHz
6GHz

Wi-Fi最大速度
(理論値)

3.5Gbps

9.3Gbps

ネットワーク保護

付かない

付く

ギガぞうWi-Fi

付かない

付く

ルーター(HY01)とWi-Fiパックの月額と中身

パックには「電話つき」と「電話なし」があり、どちらも月770円です。

電話つきなら光電話の月額基本料も含まれますが、通話料や電話の初期費用、ユニバーサルサービス料などは別にかかります。

新規申し込み特典の「Wi-Fiパック デビュー割」により、回線の契約開始月(5G通信の利用開始か光工事完了の早いほうの月)は無料になり、その翌月から12か月間も月770円が割り引かれるので、回線と同時申し込みなら最大13か月間は支払いがありません。

Wi-Fiパックに入ったほうがいいのは、auやUQ mobileのスマホとのセット割(最大月1,100円割引)を受けたい人です。

セット割にはネットと光電話の契約が必要で、Webで光電話を付けるには「Wi-Fiパック(電話つき)」を選びます(パックを付けずに電話だけを契約したい場合は、auショップなどの取扱店窓口での申し込みが必要です)。

ただし、パックに入るだけではスマホの割引は始まりません。

スマホ側でも対象の料金プランを契約し、セット割(auスマートバリュー/自宅セット割 インターネットコース)を申し込む手続きが必要です。

また、フレッツ光(転用)や他社の光コラボ(事業者変更)から乗り換える場合、いま使っている光電話は一部を除いて電話(N)へ引き継げますが、事業者変更・転用と同時に電話(N)を新規で申し込むことはできません。

回線タイプや利用環境によって提供される電話種別が異なるため、いま光電話を使っていない人が乗り換えでセット割を狙う場合は、申し込む前にBIGLOBEのチャット相談で確認しておくと確実です。

スマホ1台あたりの割引額や申し込みの手順は、BIGLOBE光プラスのセット割の解説で詳しく紹介しています。

セット割を使わない人でも、6GHz帯に対応したスマホやパソコンがあり、家の中のWi-Fiの速さを重視するならパックを付ける意味があります(外出先で公衆無線LANの「ギガぞうWi-Fi」を使いたい人も同様です)。

Blu-rayのディスクを買っても再生するデッキがDVD専用だと見られないのと同じで、6GHz帯や最大9.3Gbpsの通信を使うには、つなぐスマホやパソコン側も対応している必要があります。

どれにも当てはまらなければ、パックなしでも普段のWi-Fi利用で困ることはまずありません。

ただ、後からWi-Fiパックに入っても無料の期間は延びず、回線の契約開始月(5G通信か光回線の早いほうの月)の翌月から12か月で割引が終了する点には注意してください。

使う予定があるなら、回線と最初に申し込んでおくほうが無料の期間を無駄にしません。

手持ちのルーターやメッシュWi-Fiを使いたいときは?

高いルーターやメッシュWi-Fiを買いそろえたばかりなら、どうにか活かせないか考えたくなるものです。

BIGLOBE光プラスの接続案内は、HY01のWi-Fiにスマホやパソコンを直接つなぐ手順で書かれており、HY01の後ろに市販ルーターをつなぐ設定手順は載っていません。

かんた
2階のぼくの部屋までWi-Fiを届かせたいんだけど、何かいい方法はある?
こうめ
広げる方法はあるよ。ただ、申し込むタイミングだけは気をつけてね。

HY01はメッシュWi-Fiの親機になれるので、2階や離れた部屋まで電波を届けたいなら、BIGLOBEのメッシュWi-Fi子機(Aterm 3000D4AX・Wi-Fi 6対応)を借りるのが近道です。

子機は1台月550円で最大5台まで借りられ、1台分には最大6か月無料(5G通信の利用開始月無料+翌月から最大5か月間550円割引)の特典が付きます。

ただし、メッシュWi-Fi子機のレンタルはBIGLOBE光プラスの回線と同時申し込みのみで、後から追加で申し込むことはできません。

広さや間取りから親機1台だけでは電波が届きにくそうなときは、回線を申し込む時点で子機もあわせて選んでおきましょう。なお、設置先の状況によっては子機を使えない場合もあります。

パソコンやゲーム機を有線でつなぐ場合、HY01のLANポートは最大10Gbpsと最大1Gbpsが1つずつです。

10ギガの契約で速さを活かしたいなら、10GBASE-T対応の機器とカテゴリ6a以上のLANケーブルで、10Gbpsのポートにつなぐ必要があります。

10ギガに必要な機器の選び方は、BIGLOBE光プラスの10ギガの解説も参考にしてください。

光回線の機器と5G通信がAterm HY01につながり、HY01からWi-Fi・メッシュWi-Fi子機・LANケーブルで家の中の機器へつながる構成図

それでも手持ちのルーターをつなぎたい場合は、その機種の取扱説明書やメーカーの案内で、ほかのルーターの後ろにつないで使えるかを事前に調べておきましょう。

HY01の配線と設定の手順は、BIGLOBEの「BIGLOBE光プラス 接続ナビ」で、契約した回線タイプを選ぶと確認できます。

解約するときはHY01の返却が必要

BIGLOBE光プラスを解約するときは、HY01本体と電源アダプターなどの付属品を、KDDIの案内に沿って返却します。

ONUなどNTTのロゴが入った機器がある場合は、NTTの案内に従って別々の返却となります(メッシュWi-Fi子機を借りていれば、子機も返却の対象です)。

返さないと未返却の費用がかかるため、付属品も含めて解約まで手元に残しておいてください。

返却の手順や送り先は、BIGLOBEのレンタル機器の返却案内で確認してください。

BIGLOBE光プラスのルーターに関するよくある質問

HY01を外に持ち出して、ポケットWi-Fiのように使えますか?

いいえ、外へ持ち出して使うことはできません。HY01は申し込みのときに登録した設置先の住所専用の機器で、ほかの場所で使うと利用停止の対象となります。

外出先でWi-Fiを使いたい場合は、Wi-Fiパックに付く「ギガぞうWi-Fi」が便利です。

従来のBIGLOBE光を契約中です。ルーターは自前に替えられますか?

はい、自前のルーターへ替えられます。従来の「BIGLOBE光(光コラボ)」はBIGLOBE光プラスとは別のサービスで、BIGLOBEのレンタル(月550円)と市販ルーターのどちらでも利用可能です。

従来のBIGLOBE光で「IPv6オプション」を使う場合は、BIGLOBEの対応機器一覧(BIGLOBE動作確認済み)に載っている機種やMAP-E機能対応のルーターを選んでください。Wi-Fi 6やWi-Fi 7といったWi-Fiの世代が新しいことと、IPv6オプションに対応しているかどうかは別なので、手持ちの機種や購入予定の機種が対応しているかを事前に確かめておくと安心です。

機器をつなぎ替えただけではレンタル契約は終わらないため、BIGLOBEで解約の手続きをしてから返却しましょう。1ギガ用のBIGLOBEレンタルルーターは返却手数料(送料込み)が1台1,430円かかり、解約から1か月を過ぎても返さないと、別に未返却の費用が発生します。

なお、従来のBIGLOBE光からBIGLOBE光プラスへそのまま切り替えることはできず、今の契約を解約して新しく申し込む形です。

HY01でネットやWi-Fiがつながらないときは、まず何をすればいいですか?

BIGLOBE光プラスのトラブル案内に沿って、まずケーブルが「カチッ」と奥まで差さっているかと、HY01や回線機器のランプが正常に点灯しているかを確認してください。

あわせてBIGLOBEのメンテナンス・障害情報を確認し、問題がなければ接続機器の電源プラグを抜いて10秒ほど待ってから差し直す再起動を試します。Wi-Fiだけがつながらない場合は、スマホやパソコンのWi-Fi設定がオンになっているか確かめたうえで、HY01の底面に書かれた2.4GHz帯と5GHz帯のSSID(ネットワーク名)を切り替えてみましょう。

まとめ|ルーターはレンタル一択、迷うのはWi-Fiパックだけ

BIGLOBE光プラスのルーターの要点
  • HY01のレンタル(月858円)は必須で、自前のルーターには替えられない(光開通前の「ひかり準備割」の期間中は月858円も割引)
  • Wi-Fiパック(月770円)なしでも、2.4GHz帯・5GHz帯(理論上最大3.5Gbps)のWi-Fiは使える
  • au・UQ mobileのセット割を使うなら「Wi-Fiパック(電話つき)」を選び、スマホ側でも申し込む(転用・事業者変更と同時に電話を新規で付けることはできない)
  • 電波を家じゅうに届けたいなら、BIGLOBEのメッシュWi-Fi子機(1台月550円)を借りられる(回線と同時申し込みのみ)

申し込む前に、スマホのセット割(Wi-Fiパック)やメッシュWi-Fi子機が必要かどうかだけ決めておけば、オプションの欄で迷わずに済みます。