BB.excite光 10Gの評判を調べていると、10ギガなのに月額4,730円で大丈夫なのか、あとから費用がかさんだり不便が出たりしないかが気になってきます。
月額料金の安さや契約期間の縛りがないことは事実で、利用者がつまずきやすいのは「自宅が提供エリアに入っているか」と「10ギガ対応の機器をどうそろえるか」の2点です。
公式の提供内容をもとに、評価されている理由や不満が出やすいポイント、他社の10ギガやマンション向け1ギガとの料金差、どんな人に向いているかを整理しました。
BB.excite光 10Gの評判は?良い点と気になる点
BB.excite光 10Gは、NTT東日本・NTT西日本の「フレッツ 光クロス」回線とプロバイダをひとつにまとめた10ギガの光コラボです。
戸建てもマンションも同じ料金プランで、毎月の基本支払いは月額4,730円のみ、契約期間の縛りもありません。
項目 | 10Gの内容 |
|---|---|
月額基本料金 | 4,730円 |
初期費用 | 無料 |
契約期間 | 縛りなし・解約金なし |
最大通信速度 | 概ね10Gbps |
接続方式 | IPv6 IPoE |
提供エリア | フレッツ 光クロスの |
支払い方法 | クレジットカードのみ |
BB.excite光 10Gの基本情報
かんた
こうめ高く評価されている理由は、割引期間が終わると高くなる料金体系ではなく、最初から最後まで月額4,730円の定額で使えるシンプルさにあります。
初期費用や標準工事費も、分割払いの同等額を毎月割り引く「実質無料」ではなく最初から無料のため、いつ解約しても工事費の残りを請求されません。
ドコモ光の10ギガは2年定期、NURO光の10ギガは3年契約が中心なのに対し、更新月を忘れないようスマホのメモと睨めっこしなくて済むのは大きな強みです。
一方で、不満や戸惑いが出やすいのは次の3つのポイントです。
- 機器が1ギガ用のままだと速くならない:回線だけを10ギガに変えても、ルーターやLANケーブル、端末が1ギガ対応のままだと速度が頭打ちになります。
- 開通工事まで待つ期間がある:申し込みから開通まで最短2週間ほどかかり、工事が混み合う時期は1か月以上待つこともあります。
- 高額なキャッシュバックがない:数万円単位の現金還元はなく、毎月の基本料金の安さで還元する仕組みです。
また、10ギガが使える地域はまだ限られており、支払い方法がクレジットカードのみである点も申し込む前に押さえておきましょう。
料金は月額4,730円だけ|他社の10ギガやマンションの1ギガと比較
月額基本料金は戸建てもマンションも4,730円で、契約事務手数料や標準工事費はそもそも設定されていません。
土日祝日に開通工事を頼んだときの追加費用や、引越し先で継続利用するときの移転工事費も無料です。
主要な10ギガ光回線と、ルーターやホームゲートウェイの料金を含めた毎月の支払額を比べると次のようになります。
回線(契約) | 10ギガの月額 |
|---|---|
BB.excite光 10G | 4,730円 |
ドコモ光 | 6,930円 |
SoftBank 光 | 6,930円 |
NURO 光 | 6,600円 |
戸建てで比べた10ギガの毎月の料金
BB.excite光 10Gで月額550円のレンタルルーター(新規申込時)を足しても5,280円で、比べた3社より毎月1,300円以上安い計算です。
ドコモ光(タイプA)は月額6,380円に10Gbps対応無線LANルーターのレンタル代550円を加えた金額で、SoftBank 光とNURO 光 10ギガ(H)は必須のホームゲートウェイ代550円を含んだ金額です。
公式でも、キャンペーンや契約期間の割引を使わない定価どうしで比べると、戸建ての10ギガで業界最安と案内しています。
戸建ては1ギガのMECより安いが、マンションはMECより高い
同じBB.exciteの1ギガ定額プラン「BB.excite光 MEC」と比べると、戸建てとマンションで料金の関係が逆転します。
戸建てはMECの通常月額が4,950円なので、10G(4,730円)のほうが毎月220円お得です。
一方でマンションはMECの通常月額が3,850円のため、10G(4,730円)のほうが毎月880円高く、MECの永年割引(月額3,707円〜3,575円)と比べるとさらに差が広がります。
戸建てなら1ギガより安い定価で10ギガを選べますが、マンションで1ギガの速度で足りる場合はMECのほうが毎月の固定費を抑えやすいでしょう。
キャッシュバックはなく、特典はオプション割引とセキュリティ
BB.excite光 10Gには、現金キャッシュバックや高額なポイント還元はありません。
半年後や1年後に届く受取案内メールを気にしながら待つより、最初から毎月の支払額が抑えられているのは気楽な点です。
公式の契約者特典は、次の3つのサービスに絞られています。
- ESETファミリーセキュリティが無料:通常月額550円のウイルス対策ソフトを、パソコンとスマホを合わせて5台まで契約中は無料で使えます。
- 光電話・光テレビが1年間無料:10Gの新規申込と同時に申し込むと、BB.excite光電話(月額550円)とBB.excite光テレビ(月額990円)の月額料金が開通から1年間無料になります(初期費用・工事費は別)。
- BB.exciteモバイルとのセット割:同一のBB.exciteメンバーIDで音声通話機能付きSIM(Fit/Flatプラン)を使うと、スマホ側の料金から1枚につき月220円、最大5枚で月1,100円が割り引かれます。
このほか、オプションや利用開始・解約の時期によって月額基本料金以外に費用がかかる場面も確認しておきましょう。
- ルーターを借りる:月額330〜660円(NTT機器は光電話あり330円・なし550円、eero Max 7は新規・移行550円・転用や事業者変更は660円)
- 光電話・光テレビを付ける:初期費用・工事費(光電話3,300円から、光テレビ6,380円から)と通話料、2年目以降の月額料金
- フレッツ光から転用する:フレッツ光の工事費の分割払いが残っていれば、その残り
- 使い始めた月と解約した月:使い始めた月は日割りにならず満額請求。解約月の基本料金は無料ですが、利用開始月と同じ月に解約した場合は満額かかり、ルーターのレンタル料やオプション料金も解約月まで満額かかります
速度は最大10Gbps|有線・Wi-Fiの違いと必要な機器
最大通信速度は概ね10Gbpsですが、ベストエフォート型なので、この速さが常に出ると保証されているわけではありません。
「最大10Gbps」という数字は、車のスピードメーターの一番右に書いてある数字のようなもので、普段の道でいつもその速さが出るわけではないのと同じです。
公式の注意事項でも、通信品質を保つためのデータが付く分、技術規格上の最大値に比べて実際の最大値は10〜20%ほど下がると説明されています。
なお、利用者の測定結果を集めた「みんなのネット回線速度(みんそく)」にはBB.excite光 10G単独の集計ページがまだなく、1ギガなどの測定結果と混ざっているため、実測の平均値を数字で比べられる段階ではありません。
有線とWi-Fiの違いと、10ギガを活かす機器
10ギガの速さをそのまま引き出すには、回線だけでなく、ルーターやパソコン、LANケーブルも10ギガ対応でそろえておくのが前提です。
- ルーター:10Gbps対応で、MAP-EかDS-Liteに対応した機種
- 有線でつなぐパソコン:10GBASE-T対応のLANポート
- LANケーブル:カテゴリ6a以上
スマートフォンやノートパソコンをWi-Fi(無線)でつなぐ場合は、有線接続よりも速度の上限が下がります。
たとえば、BB.excite光 10GでレンタルできるWi-Fi 7対応ルーター「eero Max 7」でも、仕様上の最大速度は有線で最大9.4Gbps、無線(Wi-Fi)で最大4.3Gbpsです。
それでもWi-Fi 6の約2倍のスピードに対応しており、家族がスマホやテレビ、ゲーム機を同時に使っても速度が落ちにくい点に10ギガ回線の良さがあります。
接続方式はIPv6 IPoEで、申込時にMAP-E(IPv6オプション)とDS-Lite(transix)のどちらかを選べ、利用開始後に無償で切り替えることも可能です。
固定IPアドレスやPPPoE接続は提供しておらず、PPTP・SCTPを使うVPNや特定のポートを使うゲーム、自宅サーバーなどは利用できない場合があるため、該当するサービスを使っている人は申し込む前に確かめておくと安心です。
ルーターの選び方|レンタル2種類か自分で用意するか
BB.excite光 10Gにはルーターが付いてこないため、申込時に2種類のレンタルから選ぶか、対応する機種を自分で用意します。
項目 | eero | スタンダード |
|---|---|---|
月額 | 550円 | 550円 |
規格 | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6か7 |
台数 | 約250台 | 10〜15台 |
光電話 | 使えない | 使える |
72か月後 | 自分のもの | 譲渡なし |
レンタルルーター2種類の違い
eero Max 7はWi-Fi 7に対応したハイエンドルーターで、新規またはBB.excite光(MEC/Fit/Classic)からの移行で申し込めば、永年割引によりレンタル料は月額550円です(転用・事業者変更は月額660円)。
利用開始月を1か月目として72か月目の末日まで続けて使うとそのまま自分のものになり、73か月目からはレンタル料も返却も不要になります。
ただし光回線と同時にしか申し込めず、BB.excite光電話を使う人は選べません。
初期設定にはスマートフォンの専用アプリが必要で、72か月より前に解約・乗り換えをすると元払い(送料利用者負担)での返却が必要です(未返却や修理できない破損は損害金81,600円・不課税)。
かんた
こうめスタンダードルーターは、NTT東西のXG-100NE(Wi-Fi 6)かXG-200KI(Wi-Fi 7)のどちらかが届きます。
機種は指定できないものの、光電話なしなら月額550円、BB.excite光電話を使う場合は月額330円で借りられるため、固定電話を使いたい人はこちらを選びましょう。
自分で用意する場合は、最大10Gbps(フレッツ 光クロス)に対応し、申込時に選んだMAP-EかDS-Liteが使える市販ルーターが必要です。
今まで使っていた1ギガ用のルーターでもMAP-EやDS-Liteに対応していれば接続自体はできますが、速度は1ギガの上限に制限されてしまいます。
迷ったときは、光電話を使うならスタンダードルーター、使わないならeero Max 7か自前の10ギガ対応ルーターという基準で選ぶのがおすすめです。
BB.excite光 10Gのデメリットと契約前の注意点
料金面の不安は少ない一方で、申し込む前に確認しておきたい注意点は次の4つです。
住む地域や建物によっては使えない
使えるのはNTT東日本・NTT西日本の「フレッツ 光クロス」提供エリアの一部で、公式ページには提供中の市区町村が一覧で載っています。
一覧に市区町村が入っていても、建物ごとに使えるかは、申し込んだあとに住所で調べてもらう流れです。
設備の都合で使えないと分かったときや気が変わったときは、開通工事の3日前(eero Max 7を選んだ場合は7日前)まで無料でキャンセルが可能です。
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開通まで最短2週間〜1か月以上かかり、管理者の承諾も要る
Webで申し込んでからインターネットが開通するまでの期間は最短2週間程度ですが、地域の工事の混み具合や新築物件などでは1か月以上かかることもあります。
申し込み後はメールやSMS、電話で工事日の調整を行い、設備状況によって無派遣工事(立ち会い不要・利用開始日の前日までにNTT機器が届く)か、派遣工事(30分〜2時間ほどの立ち会い・当日担当者がNTT機器を持参)のどちらかで進みます。
新たに光回線を建物へ引き込む場合は、あらかじめ建物の管理会社やオーナーの承諾を得ておくことが必須で、県営・市営・URなどの公営住宅では市区町村への申請手続きが求められる場合がある点にも注意が必要です。
開通までの間にモバイルWi-Fiなどの貸し出しはないため、auひかりやNURO光など今の回線を自分で解約して乗り換える人は、開通工事日が決まってから解約手続きを進めましょう。
支払いはクレジットカードだけで、大手キャリアのスマホ割がない
支払い方法はクレジットカード払いのみで、口座振替や請求書払いには対応していません。
料金は使った月の翌々月5日に、登録したカード会社へ請求されます。
また、スマホとのセット割は格安SIMの「BB.exciteモバイル」だけで、ドコモやau、ソフトバンク、ワイモバイルなどのスマホセット割はありません。
大手キャリアのスマホ割で家族の通信費をまとめて下げている人は、乗り換えたあとにスマホ側の割引がなくなる点も含めて比べてみてください。
問い合わせはメールと電話で、チャット窓口は終了している
サポートへの問い合わせ窓口は、24時間受け付けているお問い合わせフォーム(メール)と、お急ぎの場合に案内されている電話(ナビダイヤル、通話料有料)の2つです。
チャットでの問い合わせは2025年10月31日で受付を終了しており、月末や月初は窓口が混雑してメールの回答にも時間がかかる場合があります。
2か月目の全額返金制度|返金される条件と対象外のケース
新規で申し込み、使い始めて2か月目に他社の光回線へ事業者変更で乗り換えると、2か月分の月額基本料金9,460円が戻ってきます。
返金を受けるための特別な申請手続きはいりません。
かんた
こうめ1か月目に乗り換えた場合も、3か月目以降に乗り換えた場合も全額返金の対象外です。
ほかにも、次のケースでは返金されません。
- 転用や事業者変更、BB.excite内の移行でBB.excite光 10Gに申し込んだ
- 他社への事業者変更ではなく、通常の解約をした
- 利用開始から1か月目、または3か月目以降に事業者変更で解約した
- 同じ設置場所の住所で、過去にこの制度が適用されたことがある
- 使い始めてから引越し(移転工事)や品目変更工事をした
また、専用ルーターのeero Max 7をレンタルしている場合、他社への事業者変更が完了するとレンタル契約も終了し、乗り換え先へは引き継げません。
指定された期限までに元払い(返却の送料等は利用者負担)でeero Max 7一式を返却する必要があり、レンタル料やオプション料金は全額返金の対象に含まれない点も押さえておきましょう。
BB.excite光 10Gが向いている人・向かない人
ここまでの料金やデメリットをふまえると、BB.excite光 10Gを選んで満足しやすいのは次のような人です。
- 提供エリア内の戸建てに住んでいて、1ギガのMECより安い月額4,730円で10ギガを使いたい
- 2年や3年の契約期間、解約金、工事費の分割残債に縛られたくない
- 格安SIMを使っていて、大手キャリアのスマホセット割を受けていない
- 家族で複数台の端末を同時に使ったり、大容量の通信をしたりする機会が多い
- 10ギガ対応ルーターを自分で用意できる、または月額330〜660円のレンタルを付けてもよい
反対に、次に当てはまるなら、BB.exciteの1ギガプランや他社の光回線から探したほうが合っています。
- 住んでいる住所・建物が提供エリアに入っていない
- マンション住まいで、1ギガの速度で足りるため毎月の料金を少しでも抑えたい(MECなら通常月額3,850円)
- 口座振替で支払いたい
- 大手キャリアのスマホ割で、家族の通信費をまとめて下げている
- 高額なキャッシュバック還元を重視したい、または固定IPやPPPoE接続が必要
かんた
こうめ自宅が10Gのエリア外だった場合、公式では10ギガが使えるようになるまで1ギガのBB.excite光 MECやFitを使う方法を案内しており、あとから10Gへ移行することもできます。
BB.excite光 10Gに関するよくある質問
- 他社の光コラボから乗り換えるときも工事は必要ですか?
今の事業者で事業者変更承諾番号を取って申し込み、切り替えの工事だけで済む場合と、開通工事が必要になる場合があります。
事業者変更で申し込んだ場合、全額返金制度は対象外で、eero Max 7のレンタル料は月額660円です。
- BB.excite光 MECやFitから10Gに変えられますか?
BB.excite光 MEC・Fit・Classicを使っている人は、10Gへ移行できます。
移行の申し込み時に選べる接続方式はDS-Lite(transix)のみですが、開通後にMAP-Eへ無償で変更可能です。
なお、MEC・Fit・Classicで「無線LAN機能付きルーター」や「BB.excite光 MEC 専用ルーター」をレンタルしている場合は継続して利用できず解約となり、10Gへの移行後は元のサービスに戻せません。
移行月の料金や詳しい手順は、BB.excite光のプラン変更・10Gへの移行を解説した記事で確認してください。
- 申し込んでから使えるまで、どのくらいかかりますか?
最短で2週間ほどですが、地域の工事の混み具合や新築物件、建物管理者の承諾・申請手続きによっては1か月以上かかることもあります。
- 光電話や光テレビも付けられますか?
付けられます。10Gを新規で申し込み、同時に申し込んだ場合に限り、BB.excite光電話(月額550円)とBB.excite光テレビ(月額990円)は開通から1年間の月額料金が無料です。
初期費用・工事費は別で、光電話は3,300円から、光テレビは6,380円からかかり、光電話を使う場合はレンタルルーターでeero Max 7を選べません。
- セキュリティソフトは付いていますか?
同一のBB.exciteメンバーIDで契約中は、ESETファミリーセキュリティ(通常月額550円)を無料で使え、パソコンとスマホを合わせて5台まで守れます。
まとめ|安さと縛りのなさで選べる10ギガ回線
BB.excite光 10Gは、月額4,730円のほかに初期費用・標準工事費・解約金がかからず、提供エリア内の戸建てで10ギガを安く使いたい人には有力な選択肢です。
申し込む前に、公式ページの一覧で住んでいる市区町村を探し、光電話を使うかどうかでルーターを決めておくと迷いません。
使ってみて合わなかったときの全額返金制度は、新規申込で2か月目に他社へ事業者変更した場合だけが対象で、eero Max 7を借りている人は元払いでの返却も必要になります。










