BB.excite光 10Gの申し込みでルーターの選択肢が3つ並ぶと、どれを選べば後悔しないかで迷ってしまいます。

一番の決め手は光電話を使うかどうかで、使うならNTTの10G対応ルーターを選びます。

光電話を使わない場合は、手持ちの10G対応ルーターがあるか、同じルーターを長く使い続けるかに応じて、eero Max 7・NTTのルーター・自前のルーターから選びましょう。

BB.excite光 10Gのルーターの選び方
  • 光電話を使う:NTTの10G対応ルーター(光電話と一緒なら月330円)
  • 光電話を使わず、高性能な1台を長く使う:eero Max 7(72か月継続で自分のものになる)
  • 光電話を使わず、対応ルーターがある:自前のルーター(レンタル料なし)
  • あとから市販ルーターへ替える予定がある:NTTの10G対応ルーター(いつでも解約して自前へ切り替えられる)

BB.excite光 10Gで選べる3つのルーターの違い

3つの選択肢の大きな違いは、毎月のレンタル料、光電話との併用可否、そしてあとから変更や解約がしやすいかどうかにあります。

選択肢

月額料金

光電話・特徴

eero
Max 7

550円か
660円

光電話は不可
72か月で譲渡

NTTの
ルーター

550円か
330円

光電話も可
いつでも解約

自前の
ルーター

なし

機種による
購入費が別

BB.excite光 10Gのルーターの月額(回線の基本料金である月額4,730円とは別)。eero Max 7は新規・移行が550円で転用・事業者変更が660円、NTTの10G対応ルーターは光電話と一緒なら330円

月額料金だけで比べるなら、光電話と一緒に借りるNTTの10G対応ルーターが月330円で最安です。

光電話を使わない新規の申し込みや、BB.excite光 MEC・Fitなどからの移行なら、eero Max 7とNTTのルーターはどちらも月550円で並びます。

同じ月550円でも、eero Max 7は72か月使い続けると所有権が無料で移り、NTTのルーターはずっとレンタルのままです。

その一方で、eero Max 7は光電話と一緒に使えず、10Gが開通したあとから追加で借りることもできません。

反対にNTTの10G対応ルーターはいつでも解約できるため、最初はNTTのレンタルで始めて、あとから自分で購入したルーターへ替えるといった段階的な選び方も可能です。

かんた
どうせならeeroとNTTのルーターを両方借りて並べたら、家の電波も2倍になったりしない?
こうめ
ルーターは1台あれば十分なんだにゃ。同じ場所でNTTのレンタルルーターと重ねて使おうとすると、eeroの申し込み自体を受け付けてもらえないこともあるんだよ。

eero Max 7|光電話を使わない人の第一候補

eero Max 7はWi-Fi 7のトライバンドに対応したメッシュWi-Fiルーターで、10GbEのポートが2つと2.5GbEのポートが2つ備わっています。

製品仕様として有線で最大9.4Gbps、無線で最大4.3Gbps、1台で最大約230平方メートル・約250台の同時接続に対応すると案内されており、部屋数が多い家庭やつなぐ端末が多い環境ほど性能を活かせます(速度や範囲は理論値であり、実測を保証するものではありません)。

月額料金は、新規の申し込みやBB.excite光 MEC・Fit・Classicからの移行ならキャンペーンの永年割引で月550円、フレッツ光からの転用や他社光コラボからの事業者変更では月660円です。

スマホアプリで設定し、Amazon Echoで範囲も広げられる

eero Max 7は2.4GHz・5GHz・6GHzの3つの周波数帯を1つのSSID(ネットワーク名)でまとめており、通信状況に応じて端末を適切な周波数帯へつなぎます。

周波数帯ごとに接続先を分けて設定する手間がなく、専用の「eeroアプリ」の案内に沿って進めるだけで初期設定が終わるのが特徴です。

かんた
えっ、設定にスマホがいるの?パソコンじゃだめ?
こうめ
eeroアプリはスマホに入れて使うから、パソコンしかない家だと困っちゃうんだ。

セットアップにはiOSまたはAndroidのスマートフォン、eeroアプリ、そして有効なメールアドレスか電話番号(またはAmazonアカウントの認証情報)が欠かせません。

アプリを使えるスマートフォンがない環境では初期設定を完了できないため、申し込む前に手元の端末を確認しておきましょう。

また、「eero Built-in」に対応した別売のAmazon Echo(Echo Pop、第4・第5世代のEcho DotやEcho Dot with Clock、第4世代のEcho、Echo Dot Max、2025年発売のEcho Studio)があれば、eeroのWi-Fi範囲を広げられます。

普段は音楽を流しているスピーカーが、そのままWi-Fiの中継役にもなる仕組みです。

ただし、Amazon Echo側で広げられる範囲は最大92平方メートル(5GHz帯のみ)で、最大速度は100Mbps、同時接続は約10台までに限られます。

寝室や子ども部屋など電波の届きにくい場所を補うのには役立ちますが、eero Max 7本体と同じ速さが出るわけではない点はおさえておきましょう。

届き方と72か月未満で解約するときの返却ルール

eero Max 7はAmazonから利用場所の住所へ発送されます。

開通日(サービス開始日)より前に届いても開始日までは開封せずに未使用のまま保管し、開封した日を含めて7日以内に動作確認や破損がないかの点検を行ってください。

利用開始月を1か月目として72か月目の末日まで継続利用すると、翌日に所有権が無料で移り、73か月目からはレンタル料も返却もいりません。

その代わり、レンタル料に含まれていたセキュリティ機能の「eero Secure」や、BB.exciteによる修理・交換サポートは所有権が移った時点で終了します。

72か月を迎える前にeero単体やBB.excite光 10Gを解約(他社への事業者変更を含む)したときは、機器一式の返却が必要です。

NTTのレンタル機器とは異なり、eero Max 7には返却用の回収キットが届かず、送料も利用者負担(元払い)となります。

本体・電源アダプタ・有線LANケーブルを自分で梱包し、指定の期限までに指定の返却先へ送らなければなりません。

指定期限までに返却が確認できない場合や修理できないほど全損させたときは81,600円の損害金、自分の責任による故障・破損で交換になった場合は89,760円の有償交換料(故障調査で不具合が確認されなかった場合は検査手数料7,000円)がかかります。

eero Max 7を申し込む前に確かめること
  • 申し込みは10Gと同時だけ:開通したあとからeeroだけを追加することはできない
  • 光電話とは一緒に使えない:あとから光電話を追加すると機能が制限され、eeroの解約を勧められる
  • キャンセルの期限が早い:eeroを申し込むと工事日の7日前まで(eeroなしは3日前まで)。発送後の受取拒否は未返却扱いになる恐れがある
  • 途中解約は元払いで返却:72か月未満の解約は回収キットが届かず、送料自己負担での返送が必要

光電話を使う予定がなく、BB.excite光 10Gとeero Max 7のレンタルを72か月以上続ける見込みがあるなら、73か月目からルーター代の負担がなくなるeero Max 7が有力な候補です。

NTTの10G対応ルーター|光電話を使う人・迷っている人向け

NTT東日本・NTT西日本から提供される10G対応ルーターは通常月550円ですが、BB.excite光電話を使うと月330円に減額されます。

BB.excite光電話(基本プラン)の月額550円と合わせても月880円に収まり、10Gの新規申し込みと同時に光電話を申し込めば、光電話の月額料金は開通から1年間(12か月)無料です。

ただし、BB.excite光電話には初期・工事費用(3,300円〜)と通話料が別にかかるため、月額料金のほかにこの費用も見込んでおきましょう。

届くルーターは次の2機種のどちらかで、利用者側で機種を指定することはできません。

機種

Wi-Fi

推奨台数

XG-100NE

Wi-Fi 6

10台以下

XG-200KI

Wi-Fi 7

15台以下

NTTの10G対応ルーターで届く機種。どちらもMAP-EとDS-Liteの両方式に対応し、10GBASE-T対応ポートを1つと1000BASE-T対応ポートを3つ備える

機器は開通日までに届き、原則として設置と再起動だけでインターネットにつながりますが、Wi-Fiの設定は同梱の説明書を見ながら自分で行います。

詳しい設定方法や各部の仕様を調べるなら、取扱説明書を載せているNTT東日本のホームゲートウェイのページかNTT西日本のダウンロードページが確実です。

Wi-Fi 6でメッシュ非対応の「XG-100NE」が届く可能性もあるため、最初から確実にWi-Fi 7を使いたい場合は、光電話を使わない限りeero Max 7か自前ルーターのほうが向いています。

また、72か月を過ぎても所有権は移らず解約時には返却が必要ですが、最低利用期間がなくいつでも解約できる点は大きな強みです。

「どの市販ルーターを買うかまだ決めていない」「eeroを72か月使い続けるか分からない」という場合は、まずNTTのルーターで開通させ、あとから市販の10G対応ルーターを購入してレンタルを解約する選び方もできます。

自前のルーター|市販機を使う人やMEC・Fitから移る人の注意点

ルーターをレンタルしなければ届くのは回線終端装置(ONU)だけで、毎月のルーターレンタル料はかかりません。

自前のルーターを10ギガの速さで使うには、最大10Gbpsの回線(フレッツ 光クロス)と、申し込みで選んだIPv6 IPoEの接続方式(MAP-EまたはDS-Lite)に対応している機種が必要です。

MEC・Fitからの移行はDS-Liteで始まり、開通後に切り替えられる

新規・転用・事業者変更の申し込みでは「MAP-E(IPv6オプション)」と「DS-Lite(transix)」のどちらも選べますが、BB.excite光 MEC・Fit・Classicから10Gへ移行する場合は、申し込み画面でDS-Liteしか選べません。

ただし、10Gの利用開始後はMAP-EとDS-Liteの切り替えを無料で申請できます(原則として暦年2回まで、前月21日〜当月20日の受付分を翌月第1営業日に実施)。

移行の申し込み時点ではDS-Liteに対応した機器が必要ですが、これから市販の10G対応ルーターを購入するなら、MAP-EとDS-Liteの両方に対応した機種を選んでおくと、開通後に接続方式を切り替えたくなったときもそのまま使い続けられます。

また、MECやFitなどでレンタルしていた「無線LAN機能付きルーター」や「BB.excite光 MEC 専用ルーター」は、10Gでは継続利用できず解約・返却となります。

移行の手続きと同時にeero Max 7やNTTの10G対応ルーターを申し込むか、開通日までに自前の対応ルーターを準備しておきましょう。

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10ギガを活かす周辺機器と、ルーターを替えても変わらない制限

手持ちのルーターが最大1Gbpsまでの機種でも、申し込みで選んだ接続方式に対応していればインターネット自体はつながりますが、通信速度はそのルーターの上限までです。

なお、BB.excite光 10Gの最大おおむね10Gbpsはベストエフォート型であり、通信品質確保用データの付加によって技術規格上の最大値より10〜20%程度低下するほか、端末や時間帯によっても速度は変わります。

パソコンまで有線で10ギガの速さを活かすには、10G対応ルーターだけでなく、パソコン側の10GBASE-T対応LANポートとカテゴリ6A(Cat6A)以上のLANケーブルもそろえる必要があります。

あわせて知っておきたいのが、BB.excite光 10Gでは固定IPアドレスやPPPoE接続を提供していない点です。

特定のポートを使う一部のオンラインゲーム、自宅サーバーの公開、外部からのリモートアクセスやWebカメラ、一部のVPNなどは利用できない場合があり、これらは回線側の仕様による制限のため、自前の高性能なルーターへ買い替えても解消しないケースがあります。

72か月使ったときのルーター代の合計

eero Max 7の所有権が無償で移る72か月というと、干支がちょうど半周する6年間です。

この72か月を区切りにレンタル料の総額を比べると、次のようになります。

選択肢と月額

72か月
総額

73か月目
以降

eero Max 7
月550円

39,600円

なし(譲渡)

eero Max 7
月660円

47,520円

なし(譲渡)

NTTの
ルーター
月330円

23,760円

月330円

NTTの
ルーター
月550円

39,600円

月550円

ルーターのレンタル料だけの72か月の合計。eero Max 7は新規・移行が月550円、転用・事業者変更が月660円。NTTのルーターは光電話ありが月330円(光電話の基本料・初期工事費は含まない)

光電話を使わない新規申し込みや移行なら、eero Max 7とNTTのルーターは72か月で同じ39,600円になります。

ただし、73か月目以降もレンタル料がかかり続けるのはNTTのルーターだけです。

一方で、数年以内に回線を乗り換える可能性がある場合や、途中で好きな市販ルーターに買い替えたい場合は、返却送料が自己負担になるeero Max 7にこだわらず、NTTのルーターや自前ルーターを選ぶほうが身軽に動けます。

市販の10G対応ルーターを購入する場合は機種によって価格差が大きいため、eero Max 7の72か月分である39,600円(転用・事業者変更なら47,520円)を目安に比べてみてください。

迷ったときのルーターの決め方

どのルーターにするか迷ったときは、光電話の有無と手持ちの機器から順番に整理すると決めやすくなります。

光電話を使うか、10G対応のルーターを持っているかでBB.excite光 10Gのルーターを選ぶ流れ
  1. 光電話を使うかどうかを決める

    BB.excite光電話を使うならeero Max 7は選べないため、NTTの10G対応ルーターを月330円で借りるか、対応する自前ルーターを用意します。

  2. 手持ちのルーターの型番と接続方式を調べる

    10GbE対応のWANポートがあり、申し込みで選んだ接続方式(MAP-EまたはDS-Lite)に対応していれば、自前のルーターを使ってレンタル料なしで利用できます。MECやFitから移行する場合は、今まで借りていたルーターが解約になる点に注意しましょう。

  3. 対応ルーターがなければ利用予定に合わせて借りる

    Wi-Fi 7の機種を確実に使い、72か月後に自分のものにしたいならeero Max 7が向いています。あとから市販ルーターへ買い替える予定がある人や、スマホアプリでの初期設定を避けたい人は、いつでも解約できるNTTの10G対応ルーターを選びましょう。

BB.excite光 10Gのルーターに関するよくある質問

10Gが開通したあとでeero Max 7を借りられる?

借りられません。

eero Max 7はBB.excite光 10Gの申し込みや移行と同時にしか申し込めないため、利用したい場合は申し込みの時点で選んでおく必要があります。なお、NTTの10G対応ルーターで始めて、開通後に自分で購入したルーターへ切り替えることは可能です。

eero Max 7を選んだあとで光電話を付けたくなったら?

あとからBB.excite光電話を追加すると接続や設定が複雑になり、eero Max 7の機能が制限されるため、BB.exciteからはeeroの解約を勧められます。

固定電話を使う可能性が少しでもあるなら、最初からNTTの10G対応ルーターを選んでおくほうが、解約の手間や返却送料がかかりません。

MECやFitで借りているルーターは10Gでもそのまま使える?

そのまま使うことはできません。

BB.excite光 MECやFitでレンタル中の「無線LAN機能付きルーター」や「BB.excite光 MEC 専用ルーター」は、10Gへ移行すると解約・返却となります。移行の申し込み時にeero Max 7かNTTの10G対応ルーターを選ぶか、10G対応の市販ルーターを用意してください。

まとめ|光電話とこれからの使い方に合わせて選ぶ

BB.excite光 10Gのルーターは、光電話を使うならNTTの10G対応ルーター、使わないなら手持ちの対応機種や今後の予定に合わせてeero Max 7・NTTのルーター・自前から選べば迷いません。

eero Max 7は申し込みと同時にしか選べず、72か月未満で解約すると元払いでの返却が必要になるため、光電話を使う予定や継続期間を確かめてから手続きを進めましょう。