ネットをあまり使わない月まで、定額の光回線に同じ料金を払い続けるのはもったいなく感じます。
BB.excite光 Fitの月額料金は、その月の通信量で4段階に変わり、マンションは2,640〜4,180円、戸建ては3,520〜5,830円です。
契約期間の縛りや解約金はなく、月200GB未満に収まるなら定額制のBB.excite光 MECより毎月の基本料を抑えられます。
- 境目の量:30GB・200GB・500GBちょうどは1つ上の段階になる
- 数える量:ダウンロードに加えてアップロードも合計する
- MECとの境目:月200GB未満ならFit、200GB以上なら定額のMECが安い
- 初期費用と縛り:契約事務手数料・標準工事費・解約金はかからず、契約期間の縛りもない
BB.excite光 Fitの料金表|マンション2,640円・戸建て3,520円から
Fitの月額料金は、毎月1日から末日までに使ったインターネット通信量で次のように決まります。
月の通信量 | マンション | 戸建て |
|---|---|---|
30GB未満 | 2,640円 | 3,520円 |
30GB以上 | 3,410円 | 4,290円 |
200GB以上 | 4,180円 | 5,060円 |
500GB以上 | 4,180円 | 5,830円 |
BB.excite光 Fitの月額(通信量は上り・下りの合計)
マンションは200GB以上になると4,180円から上がらず、戸建ては500GB以上の5,830円がいちばん高い段階です。
どれだけ通信量が増えても、この上限を超えて回線料金が請求されることはありません。
なお、4戸以上の集合住宅に住んでいても、建物の設備によっては戸建てと同じファミリータイプの料金になる場合があります。
どちらの料金タイプになるかは、申し込み後の工事の手配と一緒に決まります。
30GB・200GB・500GBの境目と通信量の数え方
Fitは通信量1GBごとに料金が少しずつ加算される仕組みではなく、その月にたどり着いた段階の月額をそのまま払う仕組みです。
余った通信量を翌月へ繰り越すこともできないため、境目の区切り方と数え方を先に確かめておきましょう。
境目の量は「未満」で区切られる
料金の段階はすべて「未満」で区切られており、30GBちょうどならマンションで3,410円、200GBちょうどなら4,180円と1つ上の段階に入ります。
いちばん安い段階(マンション2,640円・戸建て3,520円)で収まるのは、月末までの合計が30GBに届かなかった月だけです。
アップロードも通信量に入る
計算の対象になる通信量は、動画やWebサイトを見るときのダウンロード(下り)だけではありません。
こちらからデータを送るときのアップロード(上り)もすべて合算されます。
かんた
こうめとくに見落としやすいのが、スマホで撮った写真や動画をクラウドへバックアップする設定です。
持ち主がぐっすり眠っているあいだも、スマホが夜な夜な写真をせっせと送り続けて、通信量を増やしていることがあります。
在宅ワークのビデオ会議やアプリの更新も重なるため、動画をあまり見ない人でも上り・下りの合計を意識しておくことが大切です。
なお、スマホのモバイル回線(4G・5G)で通信した分は数えられませんが、自宅のWi-FiでFitにつないだ通信はすべて集計に入ります。
使い始めた月と解約した月も日割りにならない
月の終わりに開通して数日しか使わなかった月も、日割りにはならず、開通日当日から月末までの通信量で決まる段階の月額を満額で払う仕組みです。
解約した月や他社光コラボへ事業者変更した月も同じで、月初(1日)から解約日・完了日当日までの通信量でその月の料金が決まります。
30GB・200GBで見られる動画の目安と通信量の確かめ方
自分がどの段階に入りそうかは、BB.excite公式が示しているYouTubeの視聴時間やビデオ通話の目安で見当がつきます。
通信量 | 720pの画質 | 1080pの画質 |
|---|---|---|
30GB | 約28時間 | 約14時間 |
200GB | 約186時間 | 約96時間 |
YouTubeを見られる時間の目安(1GB=1,000MBの計算。内容や端末で変わる)
YouTubeを720pの画質で毎日1時間見ると30日で約31.7GBになり、動画だけで30GB未満の枠を超えます。
1080pの高画質なら、1日30分ペース(30日で15時間)でも30GBに届く計算です。
一方、ビデオ通話(約5.1MB/分)は30GBで約98時間、200GBで約653時間が目安とされています。
ここにサイトの閲覧やアプリの更新も加わるため、30GB未満に収まるのは動画をほとんど見ない一人暮らしや、週末だけ使うセカンドハウスくらいです。
契約してからは、マイページの「BB.excite光 Fit 通信量履歴」で当月1日から前日までの通信量と過去12か月分の履歴を見られます。
かんた
こうめ前日分の通信量が反映されるのは翌日の正午以降で、更新は1日1回です。
BB.excite光 FitとMECの料金比較|境目は月200GB
同じBB.exciteの1ギガ回線で定額制のBB.excite光 MECは、通常の月額がマンション3,850円、戸建て4,950円です。
月の通信量 | マンション | 戸建て |
|---|---|---|
30GB未満 | 1,210円 | 1,430円 |
30〜200GB | 440円 | 660円 |
200〜500GB | 330円 | 110円 |
500GB以上 | 330円 | 880円 |
MECの通常月額と比べたFitの差(「30〜200GB」は30GB以上200GB未満。MECの特典・ルーター代は含まない)
通常の月額同士で比べると、マンション・戸建てのどちらも月200GB未満ならFit、200GB以上ならMECが安いという結果になります。
毎月30GB未満に収まれば、MECの通常月額より1年間でマンションは14,520円、戸建ては17,160円安くなります。
MECの申込特典を入れた場合の比較
ただし、Fit本体には月額割引の特典がないのに対し、MECは新規・転用・事業者変更で申し込むときに次の特典から1つを選べます(戸建ては永年割引を除いた2つから選択)。
- 段階的な永年割引(マンションのみ):1〜18か月目は3,707円、19〜36か月目は3,652円、37か月目以降は3,575円
- 初月無料+月額割引(マンション・戸建て):開通月(1か月目)が無料になり、2〜12か月目は253円引き(マンション3,597円・戸建て4,697円)
- ルータープレゼント+月額割引(マンション・戸建て):対応ルーターがもらえて、1〜12か月目は253円引き(マンション3,597円・戸建て4,697円)
毎月の月額だけで比べれば、MECの永年割引や1年目の253円引きを適用した期間でも、月200GB未満(マンション3,410円・戸建て4,290円)ならFitのほうが毎月安いままです。
一方で、MECで「初月無料+月額割引」を選んだ場合の1年目(12か月間)の累計額を計算すると、マンションの30GB以上200GB未満だけは差が逆転します。
プランと段階 | マンション | 戸建て |
|---|---|---|
Fit | 31,680円 | 42,240円 |
Fit | 40,920円 | 51,480円 |
MEC | 39,567円 | 51,667円 |
MEC | 43,164円 | 56,364円 |
MEC | 44,484円 | 対象外 |
1年目(12か月間)の基本料金累計(各月満額の単純合計。「30〜200GB」は30GB以上200GB未満。レンタル機器・オプションは含まない)
戸建てでは、初月無料のMEC(51,667円)と比べても、毎月200GB未満に収まるならFit(51,480円)のほうが1年目からお得な計算です。
一方、マンションで毎月30GB以上200GB未満(月3,410円)が続く場合は、初月無料のMEC(39,567円)のほうが1年目の累計で1,353円安くなります。
2年目(13か月目)からはMECが通常月額3,850円に戻るため、通算16か月目以降はFitの累計のほうが安くなります。
また、マンションでも年に2か月以上「30GB未満(2,640円)」の月があるなら、1年目からFitのほうがお得です。
MECで始めてFitへ移るときの注意点
もう一つ気をつけたいのが、契約したあとにプランを変えるときの向きです。
BB.exciteの移行手続きにはMECからFitへの変更がありますが、FitからMECへの手続きは公式の案内に載っていません。
通信量が200GB未満に収まるか読めない場合は、まずMECで始めて、使う量が少ないと分かってからFitへ移るほうが順番として安全です。
ただし、MECからFitへ移行するとMECで適用中の月額割引はそこで終了し、MEC専用のレンタルルーターを借りている場合は返却が必要になります。
移行の申し込みは前月21日〜当月20日の受付分が翌月1日に切り替わるスケジュール(21日以降の申し込みは翌々月1日)となっているため、タイミングもあわせて確認しておきましょう。
あわせて読みたい
月額のほかにかかる費用と契約・支払いのルール
毎月の段階料金のほかにかかる費用や、契約期間、特典、請求のタイミングも整理しておきます。
契約期間の縛り・解約金・標準工事費はかからない
Fitには最低利用期間や更新月といった契約期間の縛りがなく、いつ解約しても違約金や解約事務手数料はかかりません。
初期費用の契約事務手数料と標準工事費も無料です。
標準工事費は分割払いを毎月割り引く「実質無料」の形ではなく、基本の工事費そのものがかからない仕組みになっています。
土日祝日の追加工事費もかからず、引越し先でもFitを継続して使う場合は移転工事費も無料です。
ただし、転用・事業者変更の手続きと同時に行う移転工事は無料の対象外で、NTT東日本とNTT西日本のエリアをまたぐ引越しは一度解約して引越し先で新規契約が必要です。
また、フレッツ光から転用する際の工事費の分割残額、光電話や光テレビなどのオプション工事費、施工内容によって現場で発生する追加工事費は、別に請求されることがあります。
ルーターのレンタル料と光電話の機器代
transix(DS-Lite)に対応したWi-Fiルーターを自分で用意すれば、ルーターのレンタル料はかかりません。
ルーターを持っていない場合はWi-Fiルーターを月330円で借りられますが、回線品目によっては借りられない場合があるほか、機種も選べない点に気をつけてください。
BB.excite光電話を使うときは、光電話用のホームゲートウェイまたは光電話対応ルーターを月220円(Wi-Fi機能付きなら月330円)でレンタルする形です。
レンタル機器やオプションの料金も、利用開始月・解約月を含めて月額で請求されます。
光電話・光テレビの1年無料特典とモバイルセット割
Fit本体には月額割引やキャッシュバックがなく、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアのスマホセット割も対象外です。
その一方で、オプションやBB.exciteモバイルと組み合わせる次の特典はFitでも対象になります。
- 光電話・光テレビが1年間無料:Fitの新規申込と同時に申し込むと、BB.excite光電話(月額550円)とBB.excite光テレビ(月額990円)の月額基本料がそれぞれ1年間無料になる(初期費用・オプション工事費・通話料は別)
- BB.exciteモバイルの家族まるごとセット割:同じBB.exciteメンバーIDでFitまたはFlatプランの音声通話SIMを使うと、SIM1枚につき月220円(最大5枚で月1,100円)がBB.exciteモバイルの月額料金から割り引かれる
支払いはクレジットカードのみ・請求は翌々月5日
支払いはクレジットカード払いのみで、口座振替や請求書払いには未対応です。
毎月の料金は利用月の翌々月5日にクレジットカード会社へ請求されます(5日に請求できなければ同月15日に再請求)。
カードの決済ができなかったときに届く払込票には、1回につき440円の発送手数料が上乗せされる仕組みです。
なお、ブロードバンドユニバーサルサービス料は、2026年度分についてはBB.exciteが負担するため利用者の支払いはありません。
BB.excite光 Fitの料金でよくある質問
- 使いすぎて料金が青天井になることはない?
月額はマンションで4,180円、戸建てで5,830円が上限です。
ただし、平均を大きく超える量を使い続けてほかの利用者に影響すると判断されると、通信を制限されたり利用を止められたりすることがあります。
- 通信量が増えたら、あとからMECに変えられる?
公式の移行案内にFitからMECへの手続きは載っていません。
10Gの提供エリア内であれば、Fitから10Gへの切り替えは可能です。
- Fitにもキャンペーンやスマホセット割はある?
Fitの申し込み画面の特典欄は「特典/キャンペーンなし」で、回線本体の月額割引やキャッシュバック、大手キャリアのスマホセット割はありません。
ただし、新規申込と同時の申し込みでBB.excite光電話(月額550円)・BB.excite光テレビ(月額990円)の月額基本料が1年間無料になる特典と、BB.exciteモバイルの音声通話SIMが1枚あたり月220円(最大5枚で月1,100円)割引になる「家族まるごとセット割」は対象です。
まとめ|月200GB未満に収まるならFit
BB.excite光 Fitは、毎月の通信量が200GB未満に収まる人なら、定額のMECより毎月の基本料を安く抑えられるプランです。
動画をほとんど見ない一人暮らしや週末だけのセカンドハウスなら、最安の30GB未満も狙えます。
一方で、家族で動画を見る家庭は200GBを超える月が出やすく、マンションで毎月30GB以上200GB未満が続く場合も1年目の累計は初月無料のMECが安くなるため、使い方に合わせて選んでみてください。
申し込む前に今の回線で2〜3か月分の通信量を見て、上りと下りを合わせた量がどの段階に入るかを確かめてから決めてください。










