ソフトバンク光の10ギガは最大速度が1ギガの10倍と聞くと、毎月の料金差を払ってでも10ギガにするべきか迷うところです。
かんた
こうめ10ギガ本来の速さが出るのは、10Gbpsに対応したパソコンを有線LANケーブルでつないだときです。
自宅の住所や建物設備が10ギガに対応しているかに加え、1ギガより月880〜2,750円高い料金に見合う使い道があるかで選びましょう。
結論|迷ったら1ギガ、10ギガはエリア・機器・使い道がそろう人向け
動画の視聴やWeb会議、スマホのWi-Fi利用が中心なら、ソフトバンク光は1ギガで足ります。
動画1本やWeb会議で使う通信速度は1Gbpsよりずっと小さく、Wi-Fiでつないだスマホでは10Gbps近い速さが出ないからです。
10ギガを選ぶメリットがあるのは、次の3つがそろう家庭です。
- 住所と設備:10ギガの提供エリアに入っており、建物の配線設備も対応していること
- 機器:10Gbps対応のパソコンと、カテゴリ6A以上のLANケーブルを用意できること
- 使い道:大容量のゲームや動画ファイルの送受信、または家族複数人での大きな同時通信を日常的に行うこと
戸建てで他社回線から乗り換えて「おうち割 光セット」と「超おうち応援割」を併用するなら、25か月目までの月額差は改定前の料金で月330円、2026年12月以降の契約で改定後の料金になれば差がなくなる(同額になる)ため、10ギガも選びやすくなります。
反対に、数年以内に引っ越す予定がある人には、移転手続きで契約を引き継げる1ギガがおすすめです。
10ギガは引っ越し先へ契約を引き継ぐ移転手続きができず、一度解約して申し込み直す必要があります。
また、現在ソフトバンク光の1ギガを使っている人があとから10ギガへ切り替える場合も、ソフトバンクショップでの手続きと回線工事が必要になるため、最初に申し込む時点でどちらにするか決めておくほうがスムーズです。
比較一覧|ソフトバンク光1ギガと10ギガの月額・速度・エリア・工事
項目 | 1ギガ | 10ギガ |
|---|---|---|
戸建て | 5,720円 | 6,930円 |
マンション | 4,180円 | 6,930円 |
最大速度 | 1Gbps | 10Gbps |
提供エリア | フレッツ光 | フレッツ |
転用・ | できる | できない |
引っ越し | 移転して | 解約して |
キャッシュ | 36,000円 | 46,000円 |
2年自動更新プランの通常月額(1ギガは12月改定前)と、GMOとくとくBBのキャッシュバック
10ギガの月額6,930円は、基本料金6,380円にネット接続で必須となるホームゲートウェイ(S)のレンタル料550円を含めた金額です(2026年12月の料金改定後も同額)。
1ギガは2026年12月の改定後から戸建てが6,050円、マンションが4,510円となりますが、いずれもスマホとのセット割やキャンペーン割引、PayPayカード割(B)を適用する前の通常料金です。
月額料金の差|10ギガは戸建てで月880〜1,210円、マンションで月2,420〜2,750円高い
2026年12月の料金改定とPayPayカード割(B)
10ギガは戸建てもマンションも同じ6,930円のため、1ギガとの料金差が大きく開くのはマンションです。
改定前の料金で比べると、1年間の差額は戸建てで14,520円、マンションでは33,000円の差です。
2026年12月1日から1ギガの月額基本料金は一律330円値上げされますが、10ギガは料金改定の対象外で据え置きのため、改定後は1ギガと10ギガの月額差が戸建てで月880円(年10,560円)、マンションで月2,420円(年29,040円)に縮まります。
2026年11月末時点で2年自動更新プランなどを契約中の場合は、2026年12月以降に迎える契約期間満了月の翌月利用分から改定後の料金へ切り替わります。
また、2026年12月からは従来の「SoftBank 光」も「SoftBank 光+」へ名称が変わり、月額料金をPayPayカードで支払うと「PayPayカード割(B)」の対象になります(2026年11月末時点で自動更新プランを契約中の人は12月以降の自動更新後から適用)。
割引額は通常のPayPayカードで月330円、PayPayカード ゴールド(年会費11,000円)で月550円ですが、改定後の1ギガと10ギガのどちらにも同額が適用されるため、カード割を入れても両者の料金差は変わりません。
おうち割と超おうち応援割を入れた差
スマホとのセット割である「おうち割 光セット」は、1ギガでも10ギガでもスマホ1台あたりの割引額は共通です。
ソフトバンクのペイトク2などは1台につき月1,100円、ワイモバイルのシンプル3やシンプル2 M/Lなどは1台につき月1,650円が、スマホ側の料金から差し引かれます。
セット割の適用には、光回線側で月額550円からの指定オプションへの加入が必要です。
指定オプションの内訳は、1ギガが光BBユニットレンタル・Wi-Fiマルチパック・電話サービスの3点セット、10ギガがWi-Fiマルチパックと電話サービスの2点セットとなります。
10ギガに必須のホームゲートウェイ(S)(月550円)はこの指定オプションとは別枠のため、おうち割を組んだ10ギガの回線側月額は7,480円になりますが、1ギガ側にも指定オプション料金が加わるため、両者の月額差自体は変わりません。
かんた
こうめ申込日時点で他社のネット回線やホームルーター、モバイルWi-Fiルーターを利用している人、または申込月の前後2か月以内に転居する人は、「超おうち応援割」で課金開始月を1か月目として25か月目まで月額基本料金が割り引かれます。
おうち割を併用する場合の割引額は、10ギガが月1,760円、1ギガは戸建てで月880円、マンションで月550円です。
住まい・割引 | 改定前 | 12月 |
|---|---|---|
戸建て | 1,210円 | 880円 |
戸建て | 330円 | 差なし |
マンション | 2,750円 | 2,420円 |
マンション | 1,540円 | 1,210円 |
10ギガが1ギガより高くなる月額差(2年自動更新・超おうち応援割はおうち割併用時)
戸建てでおうち割と超おうち応援割を併用する場合、25か月目までの月額差は改定前で月330円となり、12月改定後の料金で契約するなら25か月目まで同額(差なし)で10ギガを使えます。
おうち割を併用しない場合の超おうち応援割は割引額が半額(10ギガ月880円、1ギガ戸建て月440円、マンション月275円)となり、割引中の月額差は戸建てが改定前770円・改定後440円、マンションが改定前2,145円・改定後1,815円です。
26か月目からは超おうち応援割が終了し、通常の料金差(改定後料金との比較で戸建て月880円、マンション月2,420円)へ戻ります。
工事費とキャッシュバック
契約事務手数料の4,950円(GMOとくとくBBでの申し込みと一緒に「契約事務手数料割引キャンペーン」へ申し込めば3,850円)は共通ですが、大きく分かれるのは開通工事費です。
現在フレッツ光や他社光コラボを利用中で転用や事業者変更をする場合、1ギガなら品目変更がなければ工事がなく、工事費もかかりません。
一方の10ギガは誰が申し込んでも新規の開通工事が必要となり、作業員が訪問する派遣工事の場合は47,520円(立ち会い不要の無派遣工事は5,280円)です。
派遣工事費47,520円は7か月目から月1,980円ずつ24回(無派遣工事費5,280円は月1,320円ずつ4回)割り引かれ、31か月目まで継続すれば実質無料です。ただし途中で解約すると割引はその月で終了し、工事費の未払い残額を一括で支払う必要があります。
申込窓口のGMOとくとくBBでは、キャッシュバックが1ギガで36,000円、10ギガで46,000円となっており、10ギガのほうが10,000円多くもらえます。
この10,000円の差額は、通常の月額料金の差で考えると戸建ての約8〜11か月分、マンションの約4か月分です。
超おうち応援割とおうち割を併用できる戸建てなら、割引中の月額差は改定前でも2年間で約7,900円、12月以降の契約なら差がないため、キャッシュバックの差額10,000円のほうが上回る計算です。
ただし、1ギガなら工事不要で乗り換えられる人は、10ギガを選んで途中で解約した際に工事費の残債を支払うリスクも考慮しておく必要があります。
キャッシュバックは開通8か月後の末ごろに届くメールから30日以内に口座を登録する仕組みで、手続きを忘れると受け取れません。
詳しい受け取りまでの流れは、ソフトバンク光のキャンペーンと受け取り手順の解説にまとめています。
速度の違い|10倍の速さが出るのは10ギガ対応の機器を有線でつないだとき
最大速度は1ギガが1Gbps、10ギガが10Gbpsで、どちらも有線LANケーブルでつないだときの技術規格上の上限値です。
速度の差がはっきり出るのは、数十GBから100GBを超えるゲームや動画ファイルをダウンロード・アップロードするときです。
100GBを規格上の最大速度どおりに受信できたと仮定すると、1ギガで約13分、10ギガなら約1分20秒となり、実際の通信ではどちらもこれより時間がかかります。
また、家族が同じ時間帯に大容量ゲームの更新や高画質動画の視聴、大きなファイルの送受信を同時に行う家庭でも、回線の上限が高い10ギガのほうが1人あたりの通信速度にゆとりが生まれます。
かんた
こうめさらに、Wi-Fiで接続すると有線LANよりも通信速度は落ちてしまいます。
みんなのネット回線速度に投稿されたソフトバンク光の実測データ(2026年10月時点の直近3か月、1ギガと10ギガの合計)では、下りの平均が有線で約940Mbps、Wi-Fiで約384Mbpsでした。
そのため、スマホやノートパソコンをWi-Fiで使う時間が長い家庭ほど、10ギガの性能をフルに活かせる場面は少なくなります。
10ギガに必要な機器|パソコン・LANケーブル・Wi-Fi・電話の確認
ホームゲートウェイ(S)(型番:10G E-WMTA1.0)は10ギガのインターネット接続に必須のレンタル機器で、月額550円のレンタル料は月額料金6,930円に含まれています。

10ギガ本来の速度を引き出すには、ホームゲートウェイ(S)の10G LANポートとパソコンをつなぐために、10Gbpsに対応したパソコンと、カテゴリ6A以上のLANケーブルが必要です。
接続経路の途中に1か所でも1Gbpsまでの機器やケーブルが挟まると、その通信は1Gbpsで頭打ちになってしまいます。
グループで歩くときに一番ゆっくりの人のペースに合わせるのと同じで、回線だけ10ギガにしても、途中のケーブルやパソコンの差し込み口が1Gbpsまでなら全体の速さもそこにそろってしまいます。
- LANケーブル:ケーブル側面やパッケージの表記がカテゴリ6A(CAT6A)以上になっているか
- パソコン:有線LANポートが10Gbpsの通信に対応しているか
- 間に挟むルーター・ハブ:10Gbps対応のLANポートを備えているか
もしパソコンのLANポートが1Gbpsまでにしか対応していない場合は、10Gbps対応のLANカードや外付けアダプターを買い足す費用もかかります。
ホームゲートウェイ(S)のLANポートは4つありますが、10Gbpsで通信できるのは「10G LAN」の1つだけで、残りの3つは1Gbpsまでです。
また、ホームゲートウェイ(S)でWi-Fiを利用するには「Wi-Fiマルチパック」への申し込みが別途必要ですが、「おうち割 光セット」の指定オプションに加入すればそのセットに含まれます。
10ギガでホワイト光電話やBBフォン、光電話(N)などの固定電話を使う場合も、別の電話専用機器を追加で借りる必要はなく、ホームゲートウェイ(S)に電話機をつないで利用できます。複数の対象サービスに申し込んでも、ホームゲートウェイ(S)のレンタルは1台のみです。
提供エリアとマンション設備|10ギガはフレッツ 光クロス対応の地域・建物だけ
1ギガはNTT東西のフレッツ光回線を利用しているため全国47都道府県の幅広い地域で申し込めますが、建物の設備状況によっては契約できない場合もあります。
これに対して10ギガはNTT東西の「フレッツ 光クロス」が提供されている地域に限られ、対応エリアとして案内されているのは一部の市区町村です。
提供エリアの一覧に市区町村名が入っていても、番地や建物の設備によっては10ギガを導入できないケースがあります。
特にマンションなどの集合住宅では、共用部から各部屋までの建物内配線が「光配線方式」「VDSL方式(電話線)」「LAN配線方式」に分かれています。
建物内の配線がVDSL方式やLAN配線方式のマンションでは、通信速度が最大100Mbpsに制限されるため、10ギガの速さは活かせません。
ソフトバンクの提供エリア確認ページで住所を選択すると、診断結果の画面に1ギガと10ギガが別々に表示されます(ソフトバンク光の検索は8時から22時まで)。

診断で提供エリア内と判定されても、申し込み後の設備確認や現地調査次第では開通まで待たされたり、実際には利用できなかったりするケースもあります。
特にマンションは同じ地域でも建物ごとに導入設備が分かれるため、必ずマンション名まで選択して確認しましょう。
あわせて読みたい
工事と乗り換え|10ギガは新規工事が必要で、1ギガからの変更や引っ越しにも注意
現在フレッツ光や他社光コラボを利用しているなら、1ギガは転用や事業者変更で乗り換えられるため、開通工事は基本的に発生しません。
しかし10ギガは転用や事業者変更の対象外となっており、現在フレッツ光や他社光コラボを利用していても新規契約となり、開通工事が必要です。
かんた
こうめ現在ソフトバンク光の1ギガを利用中の人が10ギガへ切り替えるときは、次の順序で変更手続きを行います。
- ソフトバンクショップで変更を申し込む
事前に自宅が10ギガの提供エリアか確認したうえで、ソフトバンクショップで10ギガへの変更を申し込みます。
- 回線の切り替え工事を受ける
工事には作業員が訪問しない立ち会い不要の工事(派遣なし工事)と訪問する派遣工事があり、派遣工事の場合は当日の立ち会いが必要です。
どちらの工事でも、当日は午前5時から7時までの時間帯、インターネット・電話・テレビが一時的に利用できなくなります。
- 機器をつなぎ替えて使い始める
工事が完了したら、パソコンや固定電話の配線を自分で新しいホームゲートウェイ(S)へつなぎ直します。
- 1ギガの機器を返す
1ギガで使っていたレンタル機器は、期日までに返却しないと違約金が発生するため忘れずに返送しましょう。
かんた
こうめ1ギガから変更する場合に使える割引や、実際に負担する金額、解除料の扱いは、申し込む前にショップで確認しておきましょう。
近いうちに引っ越す予定があるなら、一度解約して転居先で申し込み直す手間や、その際に発生する解除料・工事費残債も見込んでおきましょう。なお、1ギガの引っ越しと同時に10ギガへ変更することもできないため、先に1ギガで移転手続きを済ませてからショップで10ギガへ変更する流れとなります。
解除料がかからないのは契約満了月とその翌月・翌々月だけで、それ以外の期間に解約すると、2年自動更新プランでは10ギガが6,380円、1ギガが戸建て5,720円・マンション4,180円(12月改定後の料金適用後は戸建て6,050円・マンション4,510円)の解除料が必要です。
ソフトバンク光1ギガと10ギガのよくある質問
- マンションでもソフトバンク光10ギガを申し込めますか?
自宅の住所が10ギガの提供エリアに入っており、マンションの共用設備や建物内配線(光配線方式など)が対応していれば申し込めます。建物内の配線がVDSL方式やLAN配線方式だと、最大100Mbpsに制限され10ギガの速さは活かせません。
また、月額料金は戸建てと同額の6,930円となるため、1ギガのマンション料金(改定前4,180円・12月改定後4,510円)と比べると毎月2,420〜2,750円高くなります。
- 10ギガにしたら、今のスマホや古いパソコンは使えなくなりますか?
現在お使いのスマホやパソコンも、そのまま接続して利用可能です。
ただし通信速度は機器側の規格に制限されるため、LANポートが1Gbps対応までのパソコンであれば、通信速度も最大1Gbpsが上限となります。
- SoftBank 光+の10ギガとは何が違いますか?
2026年6月にスタートした戸建て向けの「SoftBank 光+」は、NTT東西ではなくソニー系の設備を利用する別サービスです(2026年12月からは従来のSoftBank 光も料金改定と同時に「SoftBank 光+」へ名称変更されます)。
10ギガの月額料金はどちらもホームゲートウェイ(S)込みで6,930円と同額ですが、提供地域や設備が異なるため、エリア検索の際はサービス種別を間違えないように注意してください。
まとめ|住所・機器・使い道の順に見て選ぶ
ソフトバンク光の1ギガと10ギガを選ぶポイントは、通信速度の数値そのものよりも、10ギガの速さを活かせる環境が自宅に整っているかどうかです。
普段の用途が動画視聴やWeb会議、スマホのWi-Fi接続程度の人や、数年以内に引っ越す予定がある人は、1ギガを選んで月880〜2,750円の料金差を抑えるほうがお得です。
自宅が10ギガの提供エリアと対応設備を備えており、10Gbps対応パソコンとカテゴリ6A以上のLANケーブルで大容量データのやり取りや家族複数人での大きな同時通信を日常的に行うなら、10ギガの速さを存分に活かせます。
さらに戸建てで他社から乗り換え、おうち割と超おうち応援割も組む場合なら、25か月目までの月額差は改定前の料金で月330円、12月以降の契約なら同額(差なし)になるため、10ギガも十分に選択肢となります。










