マンションでNURO光を申し込むとき、10ギガプランにして本当に速くなるのか、2.5ギガプランとの毎月の差額に見合うのか迷う人は少なくありません。
10ギガ対応のパソコンを有線でつないでいる人は、2.5ギガでは届かない数Gbpsの速さを実際に記録しています。
一方で、スマホやノートパソコンをWi-Fiでつなぐ使い方が中心なら、端末や無線の性能が上限になりやすいため、2.5ギガとの違いはあまり実感できません。
マンションで10ギガを使う場合の月額基本料金は、40戸以上の建物ならNURO 光 10ギガ(M)で5,720円、39戸以下ならNURO 光 10ギガ(H)で6,050円です。
かんた
こうめNURO光マンション10ギガの評判|実測では有線とWi-Fiで大きな差
利用者が自分で測った通信速度を投稿している「みんなのネット回線速度(みんそく)」から、マンションなどの集合住宅で10ギガプランを使う人の実測データを集めました。
有線接続とWi-Fi接続の投稿を比べると、実際に出ている速度にははっきりとした違いが見られます。
接続 | 下りの範囲 | 2.5Gbps |
|---|---|---|
有線 | 502.97〜 | 7人 |
Wi-Fi | 113.49〜 | 0人 |
マンションで10ギガプランを使う人の実測(出典:みんなのネット回線速度における2026年10月20〜21日の集合住宅の投稿。速度プランが10ギガプラン・IPv4接続で測った値で、同じ人の投稿は最新の1件だけ集計)
2.5Gbps(2,500Mbps)は、2.5ギガプランにおける下りの最大速度です。
有線接続では16人中7人がこの2,500Mbpsを超えており、6,000Mbpsを超えた人も4人いました。
上り(アップロード)も高速で、有線では5,000Mbpsを超えた人が3人います。
かんた
こうめ40戸以上のマンション向け2.5ギガプランであるNURO 光(M)は、上りの最大速度が1Gbpsまでです。
これに対して10ギガプランは上りも最大10Gbpsのため、動画投稿や大容量データのバックアップなどで大きなファイルを頻繁にアップロードする人なら、この上りの速さも10ギガを選ぶ理由になります。
一方のWi-Fi接続では、いちばん速い人でも1,106.75Mbpsで、2.5ギガの最大速度を超えた人はゼロという結果でした。
Wi-Fiで測った7人は、全員がスマホでの測定です。
Wi-Fi接続では光回線そのものより先に、スマホのアンテナ性能や無線の規格で速さの上限が決まってしまいます。
スマホで動画やSNS、Webサイトを見る使い方なら、10ギガの速さを使い切る場面はほとんどありません。
また、有線接続でも1,000Mbpsに届かなかった人が5人おり、うち4人は950.17〜986.19Mbpsと、1Gbps(1,000Mbps)のすぐ手前で止まっていました。
パソコンのLANポートやケーブルが1Gbpsまでだと、天井の低い部屋でいくら背伸びをしても頭がそれ以上は上がらないのと同じで、速度はちょうどこのあたりで頭打ちになります。
なお、10Gbpsという数値はネットワークから宅内終端装置までの技術規格上の最大速度であり、オンラインゲームの反応速度(Ping値・遅延)や接続先サーバーの混雑による速度低下まで必ず改善するわけではない点も押さえておきましょう。
投稿データの速度プラン名は測定者が自分で選ぶ仕組みのため、集計には以前から提供されていた旧10ギガプランの契約者が混ざっているとみられます。
10ギガの速さを活かすには、差し込み口・パソコン・ケーブルの確認が必要
有線で数Gbpsを出している人は、回線だけでなく室内の通信機器やケーブルのつなぎ方も10ギガ対応にそろえています。
かんた
こうめ10ギガの速さを引き出すために見直しておきたいのは、ホームゲートウェイからパソコンまでの間にある次のポイントです。
- ホームゲートウェイの差し込み口: 最大10Gbpsに対応したLANポート(「10G LAN」端子など)に差す
- パソコンのLANポート: 仕様表に「10GBASE-T」とあれば10ギガ対応。なければ10ギガ対応のLANアダプターを用意する
- LANケーブル: カテゴリー6A以上が目安
- スイッチングハブ: 途中にはさむ場合は、ハブ本体も10Gbps対応のものにする

このうちどれか1つでも1Gbpsまでの対応なら、10ギガプランを契約しても有線の速さは1Gbpsで止まります。
特に見落としやすいのが、NURO光からレンタルされるホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)本体の差し込み口です。
たとえばZTE製の10ギガ対応機(ZXHN F2886S・ZXHN F2886Q・ZXHN F8748Q)では、「LAN1」〜「LAN3」ポートが最大1Gbpsまでとなっており、最大10Gbpsで通信できるのは「10G LAN」端子だけです。
せっかくパソコンとLANケーブルを10ギガ対応にしても、1Gbps用のポートに差してしまうと速度は伸びません。
設置されるホームゲートウェイの機種によって端子の並びが異なるため、有線でつなぐときは、NURO光公式の「ご提供する光回線機器に関して」ページにある取扱説明書で、どの差し込み口が10Gbps対応かを確かめておきましょう。
一方のWi-Fiは、提供されるホームゲートウェイが標準でWi-Fi 6以上に対応しており、ルーターを自分で買い足さなくてもそのまま利用できます。
端末1台あたりの技術規格上の最大速度は、有線の10GBASE-Tポート利用時が概ね10Gbps、無線が機種によって概ね10Gbps・4.8Gbps・2.4Gbpsです。
ホームゲートウェイの機種は自分では選べず、実際の速度は接続する端末の性能や電波環境、回線の混雑状況にも左右されます。
マンション10ギガの料金|2.5ギガとの差は毎月880円〜1,540円
マンションで利用する10ギガプランの料金は、建物の総戸数によって2種類に分かれます。
40戸以上の集合住宅ならNURO 光 10ギガ(M)、39戸以下ならNURO 光 10ギガ(H)となり、どちらになるかは自分では選べず自動的に決まります。
なお、以前の「NURO 光 10ギガ(マンション)タイプL/タイプS」などの旧プランは新規受付が終了しており、現在は建物の戸数に応じた上記2プランのいずれかです。
かんた
こうめ項目 | 40戸以上 | 39戸以下 |
|---|---|---|
対象プラン | NURO 光 | NURO 光 |
月額基本料金 | 5,720円 | 6,050円 |
毎月の支払額 | 6,270円 | 6,600円 |
2.5ギガとの | 1,540円 | 880円 |
マンションで10ギガを使うときの毎月の料金(毎月の支払額はホームゲートウェイ代込)
NURO光は月額基本料金とは別に、ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)料金 550円/月が必須です。
40戸以上の建物は、2.5ギガのNURO 光(M)が月額基本料金4,180円(ホームゲートウェイ代込で4,730円)と安いため、10ギガとの差額は毎月1,540円と大きめです。
これに対して39戸以下の建物は、2.5ギガのNURO 光(H)が月額基本料金5,170円(ホームゲートウェイ代込で5,720円)のため、10ギガとの差額は毎月880円にとどまります。
なお、40戸以上向けのNURO 光 10ギガ(M)は口座振替が使えず、支払い方法はクレジットカードか携帯電話料金との合算払いに限られます。
初期費用とキャッシュバック
NURO光公式サイトのキャッシュバックキャンペーンから申し込むと、契約事務手数料6,050円は無料になります。
基本工事費55,000円は36回の分割払いですが、毎月同じ額が割り引かれるため、36か月使い続ければ実質無料です。
月額基本料金は開通した月を含めて最大3か月無料となり、その期間中はホームゲートウェイ料金の550円/月も割引されてかかりません。
さらに、この無料期間(開通月を含む3か月目の末日)までに回線の解約が完了すれば、契約解除料や基本工事費の残債もかからない仕組みになっています。
10ギガの速さが自宅で出るか試してからやめる場合も同じで、回線撤去を頼んだときの撤去費や機器の返送料、有料オプション料だけは別にかかります。
無料期間を過ぎてから36か月の分割払い期間中に解約すると、残っている基本工事費が一括で請求されるため注意しましょう。
キャッシュバックは有料オプションなしでも受け取れ、10ギガなら建物の戸数にかかわらず65,000円となります。
2.5ギガプランの40,000円より25,000円多く、受け取り時期は1回目(開通12か月目)に15,000円、2回目(開通18か月目)に50,000円の計2回です。
開通11か月後と17か月後に受取手続きの案内メールが届くため、それぞれ45日以内にマイページで受け取る口座を指定します。
契約期間は36か月(3年単位で自動更新)となっており、契約期間満了月を含む3か月間の無料解約期間以外に解約すると契約解除料が発生します。
10ギガの契約解除料は40戸以上で4,193円、39戸以下で4,523円と、2.5ギガプラン(40戸以上で2,653円、39戸以下で3,643円)よりやや高めです。
工事の回数と開通までの期間は、建物の戸数で変わる
工事の手間で見ると、40戸以上の建物のほうが工程が少なく、より早く使い始められます。
項目 | 40戸以上 | 39戸以下 |
|---|---|---|
工事の回数 | 宅内工事 | 宅内・屋外 |
開通の目安 | 最短 | 1〜3か月 |
賃貸の | 原則不要 | 管理会社等の |
マンションの戸数による工事と開通の違い
どちらの工事でも、当日は作業内容をその場で相談できる人の立ち会いが必要です。
39戸以下の建物であるNURO 光 10ギガ(H)は、宅内工事のあと屋外工事の日程を予約できるまでに30日ほどかかることもあるため、開通までの日数は長めに見積もっておきましょう。
また、中国・東北エリアでは開通までにさらに1〜2か月かかる場合があるため、引っ越しなどで利用開始時期が決まっているときは早めの申し込みが欠かせません。
賃貸での工事許可については、39戸以下の建物だと工事日の1週間前までに管理会社や大家さんの承諾を得る決まりです。
40戸以上の建物のNURO 光 10ギガ(M)では原則として自分で許可を取る必要はありませんが、建物の状況によっては所有者などへの連絡を求められるケースがあります。
10ギガが使えるかは、住所を入力すると分かる
10ギガプランは25都道府県で提供されており、そのうち宮城・福島・山形・熊本の4県は10ギガプランのみの提供です。
ただし、対象エリア内の都道府県であっても、住所や建物の設備状況によっては申し込めない場合があります。
NURO光公式サイトの「お申し込み」から郵便番号と住所、建物名を入力すると、プランごとに○か×が表示される仕組みです。

申し込みを最後まで進める必要はなく、この判定結果を見るだけでもかまいません。
お店の前でメニューだけ見て帰るのと同じくらいの気軽さで、自宅のマンションが10ギガに対応しているか分かります。
もし住所判定で10ギガが「×(提供エリア外)」だった場合は、同じ画面で「○」が出ている2.5ギガプランにするか、10ギガの速さにこだわるならソフトバンク光やドコモ光など他社の10ギガプランを検討してみてください。
あとから2.5ギガと10ギガを変えるには、解約と新規申し込みが必要
かんた
こうめNURO光では、契約中のプランをそのまま別プランへ変更する手続きができません。
あとから速度プランを変える場合は一度解約して新規で申し込み直す形になるため、更新月(無料解約期間)以外なら契約解除料がかかり、工事費の残りも一括で請求されます。
新しい契約では宅内工事があらためて必要になるため、開通するまでネットを使えない期間が生じる可能性もあります。
現在のNURO 光(M)やNURO 光(H)では、以前の旧2ギガプラン向けに提供されていた「10Gアップグレード」による切り替え手続きも対象外です。
数年のうちに10ギガ対応のパソコンを使う予定があるなら、最初から10ギガプランにしておくと、途中の解約費用と再工事の手間を避けられます。
マンションで10ギガを選んだほうがいい人・2.5ギガで足りる人
実測データの投稿を見るかぎり、毎月の差額を払ってでも10ギガにする価値があるのは、10ギガ対応の機器を有線でつないで使う人です。
- 10GBASE-T対応のパソコンを有線でつなぎ、大きなファイルをよくダウンロード・アップロードする人
- 40戸以上のマンションで、動画投稿など上り(アップロード)の速さも重視したい人
- 宮城・福島・山形・熊本など、住所を入力すると10ギガしか選べない地域に住んでいる人
反対に、スマホやノートパソコンをWi-Fiでつなぐことが多いなら、2.5ギガで足ります。
Wi-Fiの実測投稿では2.5ギガの最大速度(2,500Mbps)に届いた人がおらず、10ギガの差額に見合う違いを体感できる場面が少ないためです。
2.5ギガと10ギガで迷っている場合は、マンションでの選び方をまとめた関連記事も参考にしてください。
あわせて読みたい
NURO光マンション10ギガプランに関するよくある質問
- 住んでいるマンションが40戸以上か39戸以下か分かりません。どう調べればいいですか?
「(マンション名) 総戸数」で検索するか、郵便受けの数を数えるほか、管理会社や不動産会社に問い合わせると把握できます。
棟が複数ある場合に見るのは、住んでいる棟の戸数です。
間違った戸数で申し込むと手続きのやり直しになり、開通が遅れてしまうことがあります。
- 解約するとき、回線の撤去費用はかかりますか?
撤去工事は任意で、依頼した場合にのみ19,800円がかかります。
ただし賃貸住宅で、管理会社や大家さんから撤去を求められたときは工事が必要です。
まとめ|マンションの10ギガは、有線で10ギガ対応の機器を使う人向け
マンションで10ギガを使う人の実測では、有線なら2.5ギガを超える速さが記録された一方、Wi-Fiでは差がつきにくい結果となりました。
2.5ギガとの毎月の差額は、40戸以上の建物で毎月1,540円、39戸以下なら毎月880円です。
3年間(36か月)で比べると、無料期間の3か月を除いた33か月分の支払差額(40戸以上で50,820円、39戸以下で29,040円)からキャッシュバックの差額25,000円が差し引かれるため、実質負担額の差は40戸以上で25,820円、39戸以下なら4,040円まで縮まります。
10ギガ対応のパソコンとLANケーブルをそろえるなら10ギガ、Wi-Fi中心なら2.5ギガを選ぶと、払った分の違いを実感しやすくなります。
まずはNURO光公式サイトの「お申し込み」から住所を入力し、10ギガが使えるか確かめてみてください。
判定画面で○か×かを見るだけなら、申し込みを完了させずにそのまま画面を閉じても費用はかかりません。










