NURO光を申し込む際、オプションの「NURO光でんわ」を付けるかどうかは迷いやすいポイントです。
自宅で固定電話を使う機会が少ないなら、なおさら毎月の支払いは増やしたくないのではないでしょうか?
付けるかどうかは、毎月増える550円とスマホのセット割で戻る金額を比べると判断できます。
まずは月額基本料金や通話料、オプション費用を整理し、続けてセット割で得になる人と、あとで外す際にかかる費用まで順に解説します。
NURO光でんわの月額基本料金と初期費用
NURO光でんわは、お住まいのエリアに関係なく全国一律で毎月550円の月額基本料金と、初回の回線工事費3,300円で利用できるオプションサービスです。
電話機をつなぐ専用機器(TA:テレフォニー・アダプタ)のレンタル料は月額基本料金の550円に含まれているため、別料金はかかりません。
ただし、自宅に置く電話機本体は自分で用意する仕組みです。
このほか、電話番号1つごとに電話ユニバーサルサービス料2.2円と電話リレーサービス料1.1円が毎月加わります。
使い始めた月の月額基本料金は日割り計算となり、NURO光でんわの利用料金は通常の回線料金より1か月遅い「利用月の翌々月」に請求される点も覚えておきましょう。
かんた
こうめNURO光と同時にNURO光でんわを申し込むと、10,000円のキャッシュバックを受け取れます。
受取案内のメールが届くのはNURO光の利用開始から11か月後で、それまでに払うでんわ代は回線工事費3,300円と11か月分の基本料金を合わせて9,350円ほどです。
受け取りまでの約1年間は、でんわ代がほぼそのまま戻ってくる計算になります。
特典を受け取るには、申し込みから12か月後の末日までに利用を開始し、NURO光の利用開始から10か月後の末日までに支払い方法と連絡先メールアドレスを登録しておく必要があります。
案内メールが届いたら、45日以内にマイページで受取口座を指定しましょう。
受け取る前にでんわを解約・キャンセルすると、キャッシュバックはもらえません。また、NURO光の開通後にでんわだけ追加で申し込んだ場合も対象外です。
NURO光でんわの通話料は相手先で変わる
一般の固定電話へは全国どこへかけても3分8.789円、携帯電話へは1分ごとに通話料がかかります。
かける相手 | 通話料 |
|---|---|
ソフトバンク系IP電話 | 無料 |
国内の固定・IP電話 | 3分8.789円 |
携帯電話(8〜23時) | 1分27.5円 |
携帯電話(23〜8時) | 1分22円 |
NURO光でんわの主な国内通話料
実家の親と夕飯の献立から昔話まで話し込んでも、固定電話あてなら3分ごとに約8.8円ずつしか増えません。
さらに通話料が24時間無料になるのは、NURO光でんわ、BBフォン、ケーブルライン、ひかりdeトークS、ホワイト光電話などのソフトバンクグループ提携IP電話です。
相手の家がこれらの電話を使っていれば、何分話しても通話料はかかりません。
かんた
こうめ一方で携帯電話あては昼間に10分話すと275円になり、固定電話あてより割高です。
家族がソフトバンクの携帯電話を使っているなら、後述する「ホワイトコール24」に登録すると自宅からの通話を無料にできます。
なお、国際電話も利用でき、通話料はかける国や地域によって変わります(たとえばアメリカ本土・アラスカ・ハワイあては3分7.99円)。国別の料金一覧は、NURO光公式サイトの「NURO 光 でんわ 料金・付加サービス」ページで確認できます。
番号表示・キャッチ電話などオプションの料金
電話をかけるときに自分の番号を相手へ知らせる「発信者番号通知」は、申し込みや追加料金なしで最初から無料で使えます。
一方、かけてきた相手の番号を電話機の画面に出す「番号表示」や、非通知の電話を断る「番号通知リクエスト」などは、有料の付加サービスとして追加する仕組みです。
付加サービス | 月額 | 工事費 |
|---|---|---|
番号表示 | 440円 | 1,100円 |
番号通知 | 220円 | 1,100円 |
キャッチ電話 | 330円 | 無料 |
着信お断り | 660円 | 1,100円 |
着信転送 | 550円 | 無料 |
付加サービスの単品料金
かんた
こうめ複数の機能をまとめて使う場合は、工事費がかからないパック料金と単品合計を比べると、どちらが安いかすぐに判断できます。
パックと月額 | 含まれる付加サービス |
|---|---|
ベーシック | 番号表示 |
パック1 | 5つすべて |
パック2 | キャッチ電話 |
パック3 | 番号表示 |
パック4 | キャッチ電話 |
付加サービスのパック料金(すべて工事費無料)
単品もパックも、使い始めた月の月額料金は無料です。
「番号通知リクエスト」を使うには「番号表示」の契約も必要なため、両方使うなら月額が同じ660円で工事費2,200円がかからないベーシックパックのほうが最初からお得になります。
「番号表示」1つだけを使う場合は、単品が工事費1,100円と月額440円、ベーシックパックが工事費なしで月額660円です。
月額料金がかかる月だけを数えると5か月目でどちらも合計3,300円になり、6か月以上使うなら単品のほうが割安です。
なお、「番号表示」を使うにはナンバー・ディスプレイ対応の電話機を用意してください。また、「着信転送」(パック1・パック2を含む)は個人名義のみ対象で、申し込み後に届く封書で本人確認書類の提出が必要です。
ソフトバンク・ワイモバイルならセット割で元が取れる
ソフトバンクやワイモバイルの対象プランを使っているなら、NURO光でんわの550円はスマホ代の割引で元が取れます。
NURO光公式サイトでは両サービスを合わせて「永年毎月最大1,650円割引」と案内されていますが、実際の割引額はスマホ会社とプランによって異なります。
- ソフトバンク「おうち割 光セット」:対象プランに応じてスマホ代から毎月1,100円または550円を永年割引(ペイトク各プラン・メリハリ無制限+・ミニフィット+などは1,100円割引、一部の旧プランは550円割引)
- ワイモバイル「おうち割 光セット(A)」:シンプル2・シンプル3のS/M/Lが対象で、スマホ代から毎月1,650円または1,100円を永年割引(シンプル3 S/M/Lとシンプル2 M/Lは1,650円割引、シンプル2 Sは1,100円割引)
どちらも契約者本人や家族名義のスマホが対象で、NURO光1契約につき最大10回線まで登録できます。割引されるのはNURO光の料金ではなく、スマホの料金側です。
- スマホ1回線:割引1,100円からでんわの基本料金550円を引いて、通信費全体で毎月550円安くなる
- 家族4回線:割引4,400円からでんわの基本料金550円を引いて、通信費全体で毎月3,850円安くなる
ただし、ソフトバンクで月550円割引のプランを1回線だけ使っている場合は、でんわの基本料金550円と差し引き0円になり、工事費やユニバーサルサービス料の分だけ負担が増えます。
また、ワイモバイルの「おうち割 光セット(A)」は「家族割引サービス」と併用できないため、すでに家族割引を使っている場合はどちらの割引額が大きいかを比べておきましょう。
セット割を申し込むには、「おうち割 光セット 確認書」の郵送と、開通後のショップ窓口での手続きの2段階が必要です。
NURO光公式サイトのサポートページから「おうち割 光セット 確認書」をダウンロードして記入・郵送し、NURO光でんわが開通したあとにソフトバンクショップまたはワイモバイルショップで申し込みます(契約者本人以外が手続きする場合は専用の同意書と家族確認書類が必要です)。
セット割とは別に、個人名義でNURO光でんわを契約し、家族がソフトバンク携帯の対象プランを使っているなら、「ホワイトコール24」にも登録できます。
かんた
こうめ自宅のNURO光でんわから全てのソフトバンク携帯への国内通話と、登録したソフトバンク携帯(最大10回線)からNURO光でんわへの通話が無料になります。
利用するにはNURO光公式サイトから申込書を取り寄せて郵送で提出し、登録完了まで10日ほどかかります。
NURO光でんわを付けたほうがいい人・いらない人
付けたほうがいいのは、ソフトバンクやワイモバイルで月1,100円または1,650円割引の対象プランを使っている人、または家族で複数回線まとめられる人です。
毎月550円の基本料金を上回る割引がスマホ代に入るため、自宅で電話をかけなくても通信費全体を抑えられます。
仕事や親戚との連絡用に、今の市外局番の固定電話番号を残したい人にも向いています。
反対に、スマホがソフトバンク・ワイモバイル以外の人や、ソフトバンクの550円割引プラン1回線だけで家の電話も使わない人は、NURO光単体での申し込みで十分です。
固定電話もセット割も不要なら、最初からオプションを外しておきましょう。
- 停電中の通話:停電や回線障害のときは通話できず、110・118・119にもかけられない
- 電話回線を使うサービス:ホームセキュリティ、電気・ガス・水道の遠隔検針など
- 一部の電話機器:G4 FAX、福祉電話、在宅健康監視装置、ピンク電話、共同電話
ホームセキュリティや遠隔検針を利用中なら、切り替える前に自分で警備会社やガス会社へ連絡して確認しておきましょう。
今の電話番号を引き継ぐときの流れと注意点
引き継げるのは東京03や大阪06など「0」と市外局番から始まる10桁の番号で、1番号だけです。
050から始まるIP電話の番号や、光回線再利用を使って乗り換える場合は番号を引き継げません。
また、その番号を受け持つNTT局がNURO光の提供エリア外にある場合や、エリア内でも設備状況によって引き継げない場合は、新しい電話番号での申し込みが必要です。
申し込んでから通話できるようになるまでは、次の4つの段階で進みます。
- NURO光の申し込みででんわを選ぶ
申し込み画面の「オプション選択」でNURO光でんわを選びます。番号を引き継ぐ場合は、番号ポータビリティ工事予定日がメールで届く流れです。
- 宅内工事の日にTAを受け取って配線する
宅内工事の担当者がTAを持参します。自分で用意した電話機とTAをモジュラーケーブルでつなぎ、ONUとTAは同梱のLANケーブルで接続してください(番号を引き継ぐ場合は、開通日まで既存の電話機器や壁のモジュラージャックもTAの「電話回線」ポートへつないでおきます)。
- でんわの工事が終わるのを待つ
番号を切り替える工事は立ち会い不要で、NURO光の回線開通から2〜3週間ほどかかります。工事完了後の16時以降から順次利用可能です。
- TAのランプと「111」で通話を確認する
メールかSMSで利用開始のお知らせが届いたら、TA前面の「電源」「インターネット」「電話」の3つのランプが緑色に点灯しているか確かめます(「電話」が橙色点灯なら工事完了まで待ちます)。緑点灯を確認したら旧機器や壁側のモジュラーケーブルを外し、電話機から「111」(線路試験受付・通話料無料)へかけてアナウンスが流れれば完了です。
利用開始のお知らせが届くと、今まで使っていた電話サービスは解約になります。乗り換え前のインターネット回線は、このタイミングで自分で解約してください。
なお、NTTの加入電話を休止して番号を引き継ぐ場合は、NTTから回線休止工事費が直接請求されます。
NURO光でんわだけを解約するときの費用と機器返却
2022年7月1日以降に開通したNURO光でんわなら、解約工事費も解約時の番号ポータビリティ工事費も0円です。
でんわだけをやめる手続きは、今の電話番号をほかの電話会社で使い続けるかどうかで分かれます。
番号を他社で使い続ける場合は、乗り換え先の電話会社で番号ポータビリティの手続きを申し込みます。番号の引き継ぎ工事が終わればNURO光でんわは解約になるため、NURO側での解約手続きは不要です。
番号を残さずでんわをやめる場合は、マイページの「ご契約オプション」から「NURO 光 でんわ」を選び、「NURO 光 でんわ 解約手続き」へ進みます。
かんた
こうめ解約後に返却するのはTA本体と電源アダプタです。
同梱されていたモジュラーケーブルとLANケーブルは、破損や紛失があれば返却しなくてかまいません。
段ボール箱や緩衝材も自分で用意し、元払い(送料自己負担)で任意の配送業者から発送します。
送り先は「〒343-8530 埼玉県越谷市七左町4-301 光インターネット物流センター 宛」です(送り状への電話番号の記入は不要で、直接の持ち込みはできません)。
送料は80サイズで1,450円前後が目安となり、実際の金額は発送元の地域や配送業者によって変わります。配送伝票の控えは、返却が確認されるまで保管しておきましょう。
督促状が届いた月の翌月10日までに返却が確認できないと、TAの機器損害金13,200円が発生します。
また、10,000円キャッシュバックを受け取る前にでんわを解約すると、特典の対象外です。
NURO光の回線ごと解約して電話番号を他社へ移すときも、移行先の電話サービスが開通したあとにNURO光回線を解約してください。先に回線を解約すると、その番号は他社へ引き継げないため注意しましょう。
回線そのものを解約する詳しい手順は、マイページでの操作を順に追った記事にまとめています。
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NURO光でんわのよくある質問
- NURO光が開通したあとに、でんわだけ申し込めますか?
はい、NURO光の利用開始後にマイページから申し込めます。申し込みから約3日後にTAが発送され、到着から1〜2週間ほどで使えるようになります。
ただし、開通後にでんわ単品で申し込んだ場合は10,000円キャッシュバックの対象外です。
- 新しい電話番号で始めることもできますか?
可能です。今の電話番号を引き継げない場合も、新しい番号での申し込みとなります。
ただし、NURO光でんわで新しく発番した電話番号は、あとからNTTの一般電話(アナログ回線)へは引き継げない点に注意してください。
- 申し込んだあとでキャンセルできますか?
番号を引き継ぐ(番号ポータビリティ)申し込みなら、番号ポータビリティ工事予定日の2営業日前までキャンセルできます。
新しい番号で申し込んだ場合は、NURO光と同時申し込みなら屋外工事予定日の前日までキャンセル可能です。開通後に単品で申し込んだ場合はキャンセルできないため、開通後に解約手続きを行ってください。
まとめ|NURO光でんわを付けるか迷ったら
NURO光でんわは、エリアを問わず全国一律で月額基本料金550円と初回の回線工事費3,300円で使える固定電話サービスです。
ソフトバンクやワイモバイルで月1,100円または1,650円割引の対象プランを使っているなら、自宅で電話をかけなくてもスマホのセット割で毎月の通信費を抑えられます。
付けると決めたら、10,000円キャッシュバックの対象になるNURO光と同時の申し込みがおすすめです。
反対に、固定電話を使わずスマホのセット割も対象外(または月550円割引の1回線のみ)なら、でんわオプションは付けずにNURO光単体で申し込みましょう。










