BB.excite光には、定額制の「MEC」、通信量に応じた段階料金制の「Fit」、超高速通信の「10G」といった複数のプランが用意されています。しかし、すべてのプラン間で自由に行き来できるわけではありません。
この記事で詳しく扱う自社移行手続きは、「MEC・ClassicからFitへの変更」と「MEC・Fit・Classicから10Gへの変更」の2つのルートです。移行手続きの初期費用は0円ですが、申し込みの締め日によって切り替え月が変わったり、移行月に旧プランと新プランの料金が重なったりするルールがあります。さらに、10Gへ変更した後は元のプランへ戻せないなどの注意点も押さえておく必要があります。
かんた
こうめこの記事では、BB.excite光でプラン変更できるルートや移行月の料金の仕組み、申し込みから切り替えまでの具体的な流れを整理して解説します。
まずは、変更したい方向に公式の移行窓口があるか確認しましょう。
| 変更方向 | 公式の移行案内 |
|---|---|
| MEC・Classic → Fit | 専用窓口あり |
| MEC・Fit・Classic → 10G | 専用窓口あり |
| Classic → MEC | 専用窓口あり |
| Fit → MEC | 確認した移行案内に記載なし |
| 10G → 元のMEC・Fit・Classic | 移行完了後に戻すことは不可 |
Fit・10Gへの移行と、そのほかのプラン変更
ClassicからMECへの変更にも、公式の移行窓口があります。以下ではFit・10Gへの変更を詳しく説明します。

Fit・10Gへの変更には、次の移行手続きが用意されています。Classicは旧プランですが、現在利用中の契約者向けに移行ルートが用意されています。
- MEC・ClassicからFitへの移行:毎月の通信量が少なく、従量段階制にして通信費を抑えたい場合
- MEC・Fit・Classicから10Gへの移行:提供エリア内で大容量通信や速度を重視し、最大おおむね10Gbpsへアップグレードしたい場合
どちらのルートも移行手続き自体の初期費用は0円です。ただし、光電話や光テレビの追加・変更工事を行う場合は別途工事費が発生します。初期費用0円は回線の移行手続きに対する案内であり、契約ごとのオプション工事まで無条件で無料になるわけではありません。
かんた
こうめMEC・ClassicからFitへプラン変更する方法
定額制のMECや旧プランのClassicを利用していて、月間の通信量が少ない方は、従量段階制のFitへ変更することで月々の固定費を抑えられる可能性があります。公式の専用窓口から手続きを行う際のスケジュールや料金ルールを確認していきましょう。
1. 申し込み日と移行スケジュールのルール
MEC・ClassicからFitへの移行日は、毎月の申し込み完了日によってあらかじめ決まっています。
| 申し込み完了日 | Fitへの移行日(切り替え日) |
|---|---|
| 当月1日〜20日 | 翌月1日 |
| 当月21日〜末日 | 翌々月1日 |
当月20日までに手続きを完了させれば翌月1日からFitへ切り替わりますが、21日以降になると切り替えが翌々月1日になってしまいます。切り替えを希望する場合は、20日までに余裕を持って申し込むのがおすすめです。
2. 移行月の料金は「Fitの段階料金を満額請求」
Fitへ移行した月の回線基本料は、移行前のMECやClassicの月額料金は請求されず、Fitの月間通信量に応じた段階料金のみが満額請求されます。月額基本料が二重に請求される心配はありません。
注意したいのは、移行日当日にMECで通信したデータ量もFitの月間通信量として合算される点です。Fitは上り・下りの合計通信量で料金段階が決まるため、月初から計画的に利用しましょう。なお、旧契約で適用されていた月額割引はFitへの移行に伴って終了します。また、機器レンタル料やオプション料金は回線基本料とは別に扱われます。
3. MEC専用レンタルルーターは返却が必要
MECで専用Wi-Fiルーター(月額264円)をレンタルしていた場合、Fitへの移行と同時にルーターのレンタル契約が終了するため、機器の返却が必要です。申込受付から約1週間後に案内される回収キットに従って速やかに返却してください。
Fitでインターネットを利用するには、DS-Lite(transix)に対応したルーターがあらかじめ必要です。ご自身で対応ルーターを用意するか、Fit用のルーターレンタル(月額330円)を相談しましょう。回線品目によってはレンタルできない場合があります。
かんた
こうめMEC・Fit・Classicから10Gへプラン変更する方法
1ギガ回線から最大おおむね10Gbpsの超高速通信へアップグレードしたい場合は、BB.excite光 10Gへの自社移行を利用できます。ただし、自宅の住所や建物設備がNTT東日本・NTT西日本の「フレッツ 光クロス」提供エリア内であることが前提となります。提供エリア内であっても設備の空き状況などによって利用できない場合があり、最大通信速度は技術規格上の最大値であり実際の実効速度を保証するものではありません。
10Gの月額基本料金は、戸建て・集合住宅ともに4,730円です。ルーター代やオプション料金は別に加わります。1ギガからの移行にあたっては、いくつか知っておくべき注意点があります。
1. 移行月は旧プランと10Gの料金が重なる
10Gへの移行月は、移行元のプランに応じて回線基本料が次のように請求されます。
| 移行元 | 旧プラン基本料 | 10G |
|---|---|---|
| MEC・Classic | 移行日まで日割り | 4,730円 満額 |
| Fit | 通信量に応じた段階料金・満額 | 4,730円 満額 |
MECやClassicからの移行では旧プランが日割り計算されますが、Fitから移行する場合は、切り替え日までの通信量に応じたFitの段階料金が満額請求され、さらに10Gの満額(4,730円)も請求されます。Fitからの移行月は2つのプランの満額が重なって通信費が高くなるため、事前に請求スケジュールを把握しておきましょう。
2. 切り替えに伴い一時的に接続できない期間が生じる可能性がある
回線設備の切り替えや接続方式の認証手続きに伴い、一時的にインターネットが使えなくなる時間帯や期間が生じる可能性があります。
旧プランのClassicでPPPoE接続を利用していた場合は、IPoEへの切り替えに伴って2〜3日、状況によっては最大7日程度インターネットが利用できなくなる場合があります。また、MECやFitですでにIPoE接続を利用している場合でも、10G側のIPoE手配完了が移行日当日やそれ以降になるケースがあり、一時的な接続断が発生する可能性があります。在宅勤務やオンライン授業などで常時接続が必要な場合は、スマートフォンのテザリングなどの代替手段を事前に準備しておくと安心です。
3. 一度10Gへ移行すると元のプランへ戻せない
BB.excite光 10Gへの自社移行が完了した後は、元のMECやFit、Classicへ戻す移行手続きは用意されていません。一度変更すると1ギガの元プランには戻せないため、本当に10Gが必要か、毎月の費用や利用環境を十分に納得したうえで申し込む必要があります。将来的に他社回線へ乗り換えることまで制限されるわけではありませんが、自社内で元に戻すことはできない点に留意してください。
4. 自社移行の接続方式はDS-Liteのみ・ルーターの交換が必要
BB.excite光 10Gの一般新規申し込みではMAP-EとDS-Liteから選べますが、MEC・Fit・Classicからの自社移行申し込みでは接続方式がDS-Lite(transix)のみとなります。自前でルーターを用意する場合は、フレッツ 光クロスおよびDS-Lite(transix)に対応した機種を選びましょう。
また、1ギガプランでレンタルしていたルーターは10Gでは継続利用できないため、解約して返却する必要があります。10G開通日までに、次のいずれかの方法で10G対応ルーターを準備してください。
- フレッツ 光クロス対応のDS-Liteルーターをご自身で購入する
- NTTの10G対応レンタルルーターを利用する(月額550円、光電話利用時は月額330円。光電話の料金は別)
- Wi-Fi 7対応の専用ルーター「eero Max 7」をレンタルする(自社移行同時申込でキャンペーン月額550円、通常660円)
現在光電話を利用している方は、専用ルーターのeero Max 7を申し込めません。光電話を新たに追加したい場合も、10Gへの自社移行とは別の手続きになるため、利用するルーターと手続きの順番をサポートへ相談してください。
かんた
こうめプラン変更前に確認したい料金・通信量・環境の比較
プランを変更してから後悔しないために、毎月の通信量や料金、宅内の機器環境をあらかじめ比較・整理しておきましょう。
1. 月間通信量と料金のバランス(FitとMECの比較)
MECからFitへの変更を検討している場合、最も重要なのは過去数か月の月間通信量です。Fitの月額料金は、上り・下りの合計通信量によって変動します。戸建ては4段階、マンションは200GB以上が同じ上限額です。
| 月間通信量 | マンション | 戸建て |
|---|---|---|
| 30GB未満 | 2,640円 | 3,520円 |
| 30GB以上 |
3,410円 | 4,290円 |
| 200GB以上 |
4,180円 | 5,060円 |
| 500GB以上 | 4,180円 | 5,830円 |
Fitの料金段階は「30GB未満」「200GB未満」「500GB未満」で区分されており、200GBちょうどに達した場合は上の段階(200GB以上500GB未満)の料金が適用されます。
定額制であるMECの通常月額基本料金は、マンション3,850円、戸建て4,950円です。回線基本料金のみを比べた場合、月間通信量が200GB未満であればFitの方が安くなります。例えば30GB以上200GB未満の段階なら、MEC通常料金と比べてマンションで月440円、戸建てで月660円抑えられます。さらに30GB未満に収まる月なら、マンションで月1,210円、戸建てで月1,430円の節約になります。
しかし、月間通信量が200GB以上になるとFitの基本料金の方がMECの通常料金よりも高くなります。また、現在契約中の割引特典やルーターレンタル料などを含めた実際の請求総額によっても差額は変わります。動画の視聴だけでなく、テレワークでのビデオ会議や写真・データのクラウド自動同期など、上り通信も含めた使用量を把握しましょう。MECのマイページでFitと同じ通信量履歴が見られるとは限らないため、使用中のルーターに通信量を確認する機能があるか調べてみてください。
2. 10Gの費用対効果と宅内環境の確認
10Gの回線基本料金は戸建て・マンション共通で月額4,730円です。戸建ての場合、ルーター代を除いた回線基本料だけを比較すると、MEC通常料金(4,950円)よりも月220円安くなります。一方、マンションの場合はMEC通常料金(3,850円)と比べて月880円高くなります。
また、10Gの通信性能を十分に引き出すには、回線だけでなく宅内の機器環境も10G対応に整える必要があります。
- LANケーブル:カテゴリ6A(Cat6A)以上の規格に対応したケーブルを使用しているか
- パソコンのLANポート:10GBASE-T(10Gbps対応)ポートが備わっているか、または10G対応のLANアダプタを用意できるか
- Wi-Fi機器:Wi-Fi 6やWi-Fi 7などの高速規格に対応したルーターや端末を利用しているか
通信経路上の機器が1Gbps対応なら、その機器を通る通信は最大1Gbpsに制限されます。機器の買い替え費用も含めて導入を検討しましょう。
かんた
こうめBB.excite光 プラン変更の申し込み手順(4ステップ)
BB.excite光の自社移行を申し込んでから切り替えが完了するまでの流れを4つのステップで解説します。
BB.exciteの公式サポートページから、希望する移行ルートの専用手続きフォームへアクセスします。利用中のエキサイトIDとパスワードでログインして手続きを進めましょう。
画面の案内に従って必要事項を入力します。Fitへの移行では申し込み日によって切り替え月(翌月1日または翌々月1日)が決まります。10Gへの移行では提供条件や料金請求ルールに同意して申し込み、後日届く工事日などの案内を確認します。日程は申し込み内容や混雑状況によって変わります。
回線の切り替え日までに、新プランに対応したルーターを準備します。
- Fitへ移行する場合:DS-Lite(transix)対応ルーターをご自身で用意するか、Fit用のレンタルルーター(月額330円)を申し込む
- 10Gへ移行する場合:フレッツ 光クロス対応のDS-Liteルーターをご自身で購入するか、NTTレンタルルーター(月額550円)や専用のeero Max 7(月額550円)を手配する
切り替え日を迎えたら、新ルーターを接続してインターネットが正常につながるか確認します。旧プランでWi-Fiルーターなどのレンタル機器を利用していた場合は、BB.exciteやNTTから案内される回収手順に従って、期日までに指定の返送先へ返却してください。
かんた
こうめBB.excite光のプラン変更でよくある質問
BB.excite光のプラン変更で迷いやすい疑問とその回答をまとめました。
- プラン変更に初期費用や工事費はかかりますか?
-
公式窓口で案内されている自社移行(MEC・ClassicからFit、MEC・Fit・Classicから10G)は、いずれも移行手続きの初期費用は0円です。ただし、光電話や光テレビの追加・変更工事を伴う場合は、別途工事費の実費が発生します。
- FitからMECへプラン変更することはできますか?
-
現在確認できる公式FAQには、FitからMECへの直接移行フォームは掲載されていません。FitからMECへの変更を希望する場合は、自己判断で先にFitを解約してしまうと光電話の番号消滅や不通期間の原因となるため、解約手続きを行わずにBB.exciteサポートへ相談してください。
- 10Gへ変更したあと、元の1ギガプランへ戻せますか?
-
BB.excite光 10Gへの自社移行が完了した後は、元のMECやFit、Classicなどの1ギガプランへ戻すことはできません。10Gへ変更する際は、毎月の月額料金や宅内環境、家族の利用状況などを十分に考慮したうえで判断しましょう。
- プラン変更と引っ越しを同時に申し込めますか?
-
プラン移行手続きと引っ越し(移転)手続きを同時に進めることはできません。近いうちに引っ越しを控えている場合は、引っ越しの完了後にプラン変更を行うか、どちらの手続きを優先すべきかBB.exciteサポートへ事前に確認してください。
- 申し込み後にプラン変更を取り消すことはできますか?
-
Fitへの移行は移行予定日の6日前まで、電話またはメールで取り消しが可能です。10Gへの移行は、原則として工事予定日の3日前まで(専用ルーターeero Max 7を同時申し込みした場合は7日前まで)取り消しを受け付けています。
まとめ|移行月の費用と注意点を確認して最適なプランを選ぼう
BB.excite光のFit・10Gへの変更は、公式の自社移行窓口から申し込めます。移行手続きの初期費用は0円ですが、移行月の料金や必要な機器は変更先によって異なります。
最後に、プラン変更を検討する際の要点を整理しておきましょう。
- 公式の移行ルート:この記事で扱った主な変更は「MEC・Classic → Fit」と「MEC・Fit・Classic → 10G」。ClassicからMECへの移行窓口もあります
- Fitへの変更:月間通信量が200GB未満ならMECの通常基本料より安くなります。現在の割引後料金やルーター代も比較しましょう。毎月20日までの申し込みで翌月1日に切り替え
- 10Gへの変更:最大おおむね10Gbpsの高速回線へアップグレード可能。ただし移行完了後は元の1ギガプランへ戻せない
- 移行月の料金:Fitへの移行はFit段階料金の満額請求。10Gへの移行は旧プランとの重複請求(Fitからは両方満額)が発生する
- 機器の準備と返却:新プランに合わせた対応ルーターを準備し、旧プランのレンタル機器は速やかに返却する
- 案内がない方向への変更:FitからMECなど公式案内がない場合は、先に解約せずサポートへ相談する
かんた
こうめ
